商品情報・ストアサイバーショット RX Cyber-shot × SPECIAL CONTENTS RX100Series OWNER'S VOICE 橋本 哲也

SONY Cyber-shot RX OWNER’S VOICE

【#01】α7Sとの併用で標準域をRX100 IIIが担っている。それだけRX100 IIIに信頼を寄せている。

INTERVIEW #01 橋本 哲也 SHOOTING with RX100 III INTERVIEW #01 橋本 哲也 SHOOTING with RX100 III

Profile

1971年茨城県生まれ。愛知県在住。
2012年、ソニーのミラーレス一眼(NEX-5N)を購入したのをきっかけに、写真を撮ること、人に見てもらうことの楽しさを知る。以後、国内外の審査制写真投稿サイトへ、積極的に投稿を続け、『1x.com』や『National Geographic』といった海外の有名サイトでもpublishedされるようになった。撮影するジャンルに拘りはないが、日常の中から風景をアートに切り取る作風を好んでいる。
2016年『Sony World Photography Awards 2016』 Architecture category of the Open Competition Commended(一般公募部門 アーキテクチャー 最終候補)

コンパクトボディに24〜70mm相当大口径レンズと高精細有機ELファインダーを搭載した、大型1.0型センサーのハイエンドコンパクトRX100 III。RX100 IIIを日常的に使用している東京カメラ部コンテスト入賞者の方々に、お気に入りの作品のご紹介と使用した機能、RX100 IIIとの出会い・魅力、RX100 IIIだからこその撮影術などをお伺いしました。

INTERVIEW #01 橋本 哲也 SHOOTING with RX100 IIIE

RX100 IIIは、最もシャッターを切る機会が多いカメラです。花火を撮ろう、星を撮ろう、というように目的がある時はα7Sを使いますが、普段の生活でボディと交換レンズを持ち歩くとかさばるため、ついついカメラを持っていくのを止めてしまう日が出てきてしまっていました。そして、カメラを持ってくれば良かったということが何度もあり、どんな時も持ち歩けるカメラを買おうと決意したんです。

INTERVIEW #01 橋本 哲也 SHOOTING with RX100 III

いわゆるファインアート系と呼ばれる、アーキテクチャーを被写体とした作品を撮っています。一番意識しているのは光と影。影が伸びる時間帯になるとカメラを持って外に出たくなりますね。この作品は、正面からは撮っておらず、後からパソコンで修正をしています。欧米のサイトに投稿をすることが多いのですが、水平垂直にとても厳しく、すぐに審査をはねられてしまいます。ですから、とてもシビアに修正しています。離れて撮影した方が歪みは少なくなるので、なるべく離れて、トリミング前提で撮っています。ツァイスレンズは、広角端を使っても歪みは気にならず、現像時に簡単に水平垂直が出せますね。

INTERVIEW #01 橋本 哲也 SHOOTING with RX100 III

センサーサイズは1インチですが、ディテールなどもしっかりと表現されます。大伸ばしプリントでも耐えられるクオリティーがあるのではないでしょうか。撮影は基本的に「M」モードで、最低でもF5.6以上には絞り込みます。ソニーのワールドフォトグラフィーアワードの最終選考に残ったことがあるんですが、それもRX100 IIIで撮っています。瞬間的な撮影でも美しく撮れる。後から見返してビックリした記憶があります。

INTERVIEW #01 橋本 哲也 SHOOTING with RX100 III

ファインアート系だけでなくストリートスナップも撮ります。普段はファインダーを覗きますが、ストリートスナップの時は首からカメラを提げ、液晶モニターをチルトさせてさりげなく撮影しています。人を止めたいのでシャッタースピードを1/100秒以上にするよう心掛けていて、「M」モードではありますが、シャッタースピードを最優先に考えるようにしており、露出の調整はISOで行います。絞り込む方なのでAFはゾーンを選択。ストリートスナップでも光と影は大切にしていますね。

INTERVIEW #01 橋本 哲也 SHOOTING with RX100 III

朝決まった時間に家を出て、決まった時間に帰ってくるというサイクルなので、その合間に日射しが綺麗だったりすると撮影に立ち寄ったりします。この作品も帰宅途中の公園です。階段の奥に人が通るのを待って撮影しています。このような写真が撮れた時、カメラを常に持ち歩いていて良かったと感じます。

INTERVIEW #01 橋本 哲也 SHOOTING with RX100 III

カメラ内のフィルターやエフェクトはあまり使わないのですが、この作品は「モーションショット」を使用しています。連写で撮影した画像を1枚に重ねてくれるというもので、たくさんの子供が歩いているように見えますが、実は私の子供を歩かせて撮っているんです。後から間引きもできるので適度な間隔にし、反転してみました。

INTERVIEW #01 橋本 哲也 SHOOTING with RX100 III

RX100やRX100 IIにしなかった理由は、有機ELファインダーの存在が一番大きかったですね。どうしても明るい屋外では液晶モニターは見えづらいですし、老眼が進行してきていて、ピント位置の確認が液晶モニターでは分かりづらいんです。ファインダーが収納できるのも素晴らしいですよね。

INTERVIEW #01 橋本 哲也 SHOOTING with RX100 III

RX100 IIIにはとても満足しています。チルト式液晶モニターも嬉しいです。小型で軽量なのもあり、自分の体から離れた位置でもカメラを構えられ、水平・垂直を出せるので、スナップ撮影や、アングルを変えたいときなど、無理な姿勢をしなくても撮れます。

INTERVIEW #01 橋本 哲也 SHOOTING with RX100 III

きちんと撮影に出かける場合もRX100 IIIは持っていきます。α7Sとの使い分けは、暗所での撮影と画角の二つ。α7Sは高感度に強いので、地下道などで撮る時は出番となります。α7S用の交換レンズは12mmから500mmまで揃えていますが、今は標準域をRX100 IIIが担い、70-300mmをα7Sに付けるという組み合わせが多いですね。通常はフルサイズ機であるα7Sを標準ズーム域で使用すると思いますが、それだけRX100 IIIに信頼を寄せているんです。

INTERVIEW #01 橋本 哲也 SHOOTING with RX100 III