商品情報・ストア Feature Hi-Res 10 songs vol.8 [前編] : ハイレゾ10曲

2019.12.18Hi-Res 10 songsvol.8 : mabanua
[前編]
_プロデューサー/ミュージシャン

ハイレゾで、聴きたかった10曲

国内外のアーティストから厚い信頼を寄せられ、プロデューサーとして数々のコラボレーションを実現してきたmabanuaさん。ドラムをはじめとするマルチプレーヤーであり、ソロやバンドに加えて、さまざまなユニットでも活動を続けています。探求することをやめないプロが選んだ、ハイレゾの10曲とは。完成してまだ数カ月という、自宅に構えた新たなスタジオで話を伺いました。

試聴に使用した製品:ウォークマン「NW-ZX507」+イヤホン「IER-M7」

会場で聴いているような音の広がりがある

01/10

The Band
「The Night They Drove
Old Dixie Down」

from 『The Last Waltz』

「打ち込みやパソコンで音楽をつくることに明け暮れていたころに、あらためて生演奏の大切さを教えてくれたのがザ・バンド、とくにこのライブ盤でした。今回選んだのはドラマーのリヴォン・ヘルムがボーカルをとっている曲なのですが、僕は、彼のドラムの熱量がすごく好きで。自由で大胆な抑揚のつけ方にも、親近感を覚えます。1976年のライブ音源ということで、おそらく録音環境も厳しかっただろうと思いますが、ハイレゾ音源では、彼らのパフォーマンスのすばらしさが、より伝わってきます。音そのものも、余裕をもって聴こえてくるというか。このウォークマンとイヤホンで聴くと、大きな器で鳴っているように感じられる。当時の会場にいたら、こんな音の広がりに聴こえたのかなと想像できますね」

02/10

mabanua
「Night Fog feat. Achico」

from 『Blurred』

「このアルバムは自分でミックスをしているのですが、その全体の方向性を決めるにあたって、最初に仕上げた曲です。低音域を、多すぎず、少なすぎずという加減にしたり、自分のボーカルの出方なども試行錯誤しました。今回あらためてハイレゾで聴いてみて、そのバランスは間違いなかったと再確認できた。オーディオで聴いているような、気持ちのいいレンジの広がりを感じられたので安心しました。日本語の歌詞も、自分の中ではずっとチャレンジしたかったもの。前々からRopesというユニットのファンだったのですが、そのボーカルのAchicoさんにも歌ってもらえてうれしかった。フェスの帰りなどに車を運転していると、山に夜霧が立ち込めていたりして。そんなときのことをイメージしてつくった曲です」

03/10

RHYMESTER
「Future Is Born feat. mabanua」

from 『ダンサブル』

「ブギーっぽいダンスミュージックも、いつかやってみたいと思っていたのですが、ライムスターと一緒につくれたことは、僕にとって本当に願ってもないことでした。しかも、ヒップホップの歴史をリリックで伝えることによって、曲の魅力が何倍にもなったというか。長くその道を歩んできたライムスターだからこそ、そうしたことを語る資格もあるのだと思います。自分が歌っているパートもあるのですが、そこには、先輩たちについていこう、という思いを込めました(笑)。ハイレゾで聴いてみると、低音域に量感はあるけれど、モワモワしていない。業界的な言葉でいうと、“引き締まった低音”という感じで。音がよりシャープに、耳に入ってくるような印象を受けますね」

04/10

Nick Hakim
「Cuffed」

from 『Green Twins』

「5月に来日したニック・ハキムのライブは最高でした。2019年に見た海外ミュージシャンのライブでは、ダントツによかった。けっして派手な音楽ではないのですが、打ち込みと生演奏の音がうまく混じり合っていて。ロックともヒップホップともソウルともいいきれない、雑種的な感じもすごく好みに合う。しかも僕は、うますぎて非の打ちどころがないようなボーカルはあまり好きではなくて、彼のように個性の塊みたいな声のほうが魅力を感じるんです。何度か聴いてみることで、わかってくる面白さもあって。曲の所々で、音がゆがんだり、ちょっとヘンな音があちこちで鳴っていたりしますよね。そういう仕掛けも、ハイレゾで聴くとより鮮明にわかる。つくり手の意図する音像が伝わりやすいと思います」

迫力あるギターの魅力に、あらためて気づく

05/10

OASIS
「Cast No Shadow (Remastered)」

from 『(WHAT'S THE STORY)
MORNING GLORY? (Remastered)』

「中学生のころに、短い期間なのですが、イギリスのスワネージという田舎の港町にホームステイをしたことがあります。日本を発つ前に友だちが薦めてくれたオアシスの曲を、そこでバスに乗りながら聴いたときの感触が忘れられなくて。とくにこの曲が、景色とぴったり合っていたんです。いまでこそ、こうしたギターミュージックを聴く機会は減っていますが、ハイレゾで聴くと、迫力のあるギターの音はやっぱりいい。中音域がしっかり再現されて、余裕のある鳴り方をしているので、それほどボリュームを上げなくても聴きごたえがありますね。サビのところで入るファルセットのバックコーラスなども、リバーブの質感が重要なのですが、ハイレゾではそれがすごく生きていて、気持ちよく聴こえました」

【ウォークマン「NW-ZX507」とイヤホン「IER-M7」を使ってみて…】
「まずこのイヤホンについては、自分の耳に合ったサイズのイヤーピースを選べて、ぴったりフィットするのが、とてもいいですね。そうして高い遮音性が保たれているうえに、音の響きに圧倒的な空間の広がりが感じられることに驚きました。広い部屋で、大きなスピーカーで聴いているような感覚に近いというか。空間的な余裕がすごく大切であるということが、よくわかります。自分でミックスした音源も、このイヤホンだったら安心してチェックすることができます。音に、スッ、スッと入ってくるスピード感がありながら、やわらかさもあるから、耳に痛くない。違和感のない自然な音なので、長く聴き続けていても疲れにくいように思いました」

mabanuaさんが製品開発者とも対談した「LOVE MUSIC」はこちら >>

音楽配信サイト「mora」で配信されている曲の中から選曲をしています
「mora」でのハイレゾ商品の試聴再生はAAC-LC 320kbpsとなります。
試聴再生は実際のハイレゾ音質とは異なります
ハイレゾで聴く場合は「mora」で購入する必要があります

NW-ZX500シリーズ

ウォークマンZXシリーズ
[メモリータイプ]

NW-ZX500シリーズ
あらゆる音源を、高純度の描写力で。
ハイエンド・ストリーミングWALKMAN

商品情報

ソニーストアで購入すると
80,000円+税

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IER-M7

ステレオヘッドホン
IER-M7
これが、ステージ上で求められる音。
原音を正確に描き出す高音質

商品情報

ソニーストアで購入すると
74,880円+税

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取材時にはハイレゾ対応のウォークマン「NW-ZX507」、イヤホン「IER-M7」で試聴しました

PROFILE

mabanua(マバヌア) プロデューサー、ドラマー、シンガーなどとして、多岐にわたって音楽活動を続ける。ドラムのほかにも、さまざまな楽器を演奏するマルチプレーヤーである。これまでに、Chara、ライムスター、米津玄師、向井太一をはじめ、数多くのミュージシャンとコラボレーション。トロ・イ・モワ、チェット・フェイカー、マッドリブ、サンダーキャットといった海外アーティストとも共演を果たした。プロデュースした楽曲は、CM、映画、ドラマ、アニメなどにも提供している。現在は、Shingo Suzuki、関口シンゴとともにバンド“Ovall”としても活動。加えて、ビートメイカー・Budamunkとのユニット“Green Butter”、タブラ奏者・U-zhaan とのプロジェクト“U-zhaan × mabanua”、ASIAN KUNG-FU GENERATION・後藤正文による“Gotch Band”にも参加。ソロ作品としては、2018年に3rdアルバム『Blurred』をリリースした。Ovallの3rdアルバム『Ovall』が、2019年12月4日(水)にリリースされた。

mabanua オフィシャルホームページ
http://mabanua.com/

本ページに掲載している情報は2019年12月18日時点のものであり、予告なく変更される場合があります

Edit by EATer / Photography by Kiyotaka Hatanaka(UM) / Design by BROWN:DESIGN


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