商品情報・ストア Feature ポータブルデバイスで映像を楽しむ時代に合わせた 持ち運べるシアターシステム『HT-AX7』
『HT-AX7』製品画像
『HT-AX7』製品画像

ポータブルデバイスで
映像を楽しむ時代に合わせた
持ち運べるシアターシステム
『HT-AX7』

スマートデバイスの普及や、インターネットを利用した配信サービスの拡大などによって、コンテンツ視聴体験が大きく変わり始めています。そんな中、ソニーはこれまでにない新しい視聴スタイルを提供するポータブルシアターシステム『HT-AX7』を発表。映像を視聴するデバイスがマルチ化する今の時代に求められる新たなかたちと体験について、その開発に携わった中核メンバーがお話しします。

  1. 家中どこででも立体音響を楽しみたい人に向けた
    ポータブルシアターシステム『HT-AX7』
  2. 自由な音体験を支える、これまでにない新しいかたち
  3. 「楽しさ」を何より大切にした『HT-AX7』の音作り
  4. 『HT-AX7』の快適さを支える技術と心遣い
  5. さらに一歩先に進んだ環境配慮、
    そしてインクルーシブデザイン
  6. いろいろな使い方、楽しみ方を試してみてほしい

MEMBER

ソニー株式会社
商品企画担当
千々岩
ソニー株式会社
プロジェクトリーダー
板垣
ソニー株式会社
音響担当
三浦
ソニー株式会社
デザイン担当
大澤
POINT 01
イメージ写真

家中どこででも立体音響を楽しみたい人に向けた
ポータブルシアターシステム『HT-AX7』

インタビュー風景の写真

まずは、昨今のコンテンツ鑑賞スタイルについて、どのような変化が起きているのかを教えてください。

千々岩:以前は、リビングにある大きなテレビで家族そろって映画やテレビ番組を楽しむ、というのが、一般的なコンテンツ鑑賞スタイルでした。しかし最近は、スマートフォンやタブレットなど、個人用デバイスの普及や、動画配信サービスによるコンテンツ自体の多様化も追い風となり、家の中でも時間と場所に縛られずコンテンツを楽しむスタイルが定着しつつあります。

POINT 02
イメージ写真

自由な音体験を支える、
これまでにない新しいかたち

インタビュー風景の写真

『HT-AX7』は何もかもが新しく、いろいろお聞きしたいことがあるのですが、まずはその独特な機構、デザインについて、その発想の原点を聞かせてください。

大澤:音を立体的に鳴らすための部品構成としてフロントスピーカー1基、リアスピーカー2基が必要なのですが、これをどういうかたちにすればお客さまにとって使い勝手が良くなるか、気軽に使い始めていただけるかを考えるところから形状の検討を始めました。初期検討の段階では、取っ手付きのピクニックバスケットからヒントを得まして、2つの小さなリアスピーカーを大きなフロントスピーカーに収納するような形を考案しました。こうすることでリアスピーカーの充電もしつつ持ち運びもしやすくて都合がよいと考えたのです。

製品画像

一見、オーディオ機器には見えない、ファニチャー調の質感も本機の特徴ですが、そこにはどういった思いが込められていますか?

大澤:製品のコンセプトに合わせ、さまざまなインテリアに自然に馴染む、柔らかな質感をまとわせたいという思いがありました。特にソファーやベッドに置いて使うときに違和感のない素材として「布」を使うことに決め、製品全体を包むように覆っています。この際、布の縫い目を見えないようにすることにこだわりました。

なお、底面や天面など、布に覆われていない部分についても、触った時の手当たりの良さや、硬いテーブルの上に置いたときの接触音などをソフトにしたいという狙いから、シリコン素材を用いています。

製品画像

これはユニークなアイデアですね!

大澤:せっかくリアスピーカーを向きのない円筒形にし、表面を覆う布も縫い目が見えないようにしたので、充電時もユーザーに向きを意識させないようにしたかったのです。

千々岩:リアスピーカーを充電するたびに向きを揃えるのって、実はけっこう面倒なんですよね。『HT-AX7』では利用に伴う小さなストレスを徹底的に排除したいと考えていたので、向きを意識せず、サッと置くだけで充電されるようにしました。

製品画像
製品画像
『HT-AX7』に込められたこだわりのデザイン
シンプルなボタン(右)/目立たない位置に設置された充電端子(左)
POINT 03
イメージ写真

「楽しさ」を何より大切にした
『HT-AX7』の音作り

インタビュー風景の写真

さてここからは『HT-AX7』の音質、音体験について聞かせてください。まずはこの製品の音作りについて、どのような思いをもって取り組んだのかを聞かせてください。

三浦:先ほどもお話ししましたが、この製品では立体音響を、誰もが、手軽に、簡単に楽しめるようにすることにこだわっています。立体音響は正確な音場を再現しようとすると、部屋の形状やスピーカーの位置などをきちんと測定しなければなりません。しかし『HT-AX7』ではそうしたハードルを下げ、測定などをしなくても立体音響が十分に楽しめることを目指しました。

それがこの製品の音作りの方針なのですね。

三浦:はい。私はこれまでプロフェッショナル向けやホーム向けの緻密に音質を追求した音響製品も数多く手がけてきましたが、『HT-AX7』では「緻密さ」よりも「楽しさ」を大切にしています。

イメージ写真

では、そうした「楽しさ」を生み出す仕掛けについてもう少し詳しく教えてください。

三浦:『HT-AX7』では、3つのスピーカーで三角形を作るようにユーザーを囲み、その中に立体的な音場を楽しめる「サウンドフィールド」を生み出すことができます。これが本機の基本的な利用スタイルとなります。

千々岩:この状態では、面倒な設定の必要なく、手軽に立体的なサウンドを楽しめます。具体的にはベッドの上で寝る前にタブレットで映画を見たり、ソファに腰掛けながらスマートフォンでオンラインライブを見たり、デスクに置いたノートPCでYouTube動画を見たりする際などに使っていただくことを想定しています。

三浦:そしてもう一つ、サウンドフィールドのエフェクトをオフにして楽しむモードも用意しています。3つのスピーカーを部屋の隅に配置することで、まるでカフェのような、音に包まれた空間を生み出すモードです。

千々岩:立体音響とは異なるのですが、均一な音で部屋が満たされるような楽しい体験が味わえます。こちらは好きな音楽を流しっぱなしにしてリラックスしたり、集中したりといったさまざまな用途を想定していますが、最大約40平米くらいの大きなリビングでも使えますので、ホームパーティなどでも使っていただきたいですね。

「サウンドフィールド」エフェクトのオンとオフ、この2つの性質の異なる音体験を切り替えられることが『HT-AX7』の特長と言えそうですね。ではここからは、サウンドフィールドのエフェクトをオンにした状態で、どのように立体音響空間を作り出しているのかを聞かせてください。3基のスピーカーを三角形に配置するとのことですが、具体的にはどのようにセッティングするのでしょうか?

千々岩:サウンドフィールドのエフェクトをオンにして立体音響を楽しむにはフロントスピーカーを前方に、リアスピーカーを後方に、それぞれの距離を1〜1.2m離して三角形を作るように配置し視聴します。そのため、このモードでコンテンツを楽しめる人数は少人数になると想定しています。

三浦:立体音場の生成には、ソニー独自の「360 Spatial Sound Mapping(以下、360SSM)」技術を用いており、これがドーム状に配置された仮想のスピーカー(ファントムスピーカー)を作り出すことで音を立体的に感じられるようにしています。なお、音のソースについてはスマートフォンやタブレットから伝送されてきたステレオ音声を、ソニー独自のアップミキサーで立体音響化して再生しています。そのため、どのようなソースでも立体的なサウンドを楽しんでいただくことが可能です。

測定や最適化を行なわないということですが、それで大丈夫なものなのですか?

三浦:大丈夫です。『HT-AX7』のコンセプトを受け、実際にいろいろなパターンを試してみたのですが、360SSMの許容範囲が思ったよりも高く、各スピーカーが手の届く範囲に置かれている状況であれば、十分に立体的な音場を感じることができるということが分かりました。

私もこの取材に先駆けて『HT-AX7』を体験させてもらったのですが、リアスピーカーを正確に三角形の形に置かなくてもしっかりと音が立体的に聞こえてきて驚かされました。そのほか、立体音場の生成について、この製品ならではの工夫のようなものはありますか?

三浦:この製品は「楽しさ」を重視していますから、立体音場の生成についても、それを加味したチューニングを行いました。具体的には各仮想スピーカーの位置や音の強弱などを細かく調整しています。その結果、明確に立体感を感じやすくなるので、今まで立体音響を聞いたことがない人も、ワッと驚くような体験を感じられるようにできたのではないかと思っています。

たしかにすごいインパクトがあるので、特に立体音響未体験という人には試していただきたいですね。では次に本機もう一つの楽しみ方であるサウンドフィールドのエフェクトをオフにした状態での楽しみ方について聞かせてください。

千々岩:サウンドフィールドのエフェクトをオフした状態とオンの状態で最も異なっているのはスピーカーの配置です。サウンドフィールドのエフェクトをオフにして楽しむ場合は、部屋全体を囲むように配置さえすれば、位置はどこでも構いません。三角形にする必要はありませんし、高さが違っていても大丈夫です。

三浦:このモードでは、部屋全体に音楽を響かせるフロントスピーカーの音を、360度全方向に音が広がる2基のリアスピーカーがサポートすることで、スピーカーがどこにあるのか分からない不思議な心地よさを実現することを目指しました。

サウンドフィールド エフェクトON
パーソナルな立体音響を楽しむ
サウンドフィールドのイメージ
サウンドフィールド エフェクトOFF
部屋に広がる心地よい音を楽しむ
サウンドフィールドのイメージ

先ほどは「まるでカフェのような」とおっしゃっていましたよね。

三浦:はい。カフェに流れている音楽は、会話を妨げることがありませんし、長時間聴いていても疲れることがありませんよね。サウンドフィールドのエフェクトをオフにした状態ではそうした体験を楽しむことができます。

こうした表現を実現するために、ハードウェア側ではどういった工夫を施しているのかも聞かせてください。

三浦:『HT-AX7』では、小型ボディで求める高音質を実現するため、近年のソニー製ポータブルスピーカーやサウンドバーなどで導入実績のある「X-Balanced Speaker Unit」を採用しています。『HT-AX7』ではフロントスピーカー、リアスピーカーにこの技術を取り入れ、サイズからはイメージできないほどの迫力あるサウンドを奏でられるようにしています。

そして、その上で、個々のスピーカーに適切なカスタマイズを施しています。特にリアスピーカーですが、よく見ていただくと円形ではなくおむすび形をしているんですね。また、それに合わせてスピーカーの中央部にある部品もセンターからずらして配置されています。

本当ですね。これにはどういった効果があるのですか?

三浦:スピーカー中央部の部品をおむすび型の重心部分に配置することでスピーカーユニット全体の重量バランスを均一化し、正しく振動できるようにしています。これによって音のひずみが改善し、薄型スピーカーにもかかわらず、クリアな音を再生できるようになりました。なお、薄型スピーカーには音がきれいに広がるという特性もあり、『HT-AX7』特性を引き出すことにも貢献しています。また、リアスピーカーユニットは小型化・薄型化する必要がありましたので、スピーカーユニットをキャビネットに直付けするという工夫も行っています。

製品の構造画像

フロントスピーカーの工夫も教えてください。

三浦:フロントスピーカーは、電気信号をスピーカーの駆動力に変えるボイスコイルを楕円形にすることでより力強いサウンドを実現したX-Balanced Speaker Unitに加え、側面にパッシブラジエーターを設けることで低音から高音までしっかりと再生できるようにしています。とても高性能に仕上がっているので、フロントスピーカーを単体のアクティブスピーカーとしてお使いいただいても十分にご満足いただけるはずです。

POINT 04
イメージ写真

『HT-AX7』の快適さを
支える技術と心遣い

インタビュー風景の写真

楽しさ、手軽さを前面に押し出した『HT-AX7』は使いやすさも問われるところだと思います。まず、本機の使い勝手を支える技術の一つであるワイヤレスについて教えてください。

板垣:スクリーンデバイスとの通信には一般的なBluetoothを、フロントスピーカーとリアスピーカーの通信には低消費電力な2.4GHz帯のワイヤレス通信技術を用いています。リアスピーカーがこれだけコンパクトにもかかわらず、内蔵バッテリーで約30時間使えるのには、そうした工夫も貢献しているんですよ。

フロントスピーカーとリアスピーカーはどれくらい離して使えるのですか?

板垣:障害物がない状態で約10mの通信距離を確保しています。一般的なリビングルームであれば不足を感じることはないはずです。また、日本を含めさまざまな国のワイヤレス通信環境を調査し、音飛びが置きにくいようなチューニングも施しています。

そのほか、ワイヤレス周りで注力したことがありましたら教えてください。

千々岩:2台のスクリーンデバイスを同時に接続できる「マルチポイント接続」に対応しています。これによりタブレットで映画を見終わった後、スマートフォンで音楽再生を始めると、接続し直すことなく『HT-AX7』から音楽が流れ始めます。従来は一度タブレットの接続を解除し、スマートフォンにつなぎ替える必要があったのですが、『HT-AX7』なら再接続の必要がありません。複数のスクリーンデバイスを切り替えて使うことの多い『HT-AX7』には非常に有効な機能だと思っています。

『Home Entertainment Connect』の画面

使い勝手というと、これまでになかった製品だけに、初期セットアップのハードルの高さも気になります。ワイヤレススピーカーを始めて買うようなお客さまでも安心して使いこなせるような機能は用意されているのでしょうか?

千々岩:2023年6月に発売されたサウンドバーの新モデル『HT-S2000』から導入が始まっている新しいスマートフォンアプリ『Home Entertainment Connect』に対応しています。購入後のセットアップ時にこのアプリを用意していただくと『HT-AX7』の初期設定や細かなカスタマイズを画像付きガイドで確認しながら行うことができます。チュートリアルも用意されているので、慣れていないお客さまでも『HT-AX7』がどういった楽しみ方をできるのか、すぐにご理解いただけるはずです。もちろんオンラインヘルプへのリンクも用意。将来的なソフトウェアアップデートなどもアプリ経由で提供される予定です。

POINT 05
イメージ写真

さらに一歩先に進んだ環境配慮、
そしてインクルーシブデザイン

そして昨今のソニー製品は、環境配慮に向けたさまざまな取り組みも評価されています。『HT-AX7』ではどのような取り組みをされていますか?

板垣:ここ数年のサウンドバーやヘッドホンなどと同様、本体に再生プラスチックを用いているほか、『HT-AX7』からの新たな挑戦として、ホームシアター製品では初めてファブリック部分にも再生素材を採用しました。ペットボトルを原料とした繊維を用いることで、環境への配慮をさらに一歩先に進めています。

また、もう一つ大きな挑戦として、パッケージに竹やさとうきび、市場で回収したリサイクル紙といった素材を混ぜ合わせて作ったソニー独自開発の「オリジナルブレンドマテリアル」という紙素材を採用しました。

オリジナルブレンドマテリアルを用いたパッケージはヘッドホン製品などで今では定番化していますが、それを『HT-AX7』でもやるということですね。

大澤:はい。ただ、『HT-AX7』はヘッドホンよりも製品自体が重く大きいので、パッケージを二重構造にして強度を高めています。従来パッケージと比べてかなりの手間がかかっているのですが、結果として思った以上の強度と衝撃吸収力を確保でき、いままでパッケージ内部にどうしても必要だった緩衝材が不要になるという大きな成果を得ることもできました。環境配慮はもちろんですが、パッケージを開くとすぐに製品が見えるというのは体験としてもかなり良いものになったと感じています。

製品画像

緩衝材を取り出す手間や、捨てる手間がなくなるのはうれしいですね。

大澤:これは「インクルーシブデザイン」観点でも大きな進歩だと考えています。例えば、手先の動きに不安のある方にとって緩衝材を外しながら製品を取り出す作業はかなりの負担になりますが、このパッケージであれば、多くの方がすぐに製品を取り出すことができます。環境配慮だけでない、新しい価値を生み出すことができたと言えるのではないでしょうか。

POINT 06
イメージ写真

いろいろな使い方、
楽しみ方を試してみてほしい

それでは最後に読者に向けてメッセージをお願いします。

板垣:『HT-AX7』はこれまでになかったタイプの製品だけに、我々が想像もしていなかったような使い方があるのではないかと期待しています。お買い上げいただいた方々には、型にとらわれないいろいろな使い方で楽しんでいただければと思います。ユニークな使い方を見つけたら、ぜひSNSで教えていただければ幸いです。

大澤:これまで誰も見たことのない製品だけに、ぜひ一度、実物に触ってみていただきたいという思いが強くあります。サイズ感や重さ、質感を手に取って感じていただきつつ、このサイズでこれほどの音が出るんだという驚きを感じていただけると苦労した甲斐があります。

三浦:『HT-AX7』は、さまざまなコンテンツを楽しんでいただくための製品ですが、音響担当として、ぜひ一度は「音楽」を楽しんでいただきたいですね。音楽ストリーミングサービスでも良いですし、YouTubeの音楽ライブ映像でもかまいません。お気に入りの音楽をより臨場感のあるサウンドで楽しむ感覚を味わっていただければ。

千々岩:三浦が音楽を推してくれたので、私は「映画」を推させてください。『HT-AX7』は独自のアップミキサーによってどんな映像ソースでも立体音響に変換して楽しませてくれるのですが、その臨場感が本当に素晴らしいのです。過去にないコンセプトで、ソニーとしてもかなりの挑戦となる製品なのですが、ご満足いただけるものに仕上がった自信がありますので、ぜひ皆さまに体験していただければと思います。よろしくお願いいたします。

集合写真

ご購入はこちら

『HT-AX7』製品画像

ポータブルシアターシステム
HT-AX7

置けば、そこがシアター空間。THEミニマルシアター

商品情報

ご覧いただき、
ありがとうございました。

お届けした内容に関して皆様のご意見・
ご感想をお聞かせください。
いただいた貴重なご意見は、
今後に役立たせていただきます。

アンケートはこちら 別ウィンドウで開きます


Feature トップページはこちら

Twitter

この記事が気に入ったら@FeaturebySonyJpをフォローしよう