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Majestic TRAIN- 威風鐵道 -
鉄道写真家 中井精也 氏 Vol.2

ドラマチックな鉄道写真をコンセプトに、中井氏が撮る心に響く鉄道風景をデジタルカメラマガジンとのタイアップ企画として毎月コラム形式でお届けします!

α Universe editorial team

こんにちは。鉄道写真家の中井精也です。 第二回目となる今回の「威風鐵道」の被写体は、日本有数の絶景路線として知られる只見線です。只見線は福島県の会津若松駅から新潟県の小出駅まで36駅を結ぶ路線ですが、会津川口〜只見間が長期間不通となっています。ただ、現在列車が走っている区間だけでも、日本有数の絶景路線であることに変わりはありません。 早戸〜会津宮下にある只見川第三橋梁は、只見線を代表する絶景スポットです。撮影時は緑が深まる初夏、目に眩しいくらいの鮮やかな緑が輝いていました。こういう場合、列車と鉄橋をアップで狙いたくなりますが、この美しい自然風景をカットするなんて、もったいない!列車は小さめにして、奥会津の美しい自然の中を走る姿を先ずはご覧ください!

α7R III,FE 24-70mm F2.8 GM,F5.6,1/640秒

このように絶景路線の只見線ですが、今回のテーマは単なる絶景ではなく「人の温もりが感じられる奥会津の風景」に決めていました。そこで2枚目の写真になりますが、メインの撮影地に選んだのがこの場所です。 赤く大きな屋根は、奥会津の農家の特徴です。もちろん一軒だけを見ても絵になるのですが、僕が好きなのは遠景として眺めた集落の風景。只見川の流れに逆らわず身を寄せ合うように建つ家並みは、奥会津の自然と一体となって素晴らしい情景を生み出しています。そして、只見線の線路もやはり自然に逆らわず、風景に溶け込むように敷かれています。長大トンネルと大規模な高架で構成される現代の鉄道とは違う、自然と調和する鉄道風景が、とても魅力的に感じられます。撮影時は雲が多く列車が日陰になるのではとドキドキしましたが、列車に日があたり周囲が雲の影で暗くなることで、とても立体的な風景になったと思います。

α7R III,FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS,F5.6,1/1600秒

撮影シーンの動画はこちら

今回のメインカメラはα7R III、レンズはFE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSをチョイスしました。奥会津の自然と家並みをできるだけ多く画面に入れるため、列車はかなり小さめになります。こんなときは有効画素数約4200万画素を誇るα7R IIIが真価を発揮してくれます。列車はもちろん、農家の一軒一軒まで、高精細に臨場感のある描写をしてくれました。また繊細なフレーミングで実力を発揮してくれたのがFE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSです。画面上部にあった堰をギリギリカットできる焦点距離は232mm。このレンズでは、テレ端の400mmの焦点域だけが注目されますが、撮り手の意図に合わせて小刻みにズーミングできることこそ繊細な構図づくりでは実力を発揮してくれるのです。

そして今回、最後にご紹介する写真になります。 別の山に登り、サイドから集落をアップで狙ってみます。主題である農家を目立たせたかったのでPLフィルターとNDフィルターを2枚がけして、1/8秒という超低速シャッターで撮影しました。高画素機で低速シャッター撮影はブレとの戦いですが、優秀な手ブレ補正機能のおかげでシャープな作品を生み出すことができました。

α7R III,FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS,F14,1/8秒

以前は絶景ばかりを追っていた僕も、最近はこうした人の温もりを感じる風景に心惹かれるようになりました。鉄道は人が動かし、人を運ぶもの。人の温もりがある風景にあってこそ、鉄道は輝くのかもしれません。 それでは来月もこの場所で!中井精也でした。

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