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中井精也氏 meet with
α7R IV

いよいよ登場したαの新しい
フラッグシップ“α7R IV”
中井氏が、その魅力と実力に迫ります!

α Universe editorial team

こんにちは。鉄道写真家の中井精也です。 待ちに待ったα7R IVがいよいよ登場しました。α7R IIIが2017年11月の発売ですから、約2年ぶりの後継機の登場となりますね! 有効画素数は、なんと約6,100万画素。それでいて約10コマ/秒の高速連写や、さらに追従性や精度がアップしたAFなど、嬉しい機能が満載のカメラです。
それに加えてこのカメラは、数値で示せるスペックだけでは無く、握りやすくなったグリップや、より感触が良くなったボタン類、そして何より劇的に進化したファインダーなど、撮る道具として大幅にアップデートされたカメラだといえるのではないでしょうか。 そんなα7R IV、実戦で果たしてどんな力を見せてくれるのでしょうか。早速、その実力を確かめるべく撮影に赴きました。あれこれ悩んだ撮影地ですが、今回は福島県を走る只見線の、只見川第一鉄橋に向かうことに決めました!

まずはご覧ください。

α7R IV,FE 70-200mm F2.8 GM OSS 121mm,F8,1/1250秒,ISO400

どうですか?この立体的で奥行きのある描写。そして豊かな諧調表現!実は当初、約6,100万画素と聞いた時、そんなに要らないかも・・・と思ったのが本音です。でも、こうして写真を見てみるとその表現力に約6,100万画素の意義を感じます。 因みに、只見線は日本有数の景勝路線。中でもこの只見川第一鉄橋は、日本離れした壮大な鉄道風景写真が撮れるポイントで、紫色の鉄橋が奥会津の風景にとても良く似合います。 早朝5時に現地に到着し、そこから粘り、ご覧いただいている最初の1枚は7時22分の下り列車を撮ったものです。運良く風が止み、綺麗な水鏡が美しい風景を幻想的に映し出してくれました。

このまま風が吹かないことを祈りながら、思い切って風景全体を大きく入れることにします。このように主題である列車をここまで小さく写すという判断を躊躇(ちゅうちょ)なくできるのも、約6100万画素の恩恵といえるでしょう。
普段なら、ここまで引いて撮ることはありません。そもそも僕は画素数には、それほどこだわらないないタイプで、どちらかと言えば連写性能の方を重視してきました。
しかし今回、α7R IVを使ってみて、構図の自由度が大幅に広がることを実感しました。これは僕にとって、実はとても意外なことでした。そしてα7R IVを手にして生み出したこの作品は、まちがいなく約6,100万画素を誇るこのカメラでしか撮れない作品だと思います。撮り手の意図を制限しない描写力。あまり意識する人はいないかもしれませんが、とても重要なことだと思います。 その後も夕方まで撮影したのですが、残念ながら手応えはいまいち。ここで帰っても良かったのかもしれませんが、思うところあって翌日も早朝からチャレンジすることにします。

α7R IV,FE 16-35mm F2.8 GM 26mm,F8,1/1250秒,ISO400

2日目です。 時刻は早朝6時2分。深い谷を覆っていた霧が徐々に薄れていくとき、警笛とともに列車が現れました。その光景は、まるで山水画のよう。あまりの美しさに、シャッターを押す手が震えたほどです。この作品を撮影したのは、前のカットとは反対側の山の中腹からになりますが、この場所はこれまで何度も通い(というか、初日だけで実は3回も登りました(笑))撮影してきた場所でもあります。でも、これほど幻想的な風景になったのは記憶にありません。静止画なのに、今にも霧が流れ動き出しそうな、臨場感に溢(あふ)れた写真だと思いませんか? このカメラが、決して高解像だけがウリなわけではなくトータルで描写力に優れているんだと感じた1枚でもあります。

α7R IV,FE 70-200mm F2.8 GM OSS 80mm,F5.6,1/640秒,ISO400

そうこうしているうちに、霧がゆっくりと晴れ始めました。

α7R IV,FE 24-70mm F2.8 GM 70mm,F5.6,1/500秒,ISO400

ご覧いただいてきたように、この段階で手応えのある作品が撮れている自信はありましたが、まだまだ粘ります。そう、僕は撮影に関しては、かなりしつこい性格なのです。(笑) なにより漠然とですが、まだこのカメラの持つポテンシャルを完全には引き出しきれていないような気がしていたからです。そして気が付くと霧は晴れ、遠景と近景の森のコントラストが立体的に谷の深さを強調し始めていました。 太陽が高くなり霧が完全に消えると、森だけでなく空にも表情豊かな雲が流れ始めました。これは写真的には最高なのですが、同時にその雲が太陽を隠してしまうリスクも高まります。列車の時間が刻々と近づき、背景の雲は100点満点の表情。
でも肝心の鉄橋はまだ陰っています。聞こえる警笛の音。さすがにだめかな?と諦めかけた瞬間、雲が割れ鉄橋にも陽が当たりはじめました。そして待っていた列車が姿を現し、この一枚が生まれました。 これまでこういう写真を語るとき、「木の1本1本まで描写している」と言うことが多かったのですが、このα7R IVは、木々の葉までも繊細に描写してくれていました。それは、ただ単により高精細な写真になったというだけではありません。葉のレベルまで精細に描写されたことで、これまで表現しきれなかった、写真全体から醸し出される臨場感、立体感、空気感までもが描写できるようになったのではないかと思います。 まるで谷に吹き抜ける川風を感じるような一枚。大満足の一枚です。

α7R IV,FE 24-70mm F2.8 GM 45mm,F8,1/400秒,ISO400

約6,100万画素という高画素になると、データの取り扱いや保存方法などに不安を感じる人もいるかもしれません。正直、僕も実際に使ってみるまでは、α7R IIIでも充分だと思っていました。 でも実際に使ってみると、今までとは次元の違う描写力によって、これまで感じていた壁を乗り越えた感覚がありました。「こう撮りたいけど無理だろうな…」なんていう制約もなく大胆に狙える描写力は、「あの場所でもう一度撮ってみたい!」というワクワク感を、僕に感じさせてくれたのです。撮影者にとってこれに勝るものはありません。 そしてもうひとつ。α7R IVはAF機能も進化しています。被写体の動きにあわせてピントを合わせ続けるトラッキングAFは、恐らく今までの鉄道撮影の手法を、大きく変える機能になることでしょう。約10コマ/秒連写と、RAW+JPEGでもまったくストレスを感じない連続撮影枚数を、この高画素で実現していることには改めて驚きます。こうした機能を駆使した写真も、また別の機会にご覧いただけたらと思います。 最後に、今回5枚の写真をご覧いただきましたが、如何でしたか?α7R IV。このカメラは、きっと撮影者を別次元へと連れて行ってくれると思います。僕はそう感じました。皆さんにも実際に手にされて、僕が感じた驚きをぜひ感じてみて欲しいなと思います。

それでは、また!
鉄道写真家の中井精也でした。

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