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Only Railway鉄道写真家 中井精也 氏
× FE16-35mm F2.8 GM Vol.3

美しき鉄道風景を、中井氏がαで撮る! デジタルカメラマガジンとの連動企画を毎月コラム形式でお届けします

α Universe editorial team

みなさんこんにちは。鉄道写真家の中井精也です。 第3回目となる今回は、ダイナミックな画角を生み出すG Masterシリーズの広角モデル「FE16-35mm F2.8 GM」1本のみで臨みました! その舞台となるのは、僕が大好きな「いすみ鉄道」の第二五之町踏切です。数え切れないくらい訪ねた撮影地ですが、今回はスペシャルな光景が見られると聞き、α7R IVを携えてこの地を訪ねました。そのスペシャルな光景とは……。そうです、トップのメインカットをご覧いただければお分かりのとおり、花火と踏切の幻想的な風景です! まずは第二五之町踏切について、少しだけお話しします。ここは僕の代表作である「ゆる鉄」シリーズの原点となった踏切で、今では有名な地図サービスサイトにも表示されるほどの名所にもなりました。僕が作品を発表したことも、少しは貢献しているかも!(笑) 実際、いすみ鉄道に乗車すると「中井精也さんが撮影したことで有名になった第二五之町踏切を通過します!」というアナウンスが流れるとか流れないとか!? それほど僕が惚れ込んだ第二五之町踏切ですが、現地には踏切以外には何もありません。でもそれこそが、僕がこの場所に通う理由でもあります。みなさんはあまり気にしたことがないと思いますが、踏切の周りには安全を確認するミラーやノボリや標識、電灯などさまざまなものが立っています。でもこの踏切には踏切以外には何もありません。そしてこんな踏切は全国を探し回っても、なかなか見つからないのです。
実はここで撮影するとき、僕は意図してほとんど列車を入れないで撮影しています。それは踏切が主役だと思っているからです。そして背景になる空が素敵な表情になるまで、何時間も、時には何日も粘ります。今回も丸々2日間、ここでのんびりと撮影に勤(いそ)しみました。

こんな感じで夏を満喫しつつ。(笑) それでは今回の1枚目、ご覧ください。

α7R IV, FE16-35mm F2.8 GM ,F7.1,1/4000秒,ISO800

1枚目の写真を見て、この踏切を訪れたことのある方がいたら、踏切の背景には山があるから、こんな風には撮れない!と不思議に思うかもしれません。タネあかしをすると・・・。僕は地面に寝転がり、撮影位置を思いっきり低くすることで、踏切の背景が空になるように調整して撮っているのです。 この写真は、17時を過ぎて空が夕景にかわっていこうとしているところに、素敵な入道雲が現れた瞬間を捉えたものです。僕には、まるで夏空に兎(うさぎ)が跳ねるように見えました。そんな素敵な雲の表情に、暑さも忘れ夢中で撮影した1枚です。

地面に這(は)いつくばります・・・。(笑) 次は2枚、続けてご覧ください。

α7R IV, FE16-35mm F2.8 GM ,F9,1/8000秒,ISO800
α7R IV, FE16-35mm F2.8 GM ,F16,1/2500秒,ISO800

踏切に近づいて撮影した2枚になります。 FE16-35mm F2.8 GMは、なにげない光景をドラマチックな作品にしてくれるレンズだと思います。24mmでは満足ができず、もっと迫力を出したいと感じた時は、迷わずこのレンズを手にしてみてください!
ダイナミックな構図を生み出してくれるこのレンズは、より写真をドラマチックなものにしてくれます!2枚とも完全に逆光という条件ですが、フレアやゴーストが出ることもほとんど無く、本当に素晴らしい描写力を見せてくれました! それでは次の写真です。

α7R IV, FE16-35mm F2.8 GM ,F4,30秒,ISO100

列車の存在感を、光跡で表現した1枚です。このロケーションの魅力を伝えるために、あえて踏切のシルエットが光の線と重なるようにして写すことで、鉄道写真であることを強調してみました。良く見ると背後の夜空には、星が写っています!とてもロマンチックな作品になりました。 そして今回ご覧いただく、最後の写真になります。

α7R IV, FE16-35mm F2.8 GM ,F2.8,6秒,ISO100

お盆の期間に、この大好きな踏切へ敢(あ)えて訪れた理由は、冒頭でもお話したように、この期間に夏祭りが開催され、踏切の奥で花火が打ち上げられることを教えてもらったからです。決して大規模な花火大会というわけでありませんが、事前に打ち上げ場所を地図で確認したところ、ちょうど踏切と重ねて撮れそうなことが分かりました。 当日20時半。いよいよ花火が打ち上げられ、見慣れている踏切の奥に花火が見えるその光景は、まるで夢を見ているかのような素晴らしい光景でした。 ピントを踏切に固定し、一発ずつ丁寧に構図を変えながら撮影しました。そして16mmという広角を生かして、踏切に続く道を入れることで、作品に「間」を作ってみました。 気がつけば、日中はうだるほど暑かったこの場所にも、涼しい風が吹き抜けていきます。どこか寂しげに見える踏切のシルエットが、花火の光の大輪で浮かび上がります。そんな幻想的な風景とともに、暑かった夏の終りを予感させる涼感までも描写できたような気がして、とてもお気に入りの作品となりました。 それでは来月もこの場所で。中井精也でした。

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