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小型・軽量ボディで
FEレンズとEレンズを行き来する実力者
α6400の魅力とは
広告カメラマン 井川拓也氏

α Universe editorial team

井川拓也 TAKUYA IKAWA 広告カメラマン
大阪府生まれ。東京都在住。
独学で写真を学び、フリーランスのカメラマンとして、営業写真館にて人物撮影の経験を積む。
2008年、自身を代表カメラマンとして、TENOHIRAWORKS photo studioを設立。
現在は、モデル・タレント、商品や料理などの広告撮影を中心に活動。
プライベートでは、街のスナップ撮影やポートレートの作品づくりを続けている。
また、撮影アドバイザーとしてテレビやWEBメディアに出演するなど、撮影の基礎と写真の表現についての講演経験も多数あり。
著書「いちばんやさしい新しい写真&カメラの教本 人気講師が教えるよさが伝わる写真の撮り方」「今すぐ使えるかんたんmini SONY α6400 基本&応用 撮影ガイド」

広告や商業写真の撮影現場ではフルサイズミラーレス機を使うことの多い僕だが、今回はフルサイズ機と一緒にAPS-C機であるα6400も持ち歩いてみた。α6400はフルサイズ一眼カメラで培った技術を凝縮した、APS-Cサイズセンサー搭載のミラーレス一眼カメラだ。 手にしてまず感じたのは、やはりその小ささと軽さ。かつての一眼レフカメラと比べると、フルサイズ機のα7シリーズやα9でもかなり小さく感じていたが、α6400はさらに小さく軽い。街中でのスナップ撮影など、人通りの多いシーンで持ち歩くのも気にならないし、長時間首や肩から提げていても負担が少ない。 撮りたいシーンに出会ったとき、躊躇(ちゅうちょ)なく構えることができる気軽なサイズは本当に魅力的だ。そして、実際に撮影してわかったのは、AF性能や描写性能にフルサイズモデルの技術が注入されており、普段使っているフルサイズ機と同じ感覚で使えるということ。 フルサイズ用のFEレンズもそのまま装着できるので、いつものカメラがひと回り小さくなったような、優秀なサブ機としても使うこともできそうだ。新たにレンズを投入(購入)する必要もなく、いつものカメラバッグにα6400の小さなボディを入れておくだけでよいのだ。

■撮影現場からの帰り道、大阪の夜景を撮る。

軽量で標準焦点域をしっかりカバーする画角が便利で、商品撮影などの撮影現場で使用頻度が高いFE 24-105mm F4 G OSS 。それをα6400に装着して、ビル夜景を撮影した。解像感が重視される夜景の撮影では、レンズだけでなく、それに見合うボディの性能も必要だ。 このシーンでは手前に幅の広い川が流れており、被写体となるビル夜景までは距離がある。長遠距離撮影では空気の濁りや淀みによって解像感が損なわれることも多いが、α6400の解像感は、しっかりと期待に応えてくれた。その魅力として小型軽量で持ち歩きやすいことが先行してしまうAPS-C機だが、その描写力は充分に活用できる実感した。

α6400,FE 24-105mm F4 G OSS 36mm相当(35mm換算),F8,15秒,ISO100

■ふらりと流し撮り。確かなスピード性能を実感。

三脚を持たずにふらりと立ち寄った線路際で電車の流し撮りを試してみた。 走る電車に合わせてカメラを動かしながら撮影する流し撮りでは、被写体にピントを合わせ続ける必要があり、とくに動体撮影に慣れていない人にとっては、フォーカスエリアに被写体を入れ続けることは難しい。 α6400の特徴であるリアルタイムトラッキング機能は、カメラが被写体を認識し、画角内に捉えている限り、しっかりと被写体にピントを合わせ続けてくれる。今回の撮影でも、電車の頭部分にトラッキングし、ピントが外れることはほぼなかった。 また、電車がやってくるタイミングに合わせて撮影する流し撮りでは、一度のシャッターチャンスになるべくコマ数を稼ぎたい。フルサイズ機に劣ることのない最高約11コマ/秒の連写は、AF追随もあってシャッターチャンスを逃すことなく撮影することができる。

α6400,FE 24-105mm F4 G OSS 157mm相当(35mm換算),F5,1/30秒,ISO400

■撮影を楽しむ。そんな気持ちに立ち返らせてくれる。

人の流れが慌ただしい新宿の夜。 フルサイズよりも小さなAPS-C機だからか、通行人の目も普段より気にならず、撮影に集中できる。シャッター音に気を使ってしまいがちなこういったシーンの撮影では、サイレント機能も重宝するだろう。 ワイヤレスヘッドホンで好きな音楽を聴きながらファインダーやモニターを通して見ることで、いつもなら通り過ぎてしまうだけの路上の風景にもさまざまなストーリーを感じることができる。 脚本のない物語を想像しながら、シャッターを切る。撮影を楽しむという本質的な欲求が、気軽に持ち出せるカメラによって満たされるようだ。

α6400,FE 24-105mm F4 G OSS 157mm相当(35mm換算),F4,1/15秒,ISO200
α6400,FE 24-105mm F4 G OSS 69mm相当(35mm換算),F4,1/13秒,ISO400

■センサーサイズの画角の違いを利用し、撮影画角のバリエーションを増やす。

僕は、年に2〜3度、撮影の仕事で1週間ほどクルーズ客船に乗る。以前は毎回のように、持ち込むレンズのラインアップで悩んでいた。機動性を考えるとなるべく機材を減らしたいところだが、現地で不足を感じたくはない。しかし、この悩みはフルサイズ機とAPS-C機のボディを組み合わせることで、簡単に解決した。 たとえば、α7R IIIとα6400は同じレンズを共有できるのに画角が変わる。α7R IIIなどのフルサイズ機では、APS-Cモードでの撮影時に焦点距離を1.5倍に伸ばすことができるのだ。だが一方で、このようなAPS-Cモードによる撮影は画素数が低下してしまうという制約があることも考慮しなければならない。しかしα6400などのAPS-C機を使えば、同じレンズを使用しても画素数はそのままに焦点距離を1.5倍にすることができるので、画素数の変化を気にする必要がない。

α6400,Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS 24mm相当(35mm換算),F14,1/4000秒,ISO100
α6400,Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA 52mm相当(35mm換算),F8,1/400秒,ISO100

■単焦点レンズも工夫次第で新鮮な画角に変えられる

ポートレート撮影では、24mm、35mm、50mm、85mm、135mmと、多様な焦点距離の単焦点レンズを使うことになる。ぼけと解像感を両立する理想的なαの単焦点レンズのラインアップだが、すべてのレンズを揃えるとなると、その敷居は決して低くはない。ここで、フルサイズ機とAPS-C機を併用してみよう。ひとつ飛ばしに焦点距離を埋めることができるのだ。たとえば、35mmと85mmのFEレンズをα6400に装着すると、35mm版換算で、それぞれ50mmと130mmに近い画角で撮影することができる。今回は、FE 85mm F1.4 GMをα6400に装着。フルサイズ機で使用するのとはまったく違うおよそ130mmの焦点距離で、新たな画角で被写体にグッと近寄った撮影が可能となった。

また、リアルテイム瞳AFによって、シャッターボタンを半押しするだけで人物の瞳に自動的に素早くピントが合う。
今回のような開放値F1.4の大口径レンズでもしっかりと瞳にピントが合い、自分や被写体が動いても画角内を広く追随してくれる。 ピント合わせよりも構図やシャッターチャンスに意識を集中したいポートレート撮影では、カメラにピントを任せることによって生まれるクリエイティビティがあることを改めて実感した。

α6400,FE 85mm F1.4 GM 127mm相当(35mm換算),F1.8,1/160秒,ISO100

■APS-C用レンズを組み合わせ、小型軽量のシステムを追求することもできる

Eマウントレンズは、フルサイズ機とAPS-C機のどちらでもマウントアダプターを介することなく使用できる。今回は、フルサイズ用のレンズをα6400に装着することで、フルサイズ機にも負けないAPS-C機の実用性に着目してみたが、APS-C用のレンズも小型軽量ながら、その描写力は確かだ。フルサイズ機のサブ機として、フルサイズ用のレンズで撮影するのもよいし、APS-C用のレンズを装着することで、α6400の機動性をさらに高めていくのもひとつの選択肢となるだろう。価格的にも大きさ的にも手軽なα6400だが、使い方によってより高い価値を持つカメラになるに違いない。

α6400,E 18-135mm F3.5-5.6 OSS 126mm相当(35mm換算),F5.6,1/160秒,ISO100
α6400,E 35mm F1.8 OSS 52mm相当(35mm換算),F2.8,1/400秒,ISO100

今回α6400を使ってみて、操作性だけでなく、その描写力やスピード性能から、フルサイズ機を普段使っているユーザーにとっても違和感なく撮影に集中できるカメラであることがわかった。APS-C用のレンズを持っていなくても、フルサイズ用のレンズをそのまま使えることも大きな魅力だろう。 よく使う機能はファンクションメニューやカスタムボタンに割り振ることで、操作もスムーズにおこなえる。仕事以外では街中でのスナップ撮影をすることが多い僕にとって、フルサイズ機を持ち歩くのは億劫になったり、人の多い場所でじっくり構えるのは気がひけることもある。 「身軽に撮影を楽しみたいが、機材には妥協したくない。」α6400は、そんなわがままに応えてくれるカメラだ。気軽に持ち歩けることで、今までは気づかなかったシーンや新たな被写体に撮影意欲が湧くこともあるだろう。僕にとって、小型で違和感なく使えるα6400はとても気の合う相棒のように感じた。

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