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「α7R IV」は僕が待ち望んだ
生々しい描写を実現するカメラである 写真家 魚住誠一氏
モデル:川村海乃さん

α Universe editorial team

こんにちは。写真家のウオズミです。 本当は10月の発売と同時に、皆さんにご覧いただきたいと思っていましたが・・・。そうです!今回ウオズミが皆さんにご覧いただくのは“α7R IV”で撮ったポートレートです! いきなりですが、このカメラが世の中にリリースされた時に皆さんはどう感じられましたか?ウオズミは、正直に言えば61Mという画素数のインパクトもあって、「これは風景のためのカメラ?ポートレートならばR IIIで十分じゃ?」でした。 「ポートレート好きな人なら、こういう感想。僕だけじゃない。」と思うのですが・・・(笑) そんな、今回やや消極的なウオズミでしたが、使ってみたらこのカメラ。単に画素数だけがウリということではないことが、身にしみて分かりました。 これから皆さんにご覧いただく写真は、G Masterレンズの単焦点3本で撮った、各3枚ずつ計9枚の、それも全て各レンズの開放F値で撮ったポートレートです。先に結論をお伝えしておくと、このカメラはウオズミが望んでいる生々しい描写を、αで初めて実現してくれたカメラだと思います。生々しいというのは、現場の空気感、被写体の温度感、そして描写の艶(つや)っぽさだとウオズミは思っています。

■“α7R IV” × FE 85mm F1.4 GM

まずはこのレンズから。王道の85mmです。3枚とも開放F1.4。R IIIでも既に素晴らしい描写力だと思っていたのですが、R IVで撮ってみると、背景のボケとモデルさんの分離がとても滑らかで綺麗で、モデルさんが背景から浮かび上がって見えます。そして寄りでは瞳の目ヂカラと髪の毛の解像力に驚き、引きでは立体的な写りに驚いたウオズミでした。SEL85F14GMは、やわらかな描写が特にお気に入りなので、61Mは逆効果にならないか?と思ったのですが、むしろそんな心配は杞憂(きゆう)どころか、このレンズのさらなるポテンシャルを引き出している描写に、思わず「うーん」と感動で唸(うな)ってしまいました。

α7R IV, FE 85mm F1.4 GM,F1.4,1/320秒,ISO200
α7R IV, FE 85mm F1.4 GM,F1.4,1/200秒,ISO200
α7R IV, FE 85mm F1.4 GM,F1.4,1/2000秒,ISO200

■“α7R IV” × FE 135mm F1.8 GM

次に試したのがこのレンズ。135mmのGMasterです。こちらも3枚とも開放F1.8で撮影。このレンズは、そもそも中望遠の焦点域による立体的な描写力と合焦した部分のキリリとした解像感がお気に入りの1本なんですが、引きの構図では立体感が際立っています。135mmなので85mm以上にその傾向はありますが、これ単に焦点距離ということだけでは無く、SEL85F14GMでも感じたように、背景とモデルさんの分離が本当に美しくシャープな描写力のSEL135F18GMなので、それがより顕著です。 また寄りでは、美しいボケと高い解像力が1枚の写真に融合した極み!のような1枚を撮ることができました。主題では無く副題なんですが、窓ガラスに映り込んだモデルさんの描写が秀逸!先ほどの85GMも、この135GMも、そのレンズパワーは、よく分かっているつもりだったのですが、どうやらα7R IV は、まるでもう一度、レンズに新しい息吹をもたらすようなカメラなのかもしれません。言い換えれば、G Masterレンズの真のパワーは、このカメラで知れる!とも言えると思います。

α7R IV, FE 135mm F1.8 GM,F1.8,1/320秒,ISO200
α7R IV, FE 135mm F1.8 GM,F1.8,1/320秒,ISO200
α7R IV, FE 135mm F1.8 GM,F1.8,1/400秒,ISO320

■“α7R IV” × FE 24mm F1.4 GM

今回、最後に使ったのは24mmのG Masterレンズです。これも3枚とも、全て開放F値の1.4で撮りました。広角域のこのレンズは、背景を多く構図内に取り込めるので、日常のヒトコマ感を表現するのに重宝します。また撮り方によって適度なパースをつかせることが出来るので、一味違うポートレートを撮りたい時も最適な1本です。 さて実際に撮ってみると、85mmでも135mmでも感じていたことですが、このカメラの高解像力が、見事に写真に“生々しさ”を与えています。言葉でうまく伝えられないもどかしさを感じつつ、写真の中のモデルさんに思わず声をかけたくなりませんか?(笑) この時の現地の空気感、モデルさんの温度感が写真を通して伝わってくるのを感じてもらえたら嬉しいです。

α7R IV, FE 24mm F1.4 GM,F1.4,1/400秒,ISO200
α7R IV, FE 24mm F1.4 GM,F1.4,1/1600秒,ISO200
α7R IV, FE 24mm F1.4 GM,F1.4,1/640秒,ISO200

というわけで、一気に9枚の写真をご覧いただきましたが、如何でしたか? “ α7R IV ”が主役の筈が、ちょっとレンズの話が多めになってしまいましたが、総括するとウオズミがお伝えしたいことは「G Masterレンズの実力を存分に味わいたいのなら、このカメラを選ぶべき」ということと「生々しい描写。その場の空気感までも感じ取れる描写。被写体の息づかいまでも、このカメラは写しとってくれるかのようだ!」ということになります。 それから撮る道具としての“α7R IV”は、高画素になっただけでは無く、明るく高精細な新型EVF、フェザータッチのシャッターボタン、吸い付くようで握りが格段に良くなったグリップ、反応が明らかに早くなり、さらに直感的に使えるマルチセレクターなどウオズミがR IIIで感じていた「あったらいいな!」が、そのまま実装されていることにも感嘆しました。 というわけで、今回の撮影を通じてすっかりこのカメラに惚れ込んだウオズミでした! もしもR IVに少しでも興味を持たれた方がいたら、まずは店頭などに足を運んでいただき、触ってみて、ファインダーを覗いてみて、シャッターボタンを押してみてください。きっとワクワクして、このカメラで撮ってみたい衝動が湧き上がることと思います! 最後まで読んでいただき有難うございました! それではまた! 写真家 魚住誠一でした。

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