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Only Railway鉄道写真家 中井精也 氏
× FE 24-70mm F2.8 GM Vol.6

美しき鉄道風景を、中井氏がαで撮る! デジタルカメラマガジンとの連動企画を毎月コラム形式でお届けします

α Universe editorial team

みなさんこんにちは。鉄道写真家の中井精也です。 第6回目となる今回のセレクトレンズは、オールマイティーに活躍してくれる大口径標準ズーム、FE 24-70mm F2.8 GMです。標準ズームは多くの人にとって、もっとも使用頻度の高いレンズだと思うので、レンズ選びにもこだわりたいところ。その点、すべての焦点域でキレ味が鋭く、高い解像感と美しいボケの両方を表現してくれるこの「FE 24-70mm F2.8 GM」は、もっともお勧めできる標準ズームレンズなのではないかと、僕は思います。 さて今回の撮影の舞台は、茨城県を走る「ひたちなか海浜鉄道」です。常磐線の勝田駅から阿字ヶ浦駅まで、のんびりと走る路線です。
僕がお勧めするのは、中根駅付近の広大な田んぼの中を走るポイント。僕が勝手に「中根“平原”」と密かに名付けているこの場所は、四季折々で本当に美しい風景を見せてくれます。中でも絶対に訪ねてみてほしいと思うのが、冬の早朝です。ちょうど線路の奥から朝日が昇るので、ドラマチックな写真を狙えます!

ドラマチック!な僕 (笑)

最初にご覧いただくのはタイトルにもした、こちらの写真。

α7R IV, FE 24-70mm F2.8 GM 29mm,F9,1/5000秒,ISO400

日の出直後の感動的なシーンを捉えました。 列車を入れて撮りたくなるかもしれませんが、僕はあえて踏切と太陽の光に照らされる線路を主役にした写真にしました。線路と人が交わる踏切は、どこか人の温もりを帯びているようで、どうしても心惹かれてしまうものです。 そしてFE 24-70mm F2.8 GMは、踏切のシルエットと線路は精緻に表現しつつ、朝焼けの空のグラデーションも見事に美しく描写してくれました。

2枚目の写真です。このレンズのワイ端24mm、開放F値2.8での撮影です。

α7R IV, FE 24-70mm F2.8 GM 24mm,F2.8,1/80秒,ISO3200

だんだん明るくなってゆく朝焼けの空を背景に、列車をシルエットにして撮影しました。日の出のような派手さはありませんが、 郷愁を帯びた列車の姿がたまりません。 空のグラデーションが本当に綺麗です。

3枚目の写真です。このレンズのテレ端70mmで開放F値2.8での撮影です。

α7R IV, FE 24-70mm F2.8 GM 70mm,F2.8,1/200秒,ISO800

雑草を前ボケさせての撮影。絞り開放で、雑草にレンズが触れてしまうくらい近い距離から撮影しています。 ほんの少しカメラが動くだけでも、キラキラの位置が変わるので、三脚は使わずに、太陽の光を考慮しながら自分が望むベストな前ボケになる位置を模索しながら撮りました。

次の写真になります。

α7R IV, FE 24-70mm F2.8 GM 35mm,F4.5,1/3200秒,ISO100

この写真で僕が工夫したことは、線路脇に立つ印象的な樹木のシルエットを生かすこと。太陽をそのまま画面に入れず、樹木の葉っぱと重なる位置に置いたことがこの写真のポイントです。
空にはまるで太陽へと導くかのように、雲が理想的な位置に浮かんでくれていました。こんな何気ない平凡な風景のようで、なかなか出会えないシチュエーションに興奮しながらシャッターを切りました。 ちなみに、これだけの逆光ですから、かなり大きな輝度差があるシーンなのですが、列車の前面が黒潰れしなかったのには正直驚きました!
α7R IVとの組み合わせは、本当に頼もしいと思いました。

5枚目の写真です。

α7R IV, FE 24-70mm F2.8 GM 24mm,F6.3,1/8秒,ISO100

この写真は、僕が密かに名付けた中根“平原”から見て金上駅側にある森の中の踏切で撮りました。森の中に伸びる朝日の光芒が、朝の清澄な空気を感じさせてくれました。そんな美しい森を目立たせたかったので、あえて低速シャッターで列車をブラしています。
もしそのまま列車を止めて撮影したら、きっと列車の方を見る人が多いかと思います。そこで列車の“力”を弱めるために、低速シャッターを選びました。 自分が伝えたいことが、伝わるにはどうしたらいいか?を常に考えながら撮ることは、とても大切だと思います。

6枚目の写真です。

α7R IV, FE 24-70mm F2.8 GM 70mm,F2.8,1/1250秒,ISO200

この写真はセイタカアワダチソウが黄色く色づいていたので、大きく前ボケさせてみました。このレンズのテレ端は70mmですが、まるで200mmくらいの望遠レンズで撮ったかのように感じられると思います。 手前の被写体との距離や、メインとなる列車の大きさなどを工夫すれば、このレンズは本当にオールマイティーに活躍してくれるレンズだと思います。

今回ご覧いただく最後の写真です。

α7R IV, FE 24-70mm F2.8 GM 70mm,F22,1/3秒,ISO64

流し撮りです。流し撮りというと列車をアップで撮ることが多いかと思うのですが、ここではかなり小さく、低コントラストでハイキーに仕上げることで、優しく、幻想的な雰囲気にしました。 先ほども言いましたが、僕はこうした明確なテーマを持って狙うときには、必ず撮影する前に「こんな写真にしたい」と先に写真の仕上がりを想像します。これが僕のよく言う「写真想像力」です。
行き当たりばったりで撮影するのも楽しいですが、撮影前に頭のなかで、目標となる作品がある程度完成していると、そのために必要な撮影テクニックや、カメラの設定を決めることが楽になります。ぜひ「写真想像力」を試してみてください! それでは来月もこの場所で。中井精也でした。

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