Masato MukoyamaGALLERY
Gear Impression機材インプレッション
αを相棒に
これからもまだ見ぬ光景を探索していく。
登山ではザックの重さが20kgを超えることも珍しくないが、私の場合、体力的な制約からカメラ機材に充てることのできる重量はそのうちの7kg程度に留まる。したがって車での移動を前提とした撮影に比べてカメラ機材を減らすことを求められるが、現地で後悔したくないという思いもあるため、パッキングは悩ましい作業となりがちだ。その点、600gを切る小型軽量でありながらボディ内に手ブレ補正を内蔵し、優れたフルサイズセンサーを搭載しているα7 IIには大いに助けられた。α7シリーズのエントリーモデルという位置づけであるにも関わらず、輝度差の大きい朝や夕方の風景を捉えきるだけの広いダイナミックレンジ、暗い夜空をノイズレスに写しとることのできる高い高感度耐性を有しており、センサー性能については一切の妥協も感じられなかった。センサーの発展とともに進化していくαを相棒にこれからもまだ見ぬ光景を探索していく。