商品情報・ストアゲーミングギア INZONE(インゾーン) 「ゲームギアへのこだわりは勝利への近道」ゲームを愛する人が語る、ソニーのゲーミングギア「INZONE」の魅力。

INZONE 体験インタビューゲームギアへの
こだわりは
勝利への近道

2023.06.13

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Art(Team Jadeite)

プロゲーマー

Team Jadeite『VALORANT』部門のプロプレイヤー。言わずとしれた『VALORANT』界の名物プレイヤーで、茨城忍者という別名を持つ。オーディンの名手としても有名。

noppo(Team Jadeite)

eスポーツスペシャリスト兼チームアドバイザー

Team Jadeite『VALORANT』部門の総括。日本のeスポーツ黎明期に最前線で戦っていたFPS界のレジェンドでありeスポーツプロのパイオニア。日本代表選手として数度の世界大会への出場経験あり。

ソニーが展開するゲーミングギアブランド“INZONE”
『VALORANT』の競技シーンで活躍するTeam JadeiteのArt選手、同じくTeam Jadeiteで総括を務めるnoppo氏に、ゲーミングモニター“INZONE M3”およびゲーミングヘッドセット“INZONE H9”の魅力を語っていただいた。

『VALORANT』プロが求める高スペック+映像の美しさ

――ゲーミングモニターINZONE M3を試してみての第一印象をお聞かせください。

Art:まず驚いたのは映像の綺麗さですね。特にコントラストが高く、影の部分がとてもはっきり見えるのが印象的でした。影に関して言えば、(プロとして活動している)『VALORANT』だと直接勝利に結びつくわけではないのですが、昔長くプレイしていたFPSゲームでは影の情報が大事だったんですよ。そこは素直に「いいな」、と。

グラフィックスから得られる情報が大事なゲームは多いですし、そういうタイトルで“INZONE M3”を使うと効果的だろうなというのは感じました。

noppo:僕は発色の良さが気に入りました。『VALORANT』はFPSの中でも映像がカラフルな部類に入るので、マップやエージェントの選択によってはゲーム中にキャラクターが視認しづらくなる場面が出てきます。たとえば、マップ“ヘイヴン”のAリンクに“スカイ”や“ブリーチ”のようなエージェントがいると、ちょっと壁から肩が出たときに見づらいとか……。

そうなると銃の発射が遅れることになるのですが、“INZONE M3”ならその心配はないですね。色域や発色が素晴らしく、似た色のオブジェクトとエージェントをしっかり区別できるんですよ。トップレベルの試合ではワンゲーム、ワンキルが大きな意味を持つので、そういった点は大きなアドバンテージになるのではないかと思います。プロやコーチとして10年以上、eスポーツの現場で色々なモニターを見てきましたが、その中でも発色は特にいいです。

Art:とにかく画面が見やすいんですよね。僕は『VALORANT』では定点で使うアビリティやスキルを持っているエージェントをよく選ぶのですが、ドット単位で位置を合わせないと狙った場所に投げ物を落とせないようなところで、映像がぼやっとしていると調整しにくい。

先ほど“ヘイヴン”の話が出ましたけど、あそこで“ヴァイパー”を使用するときの定点調整がシビアなんですよ。木の葉っぱの特定の部分にしっかり合わせなきゃいけない。そこがくっきり視認できたのが、画面の見やすさを特に感じた部分ですね。少なくともこのモニターでは、定点のやりにくさみたいなものはまったく感じませんでした。

――画面の見やすさに関して、もう少しお伺いしてもよろしいでしょうか。特に効果を感じやすいシチュエーションなどはありましたか?

Art:ほかに効果が体感できたマップで言うと“パール”ですね。パールって全体的に壁の色が暗いんです。そんな中で、ダブルドアの1wayスモークをめちゃめちゃシビアに合わせなきゃいけない場所があって……。大会でも何回も失敗しているんですけど、“INZONE M3”では明らかに見やすさを感じました。明るさとか暗さがはっきりしているマップだと、このモニターの視認性の良さを感じやすいのかもしれません。

――おふたりの体感として、このモニターでコンペティティブ(ランクマッチ)をプレイするのは問題ないでしょうか?

Art:全然いけますね。

noppo:スペック的にはもちろん問題ないですし、さきほど言ったような視認性の点ではむしろアドバンテージがあると思います。

――『VALORANT』に限らず、FPSタイトルをプレイするゲーマーにとってINZONE M3の魅力はどんなところにあると感じますか?

Art:FPSではよく「画質の良さは関係ない。そのモニターで勝てるかどうか」みたいに言われるんですけど、実はそう思ってない人ってけっこう多いんじゃないかと思うんですよね。

僕はFPSをやる時、アスペクト比を4:3に設定して画面をあえて引き伸ばす設定が昔から好きなんです。でも、そうすると画面表示はどうしても粗くなるんですよ。僕は慣れちゃってて気にならないので、友達に「これ試してみなよ」って勧めてみたこともあるんですけど、まず第一に「画質が粗くなるから嫌だ」って断られるんです。勝つのも大事だけど、できればプレイ中の映像も綺麗であるに越したことはないんですよね。

一般の人からプロでやってる人まで、どんなゲームをするにしても「画質がきれいである」っていうのは、思ってるより大きいことなんだな、と“INZONE”を使ってより感じています。

noppo:プロゲーマーに必要なスペックを備えていて、なおかつ映像も美しいのはいちばんの魅力でしょうね。あとは、画面サイズが大きめの27インチである点も特徴じゃないでしょうか。

僕はモニターと目の距離をある程度離してプレイする癖がついているので、自分の好きな姿勢でゲームがしやすかったです。eスポーツプレイヤーとしては反射神経もだいぶ落ちてきていて、画面に目を近づけてゲームすると体力と集中力をすごく使うんですよね。画面が大きいと、そこまで近づかなくてもある程度見やすくはなるし、体力的にもいいかなと。

ゲーマーにはうれしいINZONEの27インチ。自分好みの設定も簡単に見つかる

――eスポーツ大会などで使用されるモニターは24〜25インチクラスが主流ということもあって、最近のプレイヤーは画面と目の距離が近いことが多いですよね。Art選手はかなり画面に近づくスタイルだと思いますが、その点は問題なかったでしょうか?

Art:27インチのモニターを使うのは初めてで、最初の一週間ぐらいはちょっと違和感がありましたけど、すぐ慣れました。ゲームをする時は画面にすごく近づきますけど、動画や映画を見る時はけっこう椅子にもたれかかって(画面から)離れます。そういう時は画面の大きさがあるとうれしいんですよね。

ゲーマーってゲームばかりしているわけじゃなくて、いろんなインターネット上のコンテンツに触れるので、画面が大きいのはいいことだと思います。それと僕は極度の猫背で姿勢矯正をしているので、画面が大きい方が自然と姿勢はよくなるし、そうなると疲れにくくなる。体をいたわれるという意味ではすごくよかったです。たぶん、完全に慣れるとこちらのほうが快適なんじゃないかなとは思いました。

noppo:姿勢に関しては、僕も長年のプレイで頚椎のヘルニアになりかけているので、もっと若い頃にこういうモニターが欲しかったですね……(笑)。

――そういう健康面の話が出るとは思いませんでした。INZONE M3は画質調整の点でも広い設定が可能です。この設定が好みだった、というような項目や数値はありますか?

Art:前提として、僕はどのゲームでも最低限の設定以外にはこだわりたくないタイプなんです。ゲーム側のセンシとかも必要以上にはいじりたくない。あまり細かく設定を詰めて特定の条件でしか戦えなくなるよりも、ゲームそのものの上手さで成績を伸ばしていきたいと思っているんですね。ですのでモニターを買ってもそんなに細かい設定はしないんですが……“INZONE”は設定アプリ“INZONE Hub”がありますよね。

これに“Game1”ってプリセットがあるんですけど……これをずーっと使っていて、これがベストです。いっちばんいいです、これが。明るさとコントラストもちょっといじったんですけど、初期値がベストでした。

僕みたいな人でも、とりあえず“Game1”を使ってもらえれば、満足できるんじゃないかと思います。圧倒的に“Game1”推しです。

noppo:僕はコントラストを75%にして、あとは彩度を60%ぐらいにすると、暗いマップも見やすく、色もややビビッドめで視認性も十分だと感じました。

――ふだん、モニターを選ぶうえで重視しているポイントはありますか?

Art:僕、ふだんゲームをする時の姿勢がかなり独特で、その日の目の調子でモニターの角度を調整するんですね。

――えっ、ベストな角度や場所があるわけではなく?

Art:その都度けっこう変わっていると思います。マウスパッドやキーボードを置く位置も自然と独特になるので、スタンド部分が大きかったり、高さや角度調整に幅がないとうまく対応できなかったりするんです。ですので、しっかり自分のポジショニングを作れるかどうかがまず一点。

もうひとつは、リフレッシュレートと画質が自分に合っているかどうかですね。リフレッシュレートに関しては、240Hz出せるモニターじゃないと気になってしまうので、そこを満たしていること。“INZONE M3”は最大240Hzが出るので、まったく問題なかったです。画質面では、さきほども言ったような定点(でのプレイ)をしっかりやれるかどうか、画面の明るさの設定がうまくできるかといったところを気にします。画質設定は少し変えるだけで、かなり自分の好みに近づいてくれました。

noppo:僕もリフレッシュレートは気になりますね。あとは発色の良さです。『VALORANT』はシンプルなゲームですが、FPSの中にはリアル志向のゲームも多いですよね。そういうタイトルのプロの人って、そもそも画面の色味がハッキリしてないので、PCの画質設定からむりやり色味を変えて勝つために視認性を上げたりするんです。多くのモニターではそこまで設定できないので。

ただ、そうすると画質はすごく不自然になる。淡い色はすごい淡くなるし、濃い色はすごく濃くなるし、周りから見たらすごく変な画面なんですよね。今回、“INZONE M3”を試してみて、そういう設定の必要なく視認性を確保できる点が気に入りました。特定のゲームをプレイする時だけ設定を変えるのって、けっこう大変なので。

Art:確かに、僕もほかのゲームをプレイすると、そういう部分は感じられるかもしれません。今はシーズン中なので、『VALORANT』以外のゲームはプレイしちゃいけないんですが……(笑)。

ワイヤレスでも“音を聴き逃さない”ヘッドセット

――続いてはヘッドセットINZONE H9についてお話を聞かせてください。こちらは実際に使用してみて、どのような印象を受けましたか?

Art:ふたつあります。ひとつは“INZONE H9”のノイズキャンセリング機能に関して。実際に試してみたんですけど、余計なノイズが乗ってない音って、オフライン会場でゲームをやる環境の音に近いんですよね。大会とかだと、ゲーム中は外の音を聴こえないようにするので。自宅でもそういう環境をイメージしてトレーニングできるのはeスポーツプレイヤーにとってはメリットだなと思いました。

もうひとつは装着感。これは本当にいい。僕、耳が痛くなってヘッドセットを交換することが多いんですよ。従来はヘッドセットを使い続けているとどうしても耳が痛くなって長時間集中できないみたいな……。“INZONE H9”はそういうストレスが本当になく、ヘッドセットを選ぶ上で「痛くない」という点は大事なところだと思います。耳が痛くなるというようなストレスもなく長時間集中して練習できることは、上手くなるいちばんの近道でもあるので。

noppo:僕は、ノイズキャンセリングでアンビエントサウンド(外音の取り込み)をオン/オフできるのが良いなと思っています。自宅の部屋だと夏場や冬場はエアコンが近くにあって、駆動音がどうしても耳に入ってきてしまう。集中が削がれてしまうんですよね。そういうときは外音をカットして、逆に近くに人がいる場合は開放型ヘッドホンのようにも使える。使い分けられるのは普段使い用としても便利ですよね。

僕が現役プレイヤーだったころは密閉か開放、どちらかの選択肢しかなかったので、こういう製品が出てきているのはすごく良いなと思いました。それに関連して、密閉中にサイドトーンを有効化することで、自分の声が聴こえる状態にできることもありがたかったです。自分の声が聴こえない状態だとボイスチャットで喋りにくいので。あとは、Art選手が言っているように軽くて付け心地がよく、長時間付けられるワイヤレスであることですね。

――近年はイヤフォンを使う選手も多いと思うのですが、Art選手がヘッドセットを使い続ける理由はなぜなのでしょうか?

Art:やっぱり音がいいからですね。大会環境によってはイヤフォンも使わないといけないんですが、実際に付けていると結構ヘッドセットとの差が気になってしまって。そういう音質と付け心地に関して、“INZONE H9”は非常に良いデバイスだと感じます。

――特にFPSタイトルのプレイにおいて、音の重要性はどのぐらい大きいのでしょうか。

Art:プロシーンだと、マウスやキーボードを使った操作よりも音をしっかり聴くほうが重要と言っても大げさじゃないと思います。マウスが使いにくいとか、キーボードが使いにくいのであればある程度はなんとかできますが、聴き取れるはずの音が聴き取れていない、もしくは聴こえにくいような場面って、それ以前の話になっちゃうんですよね。そもそも戦いにならないぐらい重要です。

noppo:僕も同じ意見です。音って情報なので、たとえば3人分の足音があればそこに最低3人いることが分かる。敵を見なくても相手の情報を得られる重要な要素なんですよね。視界にまったく映っていない敵を壁越しに撃って倒していたり、スモークの中にいる敵を撃つようなプレイをしたこともあるんですが、それもすべて音の方向を判断しているんです。極端な話、目をつぶっても倒せるんですよ。ちゃんと音の出所が分かるようなヘッドセットを使うのは本当に大事です。

Art:ゲームのプレイって全身のいろんな感覚を使いますけど、音がしっかり聴けてないとその感覚がひとつ遮断されていることになるので。そうなると想像を絶するストレスかなと思います。『VALORANT』に関して言えば、僕はオーディンのリコイルコントロールは目をつぶっててもできるんですけど、その場合は音を結構頼りにしてるみたいで、しっかり聴こえていないと途端に感覚がぐちゃぐちゃになって、上手くできなくなっちゃいますね。それと僕は敵のフラッシュを全然避けれないので、そこは聴覚でカバーしています(笑)。

――正確な情報を得るためには、ヘッドセットの定位感はかなり重要なポイントになるかと思います。INZONE H9の定位感はいかがでしたか?

noppo:これまでさまざまなデバイスを使ってきましたが、やはりメーカーや製品によってクセがあり、定位感の傾向は異なると感じています。特に製品によって違ってくるのが音場、音が聴こえてくる空間の広さ・狭さですが、“INZONE H9”はそのレンジが広く取られているように感じられました。音場が広いと、それだけ遠くから聴こえてくる音の方向が分かりやすくなります。たとえばスモークの向こうに敵が数人いたとしても、敵の銃声を聴いて照準を合わせやすくなるということですね。

Art:「定位」という話とはちょっと違うような気もしますが、『VALORANT』でちょうどマップ“ロータス”が登場したての頃に“INZONE H9”を使用していたら、その前に使っていたヘッドセットでは聴こえなかった水の流れる音が聴こえてビックリしました。いま思うと、音が聴こえる範囲が広いから、ということなのか……。勉強になるインタビューですね(笑)。

――ワイヤレスヘッドセットである点に関して、遅延が不安だったりはしましたか? また、実際に使用してみて遅延は感じましたか?

Art:最初から特に不安はなかったですね。個人的には、最近の製品ってワイヤレスでも遅延がないのが当たり前だと思っているところがあるので。もちろん、あったら気付くとは思いますが、使用しても特に違和感はなかったです。

noppo:僕の場合、選手として活動していた時代は有線接続が当たり前で、ワイヤレス製品の遅延が問題にされることがしばしばあったので、気になると言えば気になるところです。時代ですかね(笑)。

マウスやキーボードはワイヤレス仕様の製品を使ったこともありますが、本格的にワイヤレスヘッドセットを使ったのは“INZONE H9”が初めてでした。実際、まったく遅延を感じずに音声を聴けた。いやー、時代は進歩しているんですね。使用中は製品の音質が優れていることもあると思うのですが、ほかにも良い機能がたくさんあって不安を感じる暇もなかった、という感じです。

Art:同じ機能のオーディオデバイスで有線と無線どちらかを選べるとしたら、僕は絶対に無線を選んでしまいますね。有線だとケーブルで首が引っ張られたりするのが嫌なので……。特に気にしていなかったんですが、無線であることって僕が思っているより凄いことなんだなと、今のnoppoさんの話を聞いていて感じました(笑)。

――最後にINZONE M3とINZONE H9のどのような特徴がFPSゲームでの勝利に繋がるか、今回使用してみて気になったポイントがありましたら、あらためてお聞かせください。

Art:モニターとヘッドセット、どちらにも言えると思うのですが、前提として基本スペックが非常に高い。“INZONE M3”で言うと、リフレッシュレート240Hzを満たした上で画質も良く、設定も“INZONE Hub”で好みに調整できる。競技向けのスペックを満たしつつプラスアルファの要素がある点が、ほかの製品に対して優位なところかなと思います。

ヘッドセットは付け心地が良くて、耳が痛くなるというようなストレスもなく長時間練習できるのが個人的にいちばんいいところだと思いました。やっぱり長時間ゲームをプレイできる環境を整えるのは上手くなるいちばんの近道なので、そういう意味でもおすすめできます。

noppo:モニターについては発色の話をしましたが、色域が広く発色がいいことで、普通の競技向けモニターでは対応が難しい場面にも対応できる可能性があるのはひとつの大きなアドバンテージになっていると思います。

ヘッドセットも非常に気に入っていて、いい機能がたくさんありすぎて絞りきれません。とにかく正確な音を耳に入れることができるので、視認しなくても良質な情報が得られることは最大のメリットだと感じました。他にも優れた機能がたくさんあるので、本当に素晴らしい製品だと思います。

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