PWA-RXSは、カメラやPDT-FP1などのトランスミッターと組み合わせて素材伝送を行うためのソフトウェアベースのプラットフォームで、高品位かつ信頼性の高いファイル転送とライブストリーミングを受信できます。

PWA-RXSは、撮影現場のカメラから伝送されたコンテンツを受信し、さまざまな制作環境や外部サーバーへエクスポートするためのコンテンツ受信サーバーを構築するためのアプリケーションです。XDCAMやCinema Lineといったソニー製カメラと、コンパクトなデータトランスミッター「PDT-FP1」、または、ソリューションパートナーのボンディング対応トランスミッターと組み合わせることで、用途に合わせて最適かつフレキシブルな素材伝送ワークフローを構築できます。
カメラで記録された高品位かつ信頼性の高い「カメラネイティブ・ファイル」を送受信できます。これらのファイルは業界標準のXDCAMフォーマットに準拠しており、タイムコードやGPS位置情報などのメタデータが欠損することなく保持されるため、後段の制作ワークフローや編集作業で活用できます。また、ファイル転送はモバイルネットワークの状況に左右されず、伝送品質が保たれるため、信頼性が大幅に向上します。
ソニー独自のQoSフォーマットおよびSRTフォーマットによるライブストリーミングに対応しています。受信した映像は、SDI経由で出力できるほか、ファイルとして記録することも可能です。また、H.264に加えてHEVCコーデックにも対応しているため、PXW-Z300やPXW-Z200など、HEVCコーデックによるライブストリーミング機能を搭載したカメラでは、生中継やリアルタイム伝送の品質を向上できます。
事前に転送先を設定することで、指定された場所へ自動的にエクスポートできます。これにより、休日や深夜の時間帯であっても受信側の状況を気にすることなく運用でき、受信側の業務負荷を軽減できます。また、ファイル分配にも対応しており、複数の転送先へ同時にエクスポートできるため、一つの素材をさまざまな用途・場所で使用する「ワンソース・マルチユース」化を実現します。
PWA-RXSが稼働しているPCにノンリニア編集システムを接続することで、受信済みのコンテンツへ即座にアクセスできます。また、ノンリニア編集システムが対応している場合、伝送完了を待つことなく、追っかけ編集できるため、編集開始までの待ち時間が削減でき、迅速な納品が可能になります。(※1)
※1:接続可能な編集システムの台数は、PCの仕様によって異なります。
撮影現場のトランスミッターからの転送状況を受信側で監視できます。さらに、トランスミッターの転送先をリモートで変更することも可能です。
PWA-RXSと組み合わせて使用することで、素材伝送ワークフローを効率化できるスマホアプリ 「Creators' App for Enterprise」を提供しています。「Creators' App for Enterprise」を起動して、簡単な操作でカメラに接続すると、カメラで撮影されたファイルは、自動的にスマホ内のストレージへコピー (キャッシュ) されます。そのため、撮影終了後、素材伝送の終了を待つことなく、いち早くカメラを切り離すことができ、スマホ上での素材プレビューも可能となります。
「Creators' App for Enterprise」には、Edge AI機能が搭載されています(※2)。Edge AIは、デバイスに内蔵されたAIエンジンを活用することで、撮影現場で即座に処理できます。Edge AI機能を活用して、特に要望の多かった「AI文字起こし」に対応する予定です。Edge AIはコンテンツの伝送中にバックグラウンドで実行できるため、原稿作成の迅速化や素早く編集点の特定が可能となるため、後段のワークフロー全体の効率を大幅に向上できます。
※2:Edge AI機能はPWA-RXSのユーザーが利用可能で、PWA-RXSの認証情報(資格情報)で「Creators' App for Enterprise」にサインインすることで利用できます。この機能は今後リリース予定です。最新の情報につきましては、お近くの営業担当者までお問い合わせください。