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α99 IIが切り取る、
一瞬の記録

写真家 森本 真哉
瞬間を克明に描写しきる、かつてない表現力
躍動する被写体を克明に描写する
4240万画素×AF・AE追従性能

α Universe editorial team

ソニーのEマウントレンズ“Gマスター”のカタログで使用される作例写真を多数手がけている写真家、森本真哉氏にAマウントの新モデルα99 IIでの撮影をお願いした。その作例とともにα99 IIの魅力をご紹介します。

森本 真哉
1971年生まれ。関西大学卒業後、数年にわたって旅を重ね、アフリカ横断旅行から帰国後写真の世界に入る。アシスタントを経て2007年よりフリーで活動。広告や雑誌などの媒体を中心にして、ポートレートや風景、料理まで幅広く撮影を行う。直近では、ソニーのフルサイズ・Eマウントレンズ、最新モデル”G Master”のカタログ/WEBで使用されている作例写真の撮影なども手掛ける。

フルサイズ42Mがもたらした、撮影へ臨む意識の変化

―森本さんにとって、フルサイズのデジタルカメラとは?
フルサイズのカメラを持つと、まず気分が違います(笑)。できるだけいいレンズを使いたくなるし、きちんと撮らなくてはならないというプレッシャーで身が引き締まります。高画質なので、ピントのわずかなズレが目立ってしまいますからね。僕がカメラの世界に入ったのは、1998年頃。アナログとデジタルの端境期でしたが、1〜2年後に本格的なデジタル一眼レフカメラ(約270万画素)が発売されて、急速にデジタルが普及していきました。2000年代に入って僕が最初に買い求めたデジタル一眼レフは800万画素台の機種でした。それが、今となっては4200万画素ですから技術の進歩は早いですね。先日、タレントの全身写真を等倍ポスターに引き伸ばす作品を42MPのα7R IIで撮りました。頭の先からつま先まで、身体の隅々までピントが合っているか、入念にチェックしながらの撮影でした。例えば600万画素程度の解像度だと、ピントが合っているように見えても、拡大していくと輪郭がぼやけてくるんです。ところが、4200万画素とGマスターのレンズとの組み合わせだと、かなり拡大しても輪郭は一切ぼやけない。最強の組み合わせです。

4240万画素の描写力は、プロの世界においてもさまざまな影響を与えている。今回は、スピードと解像度を追求したソニーAマウントのフラグシップ機「α99 II」+Aマウントレンズで、森本氏に最強と言わしめた組み合わせに挑んでもらった。

フルサイズ初の4Dフォーカスを実現した俊敏なAF性能

選手が前後にせわしなく動くフェンシングの試合を、周囲が暗い中で撮影しました。レンズは70-200mm(70-200mm F2.8 G SSM II)を使っています。奥の選手が強いと聞いていたので、彼をメインの被写体にしようと、彼のマスクのメッシュ部分に位相差検出AFセンサーのAFエリアを「ワイド」設定でピントを合わせました。絞り値は開放のF2.8。手前の選手をぼかして、勝者を強調する狙いです。これは僕の持論なんですけど、手前ボケは臨場感を出す効果もあると思っています。スポーツ写真にもいろいろなものがありますが、今回は記録写真ではない、情感を伝えるような写真にしたいと思って撮りました。手前ボケは、そういう情感を表現するのにとても有効です。

連続撮影モードは「Hi=8コマ/秒」に設定。勝負が決する瞬間を撮りたかったので、タイミングを計りながら1〜2秒の連写を繰り返しましたが、連写中もファインダーで動きを確認しながら撮影できました。8コマ/秒だと、あまりファインダーのタイムラグがないので、動きを追いやすかったです。トランスレスルーセントミラー・テクノロジーによる追従性能も実感しました。F値2.8で90〜140mm程度の望遠を使うと、半歩動くだけでも追従は難しいだろうと思っていましたが、あれだけ小刻みな動きをされてもしっかり追従できましたからね。ピントもしっかりときていて、マスクの奥の顔の輪郭まで潰れていません。バッファ容量も余裕があるから連写後の画像確認もすぐにできて、ストレスはまったくなかったです。

高速12コマ/秒 × 4240万画素の衝撃

動いている被写体の水滴・産毛まで解像している

高飛び込みの選手の動きをどれだけ細かく捉えることができるのか、チャレンジしています。流れるような選手の美しい動きを「Hi+=12コマ/秒」のAF・AE追従高速連写で追いました。焦点距離は135mmで、シャッタースピードは1/2500秒です。1/1000秒では動きは止まっても、ディテールがぼやけてしまうと判断しました。このときの絞り値はF5.6。身体の手前側から向こう側まで、両手を広げた幅が入るくらいでピントを合わせるのが狙いです。これは200mm(70-200mm F2.8 G SSM II)を使っています。フェンシング選手と違って、高飛び込みの選手の動きはある程度予測できるので追従はラク。ピントが一度合えば安心です。僕はフレーミングにだけ神経を集中して臨むことができました。メインのカットは、飛び込み台を入れずに、選手が宙に浮いている感じを表現したかったので、とくにフレーミングが難しかった。選手のサイズ感と位置のバランスを考えながら、ぎりぎりの構図でねらいました。とはいえ12コマ全部が決まりカットというのもありえないですからね。そう考えると、スポーツを撮影するカメラマンさんには、連写性能はあればあるだけいいんじゃないのかとも思います。それにしても、42Mで12コマ/秒だとこれだけ細部が撮れるんですね。新鮮な驚きでした。描写力は想像以上。撮影中は、髪の毛のちょっとしたハネや選手の脚に付いた水滴にピントがきていることをモニターで確認してはいたんですけれど、撮影後にパソコンのディスプレイで確認すると、脚の薄い産毛にまでピントがきている。水しぶきも完璧でした。ちなみに、このときはプールサイドで2〜3時間撮影していたんですが、めちゃくちゃ暑くて大変でしたよ。

幅広いAFエリアがもたらす、新しいポートレートの形

人物を被写体にして何パターンか撮影しました。左は70mmの焦点距離で、ちょっと絞ってF5、背景の壁の色と質感を生かしました(70-200mm F2.8 G SSM II )。モデルの衣装の柄と壁がマッチして、いい雰囲気の作品になっています。どこで撮影するか、いろいろと歩きまわりましたが、悩んだ甲斐がありました。右は、絞りを開け気味にして背景をぼかす正統派のバストショットです。85mmF1.4の単焦点レンズ(Planar T* 85mm F1.4 ZA)で撮影しましたが、やわらかい感じを出したかったので絞り値はF2。このとき1〜2時間かけて数百枚撮りましたが、これは一番最初のカットです。時間の経過とともに、髪の毛が乱れて額にかかったり、撮りはじめのリラックスした表情が固くなったりして思うようなカットが撮れなくなったんです。レンズもいろいろ変えたりしながら。女性のポートレートは難しいです(笑)。このときは結局、この最初のカットを超える瞬間を残すことができませんでした。だからこそ、いいな、と思った瞬間に、確実に撮影できることが重要なんです。ポートレートの場合は、露出もそうだけど、特にフォーカス精度が高いのはありがたいですね。このときフォーカスは、瞳にカメラ側で自動的にピントを合わせる「瞳AF」機能を使いました。彼女のまつ毛の量が多かったので「瞳AF」が効くか心配でしたが、ばっちり瞳にきています。

こちらの写真は、踊っている女性を追う難しいカットです。200mmの望遠で被写体を追っていますが、このサイズ感でも瞳にピントがバッチリきていることにまず驚きました。彼女が顔をそむけたときにはピントは当然ずれますし、顔認識も外れるので露出も暗くなります。でも、こちらに振り返るとすぐにAFが追従するし、すかさず顔認識が働いて露出もいい具合になります。AFセンサーって一般的に真ん中が優秀じゃないですか。だからこの写真だと、ちょうど胸の位置くらいにあったりする。それが広いAFエリアで顔にしっかりピントがきているって、とても安心するんです。絞りはF4.0で、左右に広がったスカートの端まで被写界深度内に入るようにしました。

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4240万画素の底力を感じる風景写真です。レンズは70-200mm F2.8(70-200mm F2.8 G SSM II)で、焦点距離は120mm。絞り値は[F8]で、ピントは時計台の建物に設定しています。撮影中はそこまで気付かなかったんですが、あとでPCのモニターで確認すると、ありえないところまで写っている! 例えば時計台の奥に流れる河の向う岸を走る並木道。その並木の枝や通りの看板、レンガの壁面の質感まで見て取れる。おそろしいほどの解像度、圧巻の描写力です。僕はGマスターの作例も撮っているわけです。じゃあGマスターと比較するとどうなのか、というのは皆さん気になるところでしょう。 4240万画素できちんと解像するのか、というのは僕も気になりました(笑)。でもまったくの杞憂でしたね。こうした風景写真では、ある程度は絞って撮影するのが一般的ですが、駄目なレンズは絞っても解像感が出てこない。でも70-200mm F2.8 G SSM IIはとても繊細な解像感を示してくれました。α99 II+70-200mm F2.8 G SSM IIの組み合わせは仕事でも十分に使えると思います。冒頭で4240万画素×Gマスターは最強の組み合わせと言いましたが、Aマウントのポテンシャルはまだまだあると改めて感じました。

ボディサイズ、操作性、機能性。
どれを語っても一級品。

α99 IIのボディは、お世辞抜きにベストマッチな感じでした。僕が気になるのは、ボディの重さと厚み、そしてグリップの感触。ボディは前機種よりひと回り小さくなっているそうですが、手の大きくない僕にはぴったり。これは本当に直観的な感覚ですが、とても使いやすかった。

EVF(電子式ビューファインダー)も被写体を最大約15.5倍までファインダー内で拡大表示できるってすごいですね。こちらの作例では、かなり暗い中で撮影しましたが、−4EVのAF撮影も全然問題なし。ピントが合った部分の輪郭を色つきで強調表示するピーキング機能も役に立ちます。あとで聞きましたが、この時は、非常に暗い中で構図、フォーカスをあわせて、撮影するときはストロボを使ったのですが、設定反映効果を「OFF」にすると、実際の露出と関係なくファインダーが素通しになって明るくなり、フレーミングがしやすくなるそうですね。
次の機会に、またα99を使う時に、試してみたくなりました。

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