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中田久美子

P r o f i l e

1978年兵庫県生まれ。東京カメラ部10選、東京カメラ部写真コンテスト「日本の47枚」2016・2017年入賞。事故で片手が不自由になり、それまでやっていた事が思うように出来なくなって、何か片手でも出来る趣味を・・・と手に取ったのがカメラだった。それ以来、多くのカメラ友達との出会いの中で写真の魅力に気付きのめり込んでいく。建造物や、ストリートスナップなどそこに有るものに加え、頭に浮かんだイメージを作り上げるようなテーブルフォトを撮影し、名古屋ソニーストア等で写真展を開催。自宅近くに写真を楽しむためのガレージハウスを作り、仲間と集まって日々写真活動を楽しんでいる。

独自の視点で切り取るスナップ写真を得意とする中田久美子さん。軽量で取り扱いやすい機材にこだわる中田さんは、超小型サイズのRX0にどんな印象を持ち、どのように使いこなしたのだろう。RX0のファーストインプレッションを伺った。

ボタンの数も少なく、ご年配や小さな子供でも操作できるくらい簡単でシンプル。レンズも単焦点で、とても潔いカメラだなと思いました。これだけ小さければアングルも自由自在だし、サイレントシャッターを使えば撮っていることにも気付かれないので、街スナップなどにはぴったりです。子供でもの自然な表情を収めたりすることもできますよね。

RX0は起動が速く、電源を入れてからシャッターを押して撮れるまでの時間が本当に短いんです。ハロウィンの日に仮装していた女の子の傘が飛びそうになった瞬間、「あっ!」と思ったときにはもう撮れていましたね。この写真は色情報が多かったのでRAW現像してモノクロにしたのですが、現像の手順や感覚も普段使っているα7シリーズと何ら変わりがなかったですね。

防水なので、まず雨を撮ろうと思って撮った一枚です。ちょうど台風が接近していた頃だったので、物凄い勢いで雨が落ちていて。RX0がコンパクト過ぎて、撮っていても誰も気付かないんですよ。でも。「あの人雨の中何してるんだろう?」という目で見られていたかもしれないですが(笑)普段使っているカメラだと、流石に怖くてもう少し離れた場所から狙っていると思うのですが、これなら水深10mの防水性能があるので安心でした。RX0を手にする前は雨の日にはほとんど写真を撮らなかったので、自分でも新鮮でしたね。

16コマ/秒の連写性能はとても優秀でした。人が歩いてくる瞬間をとらえつつ、水しぶきが王冠のようにきれいな形になっている一枚を選ぶことができました。奥に見えている建物の色が派手だったので、視線がそちらに行ってしまわないよう、RAW現像で彩度を落とし気味にしました。

友人にお願いして水たまりにバイクを走らせてもらい、待ち構えていたところを撮影しました。カッパを着ていたのですが、ずぶ濡れになってしまいました(笑)シャッタースピードが遅くなりすぎるとバイクの疾走感や水しぶきの形が出なくなってしまうので、ちょうどいいスピードを探りながら撮ったんです。RX0を手にして一番最初に思いついた撮影方法でしたね。

水槽の中にガーベラとRX0を沈めて、横からホースで水を送っています。水の泡がないと普通の写真になってしまうので、思い通りの形になるように何度もトライしました。防水だからこそできた撮影方法ですね。幻想的な雰囲気が出るように背景に黒い画用紙を貼って、入ってきた自然光を現像処理して赤い色を出しています。

女性は小さいカバンを持ち歩くことも多いと思うのですが、そんなときミラーレスでさえ「ちょっと大きいな」と感じてしまうこともあるので、RX0のコンパクトさは本当に助かりました。自分の生活の中にRX0が一台あるだけで、撮れる写真の幅がぐんと広がりましたし、普段あまりチャレンジしない動画も、なんの抵抗もなく撮っていましたね。先日も、娘の学園祭での姿を簡単に収めることができました。柵の上に乗せてボタンを押すだけですから。この気軽さは強い味方だと思います。