商品情報・ストア Feature 音楽の聴き方で変わる新たな娯楽体験。「iri “Sparkle ” Sound weeks in Sony Store」

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音楽の聴き方で変わる新たな娯楽体験。
「iri “Sparkle ” Sound weeks in Sony Store」

2月29日(土)からソニーのワイヤレスヘッドホン「WF-H800」が販売開始されます。CMソングを担当したiri(イリ)のニューソング「Sparkle」とのコラボ企画として、彼女の全タイトルをハイレゾ環境で試聴できるコーナーが3月25日(水)までソニーストア5店※に設置されています。総額約100万円のハイエンドヘッドホンセットでの試聴というスペシャルな体験までできるという本イベントのレポートをお送りします。
※開催場所:ソニーストア 銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神 オーディオコーナー

ソニーの現行ヘッドホンを試せる体感型イベントが開催されている

今のライフスタイルに寄り添った
完全ワイヤレスの新製品「WF-H800」

ソニーストア 銀座の5Fに伺ったのは開催初日の2月19日(水)。「iri “Sparkle ” Sound weeks in Sony Store」と題され、本人の写真と共に掲げられた看板と、「Sparkle」のMVが流れるモニタ、そして「WF-H800」含むずらっと並べられた製品に迎えられます。

R&Bやヒップホップなどをジャンルレスに混じり合わせたサウンドとスモーキーなヴォイスでグルーヴを醸成していくiri。しかし自分の感情を起点に描かれるエモーショナルな歌詞や、通底するオーガニックなテイストにシンガー・ソングライターとしての頑なな意思が感じられるところこそが、彼女のポップ・イデオロギーだと考えています。そんな中で放たれた今回の「Sparkle」はKan Sanoが手掛けたアッパーなトラックと、詞を先行して作ることで言葉につられたメロディの譜割りがこれまでとは違うグルーヴを形成していく、新たな領域へのトライアルが伺えます。

この曲とコラボしたのは、「いい音が、毎日を彩る。」をコンセプトに掲げた新製品「WF-H800」。ストリーミングサービスの浸透により、外出時の音楽を聴くライフスタイルにおいて、聴ける楽曲の網羅性と、利便性・カジュアルさはもはや大前提となってしまいました。音楽ライターである私も以前はウォークマンを愛用し、日々x-アプリを駆使していましたが、最近はもっぱらSpotifyをスマホにインナーイヤホンをさして使っております。音質的課題はありますが、Spotifyからはもう離れられない……。今回の「WF-H800」は、端的にいえばそんなライフスタイルの変化によって生まれた、利便性と音質の両立という課題にトライした製品と言えるでしょう。

いい音が、毎日を彩る。完全ワイヤレスに、ハイレゾ級高音質(※)「WF-H800」
* DSEE HX ON時にCDやMP3などの圧縮音源をSBC/AACのコーデックでBluetooth再生する際、最大96kHz/24bitまで拡張

スタッフの方に商品説明をしていただきながら、両耳に装着し、さっそく「Sparkle」と1月にリリースしたシングル曲「24-25」を試聴します。これまでのワイヤレスイヤホンでは得難い立体感にまず慄きました。特に「Sparkle」では、トラックにおけるブレイクビーツの1音1音が際立って、360度から迫って来るように感じました。DSEE HXが搭載されていることより、CDやMP3などの圧縮音源や、音楽や動画などのストリーミングも最大96kHz/24bitまで拡張することができるそうです。

また本体だけで最長8時間 ※の連続再生が可能。保管する小型ケースも1回分充電できるので、計16時間持続します。カラーバリエーションも、使用しているデバイスやファッションに応じて5種類から選べます。
* DSEE HX OFF時

iri本人も本イベントを訪れ、様々な製品を体験したそうです

総額約100万円の音でiriの楽曲を楽しむ

続いてストア奥の「総額約100万円の音を楽しむ」と題されたハイエンド製品が並ぶカウンターに案内していただきました。価格が段階的に設定された4台の機材セットたち。まずはウォークマン「NW-ZX507」をイヤホン「IER-M7」で聴く、約15万円のセットを聴いてみました。

「24-25」の冒頭のハンドクラップが鳴った瞬間に、音が鳴っている空間が普段の体験よりも圧倒的に広いことに驚きます。インナーイヤホンで聴いているのに、全身で音圧を受け止める心地という意味では、ライブ会場にいるような感覚に近いでしょう。その感想をスタッフの方に伝えると、上部のイヤホン接続端子が2つあり、左右の音を完全に分離させるバランス出力に対応していることによって定位がクリアになっていることを説明していただきました。

また「NW-ZX507」ではウォークマンに転送した音源だけではなく、ストリーミングサービスやアプリから直接楽曲をダウンロードすることもできるそうです。もともと筆者は音質よりも利便性をとってウォークマンからスマホにリプレイスしましたが、音質と利便性が両立された商品がすでに出ているではありませんか……。

「NW-ZX507」をバランス出力で聴いてみました

その次に、ウォークマンとしての最上位モデルである「NW-WM1A」と、さらにそこから金メッキを施した無酸素銅切削筐体使用である、パーツも厳選された「NW-WM1Z」を試聴してみました。それぞれ約30万円と50万円の機材セットです。この2つをイヤホンの最上位モデル「IER-Z1R」で聴きます。

ここまでくると、アーティストによるサウンド空間のデザインの意図まで透けてくるようです。「24-25」の勇ましいゴスペル調のコーラスや、どこか黄昏たトランペットのフレーズなど、バック・サウンドでありながら、音の表情や立ち上がり方にも耳が引き寄せられます。同じ曲でも聴くたびに新たな発見ができるリスニング体験と言えるでしょう。

重量感のあるウォークマン最上位モデル「NW-WM1A」「NW-WM1Z」

これ以上あるのか……と恐れながら最後のデジタルミュージックプレイヤー「DMP-Z1」を、ステレオヘッドホン「MDR-Z1R」による総額約100万円の機材セットで試してみました。

これまでよりも小さい音量設定で聴き始めたのですが、今までのものと同程度の生々しさとパワーで伝わってきます。ここまでくるとその臨場はライブ感を超えて、レコーディングの現場を実際にこの目で見ているかのような、緊張感すら備わった解像感に達しています。

機材の横にある説明文によると、電源を接続することのノイズを排除するために、あえて独立したバッテリー駆動で電源を供給しているとのこと。あらゆるクリーンな音質に追及を重ね、技術を投入した製品であることが身に染みてわかりました。

総額100万円の音楽体験 DMP-Z1+MDR-Z1R+MUC-B20SB1

1時間以上かけてじっくり各製品を体験しましたがまるで飽き足りません。「逆にコンプが深くかかった80年代の名盤群を聴いてみたい」、「ギター1本の弾き語りであれば生々しさはより沸き立つのか?」などの想像がエンドレスに広がっていき、後ろ髪を引かれながらソニーストア 銀座を後にしました。

今回のコラボ企画は決して音質へのこだわりをマニアックに追及する人たちに向けた道楽ではありません。むしろストリーミングによって「何を聴くか」に無限の可能性を与えた衝撃とライフスタイルの変化に対して、改めて「どう聴くか」という軸でも楽しめるという提案をしているのです。

新たな娯楽体験を、ぜひこの期間にiriの楽曲を通して重層的に味わってみてください。

 

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