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継承される6代目「耳型職人」

ソニーのヘッドホン設計部署には、開発者の間で代々たった一人にしか引き継がれない「耳型職人」という呼び名があります。人の耳の形状や装着感に向き合い、快適な装着性を追求する存在です。
1978年、初代ウォークマンの発売前年から始まった耳型の収集と研究は、歴代のヘッドホン開発者によって一度も途絶えることなく6代目に受け継がれてきました。先代たちが丁寧に型採りしてきたものも含めて、500個以上の「耳型」が蓄積され、その知見は現在のヘッドホン開発にも生かされています。

さまざまな人々の耳型(シリコン製)

性別も年齢も国籍もさまざまな人々の耳型(シリコン製)

そして彼らが追求するのは、着け心地だけではありません。ヘッドホン・イヤホンの開発において「装着感」と「音質」は密接に関係しています。どれほど優れた音響技術を搭載しても、きちんと装着できないと本来の音色は損なわれてしまうからです。

イヤーピースがどのように耳に当たり、変形しているかを確認

耳型を半分に切断し、イヤーピースがどのように耳に当たり、変形しているかを確認

「6」という数字が物語るのは、48年間受け継がれてきた職人の歴史。先代から受け継いだ耳型の採取技術やその活用法は、時代に合わせて進化し続けています。
歴代の耳型職人たちが捧げてきたひたむきな情熱。その結晶が、あなたの耳に届く鮮明な音の世界を支えています。

新たなスタンダードづくりに
貢献した「耳型職人」

今では当たり前となった耳栓のようにイヤーピースを耳の奥に差し込んで装着する、密閉型の「カナル型イヤホン」。実は1999年にこれを世界で初めて実用化したのも、当時のソニーの耳型職人の発想からでした。膨大な耳型を研究し尽くしたエンジニアの知見があったからこそ、この画期的な形状は誕生しました。

インナーイヤーヘッドホン『MDR-EX70SL』

密閉型インナーイヤーヘッドホン『MDR-EX70SL』。
21世紀へ向け新たなリスニングスタイルの可能性を切り拓いた記念モデル
*1999年当時(ソニー調べ)

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