商品情報・ストア Feature シャツの下で静かにスマート冷温 ビジネスシーンに“パーソナルクーラー”

シャツの下で静かにスマート冷温 ビジネスシーンに“パーソナルクーラー” シャツの下で静かにスマート冷温 ビジネスシーンに“パーソナルクーラー” シャツの下で静かにスマート冷温 ビジネスシーンに“パーソナルクーラー”

ウェアラブルクーラー『REON POCKET 5』

エアコンで空間全体を冷やす時代はもう終わるかもしれません。これからは、自分だけの快適空間を身にまとう時代がやってくる。REON POCKETはそんな未来をいち早く実現する“パーソナルクーラー”。ワイシャツの下、首筋にそっと忍ばせておくだけで、体感温度をベストコンディションに保ってくれるビジネスパーソンの必需品だ。迫り来る猛暑を、さらに賢く進化した『REON POCKET 5』でスマートに乗り切ろう。

Index

“空間”ではなく
“個人”を冷やすという発想

意識できない快適さまで

空気も読める安心感

  • 01 01
    “空間”ではなく“個人”を冷やすという発想
  • 02 02
    意識できない快適さまで
  • 03 03
    空気も読める安心感

“空間”ではなく
“個人”を冷やすという発想

point

ビジネスパーソンのための
首もと“冷温REON

真夏に営業から帰社した社員と、冷えたオフィスで働き続ける内勤社員では、快適に感じる温度が全く違う。そんな人それぞれの快適空間の差が激しくなる季節こそ、REON POCKETが活躍する。首もとをそっと冷やしたり、温めたりする独自発想で、自分だけの快適温度をスマートに実現。これなら誰もが気持ちよく働ける。

開発者からのコメント
商品企画・メカ設計担当 伊藤(健)

商品企画・
メカ設計担当
伊藤(健)

ビジネスパーソンがふだん使いしやすいよう、小型軽量かつ身につけていることがわからない装着感をずっと追求してきました。結果、気がついてみればワン・アンド・オンリーな製品に育ったのかな、と。

point

「ソニーの技術はエレクトロニクス製品だけのものじゃない」がはじまり。

ソニー初の身に着ける温度調整製品となるREON POCKET。その原点は、ソニーが開発するエレクトロニクス製品の内部発熱を外に逃がすための放熱技術にあった。製品のパフォーマンスを向上させるには、製品の置かれた環境に応じた温度調整が必要になる。

「それって、人間も同じなのでは?」

REON POCKETはそんな気付きから生み出された。

開発者からのコメント
商品企画・メカ設計担当 伊藤(健)

商品企画・
メカ設計担当
伊藤(健)

効率的に冷やすため、発熱する部分と冷却する部分をダイレクトにつなぐ内部構造にしているのですが、ここにもソニーが長年培ってきた放熱や小型化のノウハウが活かされています。

オフィスや通勤時の暑さ、寒さ、我慢していませんか?

意識できない快適さまで

point

暑い、寒いと思う前に先回り

暑いから冷やす、寒いから温める。そんな単純なことが実は難しい。本体だけでは、外の温度は測れないからだ。そこで温度計などの各種環境センサーをTAGというかたちで外に出し、ユーザーの動きや外気温に合わせてタイムリーに動作するように。エアコンの効いたオフィスから出た瞬間にサッと冷えはじめ、戻ってきたらすぐに弱めてくれる。歩き始め直後の身体のほてりなど、自分でも気がついていないような変化にまでスピーディに追随してくれる。

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開発者からのコメント
ソフトウェア担当 伊藤(陽)

ソフトウェア
担当
伊藤(陽)

TAGによるセンシングとの連携で体表面温度を一定に保つよう冷温レベルを調整する『SMART COOL⇔WARM MODE』に対応しています。ユーザーが一切、スマートフォンアプリに触ることなく、つねに適切な温度にシームレスに切り替わる、いわばフルオートに近い体験を提供できるようになりました。

point

空気の流れと、カタチ

REON POCKETの形状は、たくさんの空気を吸い込んでしっかり熱を逃がすため、吸気口の位置や大きさから本体背面テクスチャーの形状や深さ、側面の角度にまでこだわり抜いた「機能美」の具現化を目指した。もちろん見た目の美しさ、品位にも妥協しない。全ての面と全ての線に確かな意志が込められている。

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『REON POCKET 5』背面テクスチャーの試作モデル。ストライプの太さや幅を何パターンも試した(最終製品は右)。

開発者からのコメント
デザイン担当 吉戸

デザイン担当
吉戸

ソニーグループのデザイン業務を幅広く行うクリエイティブセンターでは、「『原型』を創る」というデザインフィロソフィーを念頭に、細部までこだわり抜いてデザインをしています。特にこの製品では、機能美を追求しつつ、シンプルにそぎ落とす作業を重ねてきました。

真夏日、外へ出た瞬間に
汗が噴き出したことありませんか?

空気も読める安心感

point

気付かれることなく、
こっそり自分だけを快適に

身につけている自分ですら忘れてしまうほど快適な装着感、周囲から見えない首筋にフィットする形状も、REON POCKETのアドバンテージ。そして、新搭載の空冷ファンは「ささやき声」や「木の葉のふれあう音」レベルの静けさを実現した。

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開発者からのコメント
商品企画・メカ設計担当 伊藤(健)

商品企画・
メカ設計担当
伊藤(健)

実は以前、商談に過去のREON POCKETを身につけて臨んだところ、いざ契約という段で熱量が上がったのか空冷ファンが勢いよく回り始めて気まずい思いをしたと聞いたことがあります。でも、『REON POCKET 5』ならはそうした心配はありません。シリアスなビジネスシーンでも音を気にすることなく、商談に集中できる静かさを実現できているのではないかと思っています。

point

出勤から退勤まで使えるスタミナ

せっかくの冷たさ、温かさも、短時間しかもたないのでは意味がない。その点、『REON POCKET 5』は高効率なサーモモジュールと動作モードの組み合わせによって、長時間動作を実現。最大パワーのレベル4でも7.5時間、賢く冷やす「SMART COOL⇔WARM MODE」なら約10時間もの連続駆動を達成した。朝から晩まで快適さを身に着けていられる。

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自分だけの涼しさ、欲しくありませんか?

Reon Pocket 5について

REON POCKET(レオン ポケット) RNPK-5

REON POCKET 5
RNPK-5

本体のみ/センシングキット

商品情報

voices

これからの夏の暑さをソニーの技術で何とかしたい。一人のエンジニアのそんな発想から開発がスタートしたREON POCKET。それから5年が経過した今、ますます苛烈になる猛暑、底冷えする冬に向けて最新モデル『REON POCKET 5』がどのような進化を遂げたのか。企画・開発を主導した、伊藤 健二ら、キーパーソンの生の声をお届けします。

お話を聞いた開発者
  • 商品企画・メカ設計担当 伊藤(健)

    商品企画・
    メカ設計担当
    伊藤(健)

  • ソフトウェア担当 伊藤(陽)

    ソフトウェア
    担当
    伊藤(陽)

  • 設計担当 石川

    設計担当
    石川

  • デザイン担当 八木橋

    デザイン担当
    八木橋

  • デザイン担当 吉戸

    デザイン担当
    吉戸

これまでになかった。
でも、ソニーならではの技術が詰まったREON POCKET

初代『REON POCKET』が2020年7月に発売されてから、今年でいよいよ5年目を迎えます。まずはその生みの親である伊藤(健)さんから、REON POCKETのコンセプトについて改めて説明していただけますか?

これまでになかった。
でも、ソニーならではの技術が詰まったREON POCKET

初代『REON POCKET』が2020年7月に発売されてから、今年でいよいよ5年目を迎えます。まずはその生みの親である伊藤(健)さんから、REON POCKETのコンセプトについて改めて説明していただけますか?

商品企画・メカ設計担当 伊藤(健)

商品企画・
メカ設計担当
伊藤(健)

“空間”を冷やしたり温めたりするエアコンとは異なり、“個人”の温度を快適に保つ、つまり冷温感のパーソナライズ化を実現できることがREON POCKET最大の特長です。これにより、エアコンが使えない屋外でも快適に活動できるようになりますし、屋内でもエアコンの負荷を下げて省エネにつなげられると考えています。

初代『REON POCKET』が発売された5年前と比べ、ウェアラブルな「パーソナルクーラー」製品がだいぶ増えました。現在の状況をどのように捉えていますか?

商品企画・メカ設計担当 伊藤(健)

商品企画・
メカ設計担当
伊藤(健)

私たちはこの5年でライバルが増えたというよりも、むしろ棲み分けがはっきりしてきたと考えています。他社製品は工事現場などで職人さんが身につけるようなものからレジャー向けものまで、屋外利用に振り切ったものが多いんですよね。そのため小型化はあまり考えられておらず、動作音も大きめです。

一方、REON POCKETはビジネスパーソンがふだん使いしやすいよう、小型軽量かつ身につけていることがわからない装着感をずっと追求してきました。結果、気がついてみればワン・アンド・オンリーな製品に育ったのかな、と。

お客さまの反応はいかがですか?

お客さまの反応はいかがですか?

商品企画・メカ設計担当 伊藤(健)

商品企画・
メカ設計担当
伊藤(健)

ビジネスユースできる選択肢がほぼREON POCKET一択ということもあって、順調に使っている人が増えています。この5年間はずっとユーザー数が拡大しており、昨年(2023年)発売した『REON POCKET 4』などは、わずか3日間でなんと1万台も売れたんですよ。

また、海外からも強い引き合いのある製品で、この夏からはこれまでも展開していた香港に加え、イギリス、シンガポール、タイ、マレーシア、ベトナムでの販売も決定しています。

暑さ対策と省エネの両立は世界的な課題ですものね。しかし、こうした個人の温度をコントロールする製品をソニーが出すことに意外性を感じている方も多いようです。

商品企画・メカ設計担当 伊藤(健)

商品企画・
メカ設計担当
伊藤(健)

そのようですね。でも、製品内部の発熱を逃がす技術自体は、カメラからスマートフォンまで、多くのソニー製品に組み込まれています。私自身、そうした技術開発に長年取り組んできたエンジニアでした。REON POCKETはその目的を「エレクトロニクス製品の内部を冷やす」ことから「人を快適にする」ことに変えただけのものなんです。また、効率的に冷やすため、発熱する部分と冷却する部分をダイレクトにつなぐ内部構造にしているのですが、ここにもソニーが長年培ってきた放熱や小型化のノウハウが活かされています。ですので、私自身としては、REON POCKETのような製品をソニーがやることになんの違和感もありません。ソニーの技術を音や映像以外の分野にも活用した結果です。

それをふまえた上で、その最新モデル『REON POCKET 5』について、どういった点が進化したのかをお話しください。

商品企画・メカ設計担当 伊藤(健)

商品企画・
メカ設計担当
伊藤(健)

『REON POCKET 5』は、昨年発売した『REON POCKET 4』で大幅に変更された新デザインを受け継ぎつつ、内部を大きく刷新し、冷却レベルを大きく高めています。

冷却レベルがさらに高まるというのはうれしいですね。

商品企画・メカ設計担当 伊藤(健)

商品企画・
メカ設計担当
伊藤(健)

私がREON POCKETを発案した2019年と2023年で暑さのレベルが大きく変わってしまいました。都内では35℃以上の猛暑日がこの数年で倍以上の日数になっており、今年、2024年も昨年並みの酷暑が予測されています。そのため、『REON POCKET 5』では大幅に冷却性能を高める必要があったのです。

「うちの製品を使ってほしい!」
新たなパートナーシップの締結で
ビジネスシーンでも使える静かさを実現

ではここからは、再設計されたというサーモモジュールについて詳しくお話を聞かせてください。

「うちの製品を使ってほしい!」
新たなパートナーシップの締結で
ビジネスシーンでも使える静かさを実現

ではここからは、再設計されたというサーモモジュールについて詳しくお話を聞かせてください。

商品企画・メカ設計担当 伊藤(健)

商品企画・
メカ設計担当
伊藤(健)

REON POCKETのサーモモジュールは温度をコントロールするペルチェ素子とその発熱を吸収して逃がすアルミ製の放熱フィン、そこに風を通して本体外に排気する空冷ファンの3つの部品で構成されています。

今回、『REON POCKET 5』で刷新されたのはペルチェ素子と空冷ファンの2つです。まず、温度をコントロールするペルチェ素子から説明していきましょう。ペルチェ素子とは板状の半導体デバイスで、電流を流すと上面が吸熱され(冷やされ)、下面が発熱するという特性があります。

家電製品ではワインセラーや小型冷蔵庫などで使われているものですね。

商品企画・メカ設計担当 伊藤(健)

商品企画・
メカ設計担当
伊藤(健)

REON POCKETではこのペルチェ素子の上面をステンレスのプレート越しに首筋にあてることでユーザーの身体を冷やしています。なお、ペルチェ素子は電流の向きを変えることで挙動を逆転させることもできます。REON POCKETが小さなボディで冷却・温熱に対応できるのはペルチェ素子にそうした特性があるからなんですよ。

冷温両対応だから、冷温→れいおん→REONなんですよね(笑)。

商品企画・メカ設計担当 伊藤(健)

商品企画・
メカ設計担当
伊藤(健)

そうなんです(笑)。なお、ペルチェ素子には単体では動作音がせず、温度の変化が極めて早いという特性もあり、これからお話しするREON POCKETの特長を支えてくれています。

『REON POCKET 5』ではそのペルチェ素子をどのように再設計したのでしょうか?

左が『REON POCKET 4』搭載のペルチェ素子、
右が『REON POCKET 5』搭載のペルチェ素子。

『REON POCKET 5』ではそのペルチェ素子をどのように再設計したのでしょうか?

商品企画・メカ設計担当 伊藤(健)

商品企画・
メカ設計担当
伊藤(健)

見比べていただけば一目瞭然なのですが、素子の厚みをかなり大きくしました。大きくすればよいという単純なものではないのですが、内部構造を最適化し、冷やした上面と温めた下面の距離を離すことで冷却効率を高めることに成功しています。吸熱量の比較では従来比約1.5倍にもなりました。

その上で大切なのが、吸収した熱をどうやって外部に逃がすか、です。吸熱と排熱、この2つがバランス良く備わっていないと冷却性能を高めることはできませんから。そこで『REON POCKET 5』では空冷ファンも再設計する必要がありました。

左が『REON POCKET 4』搭載のペルチェ素子、
右が『REON POCKET 5』搭載のペルチェ素子。

それはつまり空冷ファンも大きくしたということですか?

それはつまり空冷ファンも大きくしたということですか?

商品企画・メカ設計担当 伊藤(健)

商品企画・
メカ設計担当
伊藤(健)

いいえ、それでは本体のサイズが大きくなってしまいますので意味がありません。今回はサイズはそのままに、より高効率な空冷ファンを新搭載し、発熱が大きい時は強力に排熱し、小さい時は少ない電力で排熱できるようにしています。

設計担当 石川

設計担当
石川

REON POCKETは、これまでの4世代で内部の構造を細かく修正してきましたが、空冷ファンについては初代モデルから同じものを使い続けてきました。既製品ではあるのですが、小型で優れた冷却効率を誇る定評のあるものです。もちろん我々もその重要性は認識していたので、より優れた空冷ファンを探し続けてはいたのですが、どのメーカーに訊ねてもこれ以上のものはないという回答でした。

ところが、REON POCKETの認知が高まっていく中で、自分のところの製品を使ってみてくれないかというご連絡をいただくことが多くなりました。その中に、今回新搭載した新しい空冷ファンがあったのです。

それは興味深いエピソードですね。もう少し詳しく当時のやり取りを教えていただけますか?

設計担当 石川

設計担当
石川

精密小型モーターの開発・製造で有名なある国内メーカーの会長がREON POCKETをご覧になって、なぜこういった画期的な製品にうちの空冷ファンが入っていないんだとおっしゃったそうなんです。それで次の日にはぜひ会いたいと連絡をいただきました。

すごいフットワークの軽さですね(笑)。

設計担当 石川

設計担当
石川

とりあえず3種類持って行くから試してほしいと言われ、その中の1つが、実際に『REON POCKET 5』に搭載されています。実は、その頃にはすでに製品開発は佳境を迎えていたのですが、驚くほどのスピード感で取り組んでいただけたおかげで、なんとか間に合わせることができました。

その空冷ファンはどこが従来ファンと比べて優れていたのでしょうか?

左が『REON POCKET 4』搭載の空冷ファン、
右が『REON POCKET 5』搭載の空冷ファン。

その空冷ファンはどこが従来ファンと比べて優れていたのでしょうか?

設計担当 石川

設計担当
石川

大きく2つの点で従来のものと違っていました。ひとつはファン中央の軸受けの部分ですね。軸受と軸の間をオイルなどの流体で満たす「流体動圧軸受」を採用し、回転数が上がってもより滑らかに、静かに回る設計になっています。そしてもうひとつ、回路設計も優れており、電力効率良くファンを回転させることができます。これらにより、数字で表すと約1.5倍程度のファン効率アップに成功。その上で静かさを従来モデルの5分の1程度にまで下げることができました。

商品企画・メカ設計担当 伊藤(健)

商品企画・
メカ設計担当
伊藤(健)

そう言うと簡単に聞こえてしまいそうですが、実際にはそんな簡単なことではありません。新しい空冷ファンではブレードの数が倍以上に増えており、この羽根が強力に空気をかき出してくれます。この際、軸受けの部分の設計を正しくやらないとむしろ効率が落ちてしまう難しさがあるのですが、ご協力いただいたメーカーが精度高くシミュレーションしてくださったおかげで、圧倒的な高効率でありながら、驚くほど静かな動作を両立させることができました。専門のメーカーと共に取り組むことで、これまで不可能だと思っていたことを実現できたのは得がたい経験でしたね。

左が『REON POCKET 4』搭載の空冷ファン、
右が『REON POCKET 5』搭載の空冷ファン。

従来モデル比で約5分の1の静音化とのことですが、具体的にどれくらい静かになったのかが気になります。

商品企画・メカ設計担当 伊藤(健)

商品企画・
メカ設計担当
伊藤(健)

COOL LEVEL4にて実際に動作している状態を測定したところ、耳に届く騒音は、「ささやき声」「木の葉のふれあう音」レベルの音とされるものでした。従来モデルでは室内では少し音が気になるというコメントがありましたが、『REON POCKET 5』では身につけている本人も気にならない静かな音に抑えられたのかなと思っています。

今、実際に試させてもらっているのですが、本当にものすごく静かになりましたね!!

商品企画・メカ設計担当 伊藤(健)

商品企画・
メカ設計担当
伊藤(健)

実は以前、商談に過去のREON POCKETを身につけて臨んだところ、いざ契約という段で熱量が上がったのか空冷ファンが勢いよく回り始めて気まずい思いをしたと聞いたことがあります。でも、『REON POCKET 5』ならはそうした心配はありません。シリアスなビジネスシーンでも音を気にすることなく、商談に集中できる静かさを実現できているのではないかと思っています。

着用していることがわからないほど
自然なシルエット

『REON POCKET 5』では冷却効率のアップを最大の目標に掲げています。ここまででお話しいただいたサーモモジュールの改善のほか、冷却効果アップに貢献している変更点はありますか?

着用していることがわからないほど
自然なシルエット

『REON POCKET 5』では冷却効率のアップを最大の目標に掲げています。ここまででお話しいただいたサーモモジュールの改善のほか、冷却効果アップに貢献している変更点はありますか?

商品企画・メカ設計担当 伊藤(健)

商品企画・
メカ設計担当
伊藤(健)

先ほど、デザインについては『REON POCKET 4』を受け継いだとお話ししましたが、実は、冷却性能を高めることを目的にいくつかの部分に手を入れています。

デザイン担当 吉戸

デザイン担当
吉戸

まず最も大きな変更点として、本体下部の吸気口の形状が変わっています。『REON POCKET 3』までは本体背面にメッシュ状の吸気口が設けられていたのですが、『REON POCKET 4』でこれをボトム側に移動させ、開口も大きくしました。

これにはどういった狙いがあったのでしょうか?

これにはどういった狙いがあったのでしょうか?

デザイン担当 吉戸

デザイン担当
吉戸

『REON POCKET 3』までの形状ですと、装着時に衣服が本体背面に張り付いてしまい、吸気口を塞いでしまう問題があったためです。吸気口を直接衣服に触れない場所に移動させることで吸気を安定させる狙いがありました。

その上で『REON POCKET 5』ではボトム部の吸気口をカバーしていたひさしの部分をさらに伸ばし、より吸気の安定性を高めつつ、装着時の背中のシルエットがより美しく見えるようにしています。

商品企画・メカ設計担当 伊藤(健)

商品企画・
メカ設計担当
伊藤(健)

それに加え、今回は側面の角度も大きく変更しました。

デザイン担当 吉戸

デザイン担当
吉戸

細かな違いではあるのですが、本体側面の角度をこれまでのものよりもシャープに立たせた形状に変更しています。これにより衣服と背中の間にわずかな空間が生まれ、吸気口までの空気の通り道を作ることができました。

商品企画・メカ設計担当 伊藤(健)

商品企画・
メカ設計担当
伊藤(健)

先ほど、新しい空冷ファンの導入によって約1.5倍の冷却能力(吸熱量)アップを実現したとお話ししましたが、それもこうしたデザイン面での工夫があってこそなんですよ。

何気ない形状のように見えて、実は全ての部分に機能的な意味が込められているのですね。そうすると『REON POCKET 4』から追加されたストライプ状の背面テクスチャーにどんな役割があるのか知りたくなります。やはり意味があるんですよね?

『REON POCKET 5』背面テクスチャーの試作モデル。ストライプの太さや幅を何パターンも試した(最終製品は右)。

何気ない形状のように見えて、実は全ての部分に機能的な意味が込められているのですね。そうすると『REON POCKET 4』から追加されたストライプ状の背面テクスチャーにどんな役割があるのか知りたくなります。やはり意味があるんですよね?

デザイン担当 吉戸

デザイン担当
吉戸

もちろんです。この背面テクスチャーは黒いシャツなどを着た際、生地が本体背面に張り付き、日光の熱が直接伝わって内部温度が上がってしまうのを避けるために設けています。この際、ストライプの深さや幅をどうするかが悩ましいところでした。機能だけを考えるのならストライプを深く、太い形状にすればよいのですが、それだとデザインとして悪目立ちしすぎてしまいます。また、汚れも溜まりやすくなってしまいますので、機能と美観のバランスを追求し、現在のかたちを導き出しています。結果的にはかたまり感のある良いデザインに仕上がったのではないでしょうか。

『REON POCKET 5』背面テクスチャーの試作モデル。ストライプの太さや幅を何パターンも試した(最終製品は右)。

機能だけを追求すればよいということではない、と。

機能だけを追求すればよいということではない、と。

デザイン担当 吉戸

デザイン担当
吉戸

はい。ソニーグループのデザイン業務を幅広く行うクリエイティブセンターでは、デザインフィロソフィー(哲学)を念頭に、細部までこだわり抜いてデザインしています。特にこの製品では、機能美を追求しつつ、シンプルにそぎ落とす作業を重ねてきました。

デザイン担当 八木橋

デザイン担当
八木橋

デザインを行う上でクリエイティブセンターの理念として掲げているのが、「『原型』を創る」です。REON POCKETには初代モデルから携わらせてもらっているのですが、そのデザインを作り込んで行く中で、他社製品にはないオリジナリティや、ユニーク性のようなものをしっかり表現したいという思いがありました。いったん、『REON POCKET 3』でそれが実現できたと考えているのですが、今回、『REON POCKET 5』ではデザインをさらに深化させ、本体形状の工夫によって冷却・吸気効率をさらに高めることにも貢献しています。そういった視点においても、デザイナーがつねに意識している「機能美」を体現した、新たな原型となるアイコニックなデザインを実現できたのではないかと評価しています。

ビジネスパーソンのためのエアフローパーツ
ワイシャツ姿でも効率的に排気

さて、形状の工夫で空気の流れを整えるという点では、もう一つ、エアフローパーツの存在も重要です。まずはこれがどういったものなのかを聞かせてください。

ビジネスパーソンのためのエアフローパーツ
ワイシャツ姿でも効率的に排気

さて、形状の工夫で空気の流れを整えるという点では、もう一つ、エアフローパーツの存在も重要です。まずはこれがどういったものなのかを聞かせてください。

商品企画・メカ設計担当 伊藤(健)

商品企画・
メカ設計担当
伊藤(健)

REON POCKETはビジネスパーソン向けの製品なので、利用者の約7割がワイシャツなど襟付きの服を着て使っています。そのため、『REON POCKET 4』では排気を襟の外側に逃がす「エアフローパーツ」という追加部品(同梱)を用意していました。ただ、アンケートを採った結果、この形状だとパーツ自体やその排気が首の裏に当たって気になるという人が少なからずいらっしゃるということが分かってきました。そこで『REON POCKET 5』ではエアフローパーツの形状を大きく変更しています。

どう変更したのでしょう?

どう変更したのでしょう?

デザイン担当 吉戸

デザイン担当
吉戸

『REON POCKET 4』のエアフローパーツは排気口をそのまま真上に伸ばしたような形状だったのですが、これをより首に当たりにくく、排気を外側に流せるような形状に改めてほしいというリクエストを受けました。そこで、排気口を大きく曲げた形状に改め、長さも2種類用意することで、首の形状や服のかたちに合わせて選んでいただけるようにしています。

商品企画・メカ設計担当 伊藤(健)

商品企画・
メカ設計担当
伊藤(健)

この際、潜望鏡のように曲げる形状などはこちらから提案したのですが、クリエイティブセンターとしては、そのままではソニーのデザインとして成立しないと、かなり悩まれたようです。

デザイン担当 吉戸

デザイン担当
吉戸

開発チームからの要望は明確だったので、それをどう形状に落とし込むかを検討したのですが、難しかったですね。クリエイティブセンターとしては本体の外観に沿った、装着時に自然な形状にしたいという気持ちがあり、いかにも付け足したようなデザインにはしたくなかったのです。かなりの試行錯誤の末、この形状に行き着きました。

商品企画・メカ設計担当 伊藤(健)

商品企画・
メカ設計担当
伊藤(健)

ご苦労をおかけした甲斐あって、ワイシャツを着ていても効果的に排気でき、しかも見た目の違和感もほとんどない形状に仕上がったと思っています。なお、エアフローパーツを装着するネックバンド3(同梱)については『REON POCKET 4』の時に機能的にもデザイン的にも完成型と言えるものができましたので、そのまま継続となりました。

その上で、新たなアクセサリーとして、専用ケース(別売)を発売します。ネックバンド3とエアフローパーツを装着した状態で収納できるのがポイントで、出し入れ時にいちいち組み立てたり分解したりする手間がかかりません。エアフローパーツや充電ケーブルなどの付属品を収納できる専用ポケットも個別に用意されており、それぞれのパーツを取り出しやすい深さにすることにまでこだわりました。ぜひ、こちらもセットでお使いいただきたいですね。

賢いセンシングで
もっとスマートに冷温

ここまで本体内部構造、そしてデザイン、アクセサリーについてお話しいただきましたが、『REON POCKET 5』にはもう一つ、「REON POCKET TAG(以下、TAG)」という大きな特長が残されています。これは一体、なんのためのものなのでしょうか?

賢いセンシングで
もっとスマートに冷温

ここまで本体内部構造、そしてデザイン、アクセサリーについてお話しいただきましたが、『REON POCKET 5』にはもう一つ、「REON POCKET TAG(以下、TAG)」という大きな特長が残されています。これは一体、なんのためのものなのでしょうか?

ソフトウェア担当 伊藤(陽)

ソフトウェア
担当
伊藤(陽)

ウェアラブルセンシングデバイスことTAGは、周囲の温度や湿度、照度、加速度など、周囲の多様なデータを取得できる、REON POCKET専用の周辺機器です。

REON POCKETの体験になぜTAGが必要だったのかを教えてください。

ソフトウェア担当 伊藤(陽)

ソフトウェア
担当
伊藤(陽)

REON POCKETにも温度センサーが4つ搭載されていて、肌に接触している面の温度や、衣服の中の温度、本体内の温度などをセンシングしながら、適切な温度に調整していました。ただ、私たちが本当にやりたい、周囲の環境に合わせた速やかな温度コントロールは内蔵センサーだけでは難しく、外部の状況を正確にセンシングできる手段を求めていました。

内蔵センサーではなぜ、それができないのですか?

ソフトウェア担当 伊藤(陽)

ソフトウェア
担当
伊藤(陽)

本体内のセンサーでは来ている服の影響を排して外気温を測定することができないからです。たとえば冬場、ダウンジャケットの下にREON POCKETを装着しているような場合、家から外に出てもしばらくは服の中の暖かさが保たれてしまい、本来必要な温度コントロールができなくなってしまいます。

なるほど。それでセンサーを外に出して、正しい気温を取得できるようにしたということですね。

ソフトウェア担当 伊藤(陽)

ソフトウェア
担当
伊藤(陽)

その通りです。ただ、取得する情報は外気温だけではありません。周囲の湿度や、日当たり状況を示す照度など、多岐にわたるデータを組み合わせて適切な温度調整を行うようにしています。

また、ユニークなところでは加速度センサーでユーザーが今、座って作業しているのか、動いているのかといった情報も取得し、止まっている場合は、センシングの頻度を落として内蔵電池の消費を抑えるといったことをしています。そのほか、照度センサー、近接物センサーを使って、ユーザーが正しくTAGを装着しているかを確認するなんてこともやっています。真っ暗でつねに何かが近くにある状態を検知したらポケットの中に入れられていると判断できますから、スマートフォンのアプリで正しい場所に装着できるよう通知するといった具合です。

そうした通知をスマホアプリで受けられるのは便利ですね。

そうした通知をスマホアプリで受けられるのは便利ですね。

ソフトウェア担当 伊藤(陽)

ソフトウェア
担当
伊藤(陽)

なお、『REON POCKET 4』でのTAG対応に合わせて、アプリも一新されています。それまでのものと比べてUIがシンプルになり、より直観的に使えるようになっています。

TAGはどこに装着するのが正しいのですか?

TAGはどこに装着するのが正しいのですか?

ソフトウェア担当 伊藤(陽)

ソフトウェア
担当
伊藤(陽)

ワイシャツの胸ポケット、あるいはカバンなどに、センサー部を露出するように装着してください。

商品企画・メカ設計担当 伊藤(健)

商品企画・
メカ設計担当
伊藤(健)

個人的には通勤用のカバンに付けっぱなしにしておくことをおすすめします。いちいち付け替える必要がないのでストレスなく使い続けられるはずです。

そうして衣服やカバンに装着しておけば、暑いところでは即座に冷やし、寒いところではすぐに温めるということをやってくれるようになるわけですね。

ソフトウェア担当 伊藤(陽)

ソフトウェア
担当
伊藤(陽)

そうですね。ただ、技術的にはもう少し複雑なことをやっています。人間はずっと同じように冷やし続けているとその状況に慣れてしまうためです。また、外気温が一緒でも動き出したり、食事を取ったりすると暑く感じるようになりますよね。そこで『REON POCKET 3』からは、内蔵センサーで得た情報を組み合わせて分析し、体表面温度を一定に保つように冷却レベルを調整する「SMART COOL MODE」を搭載しました。

そして『REON POCKET 4』ではTAGとの連携で、これを温めにも対応(SMART COOL⇔WARM MODE)しています。これによってユーザーが一切、スマートフォンアプリに触ることなく、つねに適切な温度にシームレスに切り替わる、いわばフルオートに近い体験を提供できるようになりました。

それが『REON POCKET 5』ではさらに進化したということですよね。

ソフトウェア担当 伊藤(陽)

ソフトウェア
担当
伊藤(陽)

そうですね。その上で、『REON POCKET 5』は従来よりも高い冷却性能を持つので、より高い快適さを得られます。

商品企画・メカ設計担当 伊藤(健)

商品企画・
メカ設計担当
伊藤(健)

クーラーの効いた部屋から屋外に出ると、TAGが即座に状況を検知して『REON POCKET 5』ならではの強力な冷感でグワッと首元を冷やしてくれるのはかなり気持ちがいいですよ。これは瞬間的に温度を下げられるペルチェ素子ならではの体験だと思います。

ちなみにこうした賢く強力な駆動によって、バッテリー駆動時間はどのように変わっていますか?

ちなみにこうした賢く強力な駆動によって、バッテリー駆動時間はどのように変わっていますか?

ソフトウェア担当 伊藤(陽)

ソフトウェア
担当
伊藤(陽)

最も強力な「レベル4」での冷却時のバッテリー駆動時間が『REON POCKET 4』で最大約4時間だったところ、約1.8倍の約7.5時間にまで延びました。長時間使える「レベル1」ならばこれまで約10時間だったところが約17時間に。「SMART COOL⇔WARM MODE」については利用状況によって大きく変動するものの、私たちの基準では約10時間の連続駆動を記録しています。ぜひ、ビジネスのお供として出勤から退勤まで、電池残量を気にすることなく一日中身につけていただき、キツい暑さの中でも最高のパフォーマンスを発揮し続けていただきたいですね!

Message

まずは“個人”を冷やすことから、
“社会”や“環境”を良くしていきたい

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  • REON POCKETは、“空間”ではなく“個人”に冷感・温感を付与することで快適に過ごせるようにした点がユニークな製品です。ぜひ、通勤時から仕事中まで身につけて活用していただければと思います。基本的には外で使っていただくことが多いとは思うのですが、空調がある屋内でも活用が広がれば、ユーザーの皆さんがそのときの自分が好きな温度で一日過ごすことができますし、各場所で空調への負担を減らすことにもつながります。空間全体の温度調整には空調、自分にあった温度にカスタマイズするときは「REON POCKET」を使うという形で、空調機器と「REON POCKET」が、互いの役割を補完しつつ共存する関係になると良いと思います。

    なお、私たちはREON POCKET事業の継続的な拡大を念頭に、新たにソニーサーモテクノロジー株式会社を設立しました。今後も、まず“個人”を快適にすることで、その延長線上で“社会”や“環境”の課題が解決されていくのだという意志を持って商品・サービスを展開していきます。応援してくださるという皆さまにはぜひこの夏、『REON POCKET 5』をお試しいただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

    ソニーサーモテクノロジー株式会社 代表取締役 伊藤 健二

Reon Pocket 5について

REON POCKET(レオン ポケット) RNPK-5

REON POCKET 5
RNPK-5

本体のみ/センシングキット

商品情報


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