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優れたAFと驚きの描写力、さらなる可能性を秘めた最新ミラーレスα7 III

写真家 桃井一至 氏

α Universe editorial team

フィルムカメラ時代から撮影機材の進化をレビューし続けている、写真家の桃井一至氏。カメラ雑誌で彼の記事を見かけない月はないほど、さまざまなカメラに精通し、機材への造詣が深いことでも知られている。そんな桃井氏がα7 IIIを持って出掛けたのは、街並みが美しいヨーロッパ。α7 IIIでスナップ撮影をした使用感や、作品の仕上がりについて話をお聞きしました。

桃井 一至/写真家 1968年生まれ。1987年 写真家・長友健二氏に師事。3年間のアシスタント生活のあとフリーランスカメラマンに。現在、写真撮影をはじめカメラ関係書籍の執筆を行い、テレビ番組にも出演している。(社)日本写真家協会会員。撮影ジャンルは人物・海外風景など多彩。

α7 IIから劇的に進化!性能も使い勝手も向上して写欲がアップ

――まずはα7 IIIで実際に撮影した印象から聞かせてください。

僕はα7 IIも使っていましたが、比べ物にならないくらい良くなっていますね。起動を含めたレスポンスの速さやバッテリーの持ちなどは驚くほど進化しています。パッと見は似ていますが、中身はまったくの別物です。画質もくっきり感が増してよくなっているし、ダイナミックレンジも広くなっているし。 動いている被写体にも強くなったので、追いかけて撮影してみよう、という意欲も湧きます。スナップ撮影ではAF性能が進化したことも大きなメリットですが、測距点を移動しやすくなったことも僕の中では大きいですね。 僕の場合、フォーカスエリアはフレシキブルスポットを使うので、マルチセレクターで素早くAFの測距点を動かせ、スピーディーに撮れるようになったことはスナップ撮影においてうれしい進化と言えます。

画面の端までしっかりピントを合わせる広範囲・高精度なAF

――スナップ撮影の時に、桃井さんがよく使っている機能はありますか?

スナップの場合はAEブラケットを使うことが多いです。適正露出のほか、プラス側とマイナス側それぞれに露出値をずらして撮れる機能ですね。設定はいろいろ変えられますが、僕は0.3EVずつプラスとマイナスにずらした3コマを連続で撮影します。 スナップは出会い頭にササッと撮影しなければならない場合がよくあるので、スピード重視で撮影し、後から自分好みの露出を選べるのが利点です。明るい方がよかったり、暗い方がよかったりは被写体によって異なるので。下の猫の写真も、AEブラケットを活用して撮影しました。

α7 III,FE 24-105mm F4 G OSS 105mm,F4,1/400秒,ISO100

街中で出会った野良猫ですが、こういう時はAFエリアの広さも頼りになります。α7 IIIは画面の端に近い部分に被写体がきても、その部分にきちんとピントを合わせることができますから。 主役の猫は比較的画面の端の方にいますが、ここでもマルチセレクターを使って移動するだけで、思い通りのポイントにフォーカスを持ってくることができる。デジタル一眼レフでもカバーできるAF範囲ではあるけど、精度は落ちるエリアですからね。そこを高い精度でフォーカスを合わせてくれるところは見事です。

壁の質感やふんわりとした鳥の羽まで表現する気持ちのいい解像感

――この作品は、壁の色や質感が印象的な作品ですね。

α7 III,FE 24-105mm F4 G OSS 24mm,F5.6,1/60秒,ISO100

α7 IIIで撮ると、この作品のようにくっきりとした気持ちのいい画が出てくるんです。これはFE 24-105mm F4 G OSSで撮っていますが、こういう作品が撮れるα7 IIIの解像感に満足しています。 僕はクリエイティブスタイルの風景モードを使って撮ることが多いです。街の中だとよほど意図しない限りは、ちょっと鮮やかな発色に仕上げたいと思っているので。作品としての印象を大切するなら、僕はこういうモードも大いに活用すべきだと思っています。

――下の作品も、屋根と青空のコントラストが美しくて色鮮やかですね。

α7 III,FE 24-105mm F4 G OSS 91mm,F4,1/1250秒,ISO100

海鳥がちょうど煙突のような部分の端に2羽とまっていて、おもしろい画だったので撮影しました。この写真、解像感がとても高いです! 拡大して見ると、羽の階調やふわっとした質感もしっかり残っているんです。こういう繊細な部分は結構ベタッとしてしまうことが多いので驚きました。煙突部分に付いている苔の質感まで忠実に表現されていて、写り過ぎではないかと思うくらいです。

左の海鳥を拡大。羽の質感もしっかり描写されている

大口径でなくても得られる美しいぼけはフルサイズならでは

――APS-Cサイズにはないフルサイズの魅力はどんなところにあると思いますか?

α7 III,FE 24-105mm F4 G OSS 105mm,F4,1/125秒,ISO400

上の作品は絞りをF4で撮影していますが、これだけ被写体がくっきりと浮き立って見えるのはフルサイズだからこそ。 極端に大きくぼけていると、イメージャーサイズの差ってわかりにくいです。そこだけ見ているとAPS-Cサイズでも十分満足してしまうくらい差は感じられません。でもこれぐらいの微妙なボケであれば、描写力の差は歴然です。 F4でもこの浮き立ち感ですからね。APS-Cサイズのセンサーではこの描写はまず得られません。夕方の暮れゆく雰囲気ともマッチして、印象的に仕上げられたと思います。

――下の作品のような列車の電光掲示板は、旅スナップで撮られる方が多いと思います。上手に撮るコツを教えてください。

α7 III,FE 24-105mm F4 G OSS 40mm,F4,1/40秒,ISO250

記録の延長線上みたいなものかもしれませんが、こういう写真を撮っておくと、後で見た時に「いいな」とか「こういう場所に行ってたな」とか、思うことがたくさんありますよね。そういう意味で、旅先では撮っておくべき被写体かもしれません。 これは駅で電光掲示板を撮影したものですが、グッと寄って撮ってしまうとただの説明写真になっちゃいますよね。自分はこの列車に乗った、ということがわかっても、駅の雰囲気までは伝えることができません。 だから僕は情景を入れるような感じで引いて撮ります。意図して寄って撮ることも稀にはありますが、このシーンだったら電光掲示板以外のものも入れ込んで、その場所の雰囲気が伝わるような撮り方をしますね。これは夕方に撮影したので、この街の夕暮れ時の駅の様子までわかるように撮っています。

将来的な可能性を信じて最新ミラーレスへの乗り換えを提案したい

――桃井さんは今までいろいろなカメラを手にしてきたと思いますが、α7 IIIはどのような位置づけのカメラだと考えていますか?

イメージャーの大きさも含めて、私の中では現時点での最高の技術が搭載されたミラーレスカメラだと思います。例えば「瞳AF」も今のデジタル一眼レフではできないことですし。たぶん、今年のうちに一眼レフとミラーレスの軸足は完全にひっくり返ると僕は思っています。ライバルメーカーもミラーレスに力を入れてきて、大きな転換期を迎えることになるだろうと。 ソニーには今まで培ってきた技術や豊富なレンズラインアップがあり、システムとしての安定性があります。それに加えて今の最先端技術を駆使して作り上げたカメラで、さらにフルサイズでこの価格ということを考えると文句の付けようがない感じです。α7 IIIは汎用性が高いカメラなので、スナップ撮影にも最適だと思います。

――最後に、カメラファンに向けてメッセージをお願いします。

今、デジタル一眼レフを使っている人に言いたいのは、「ミラーレスを信じてみるのも良いのでは」ということ。ひと昔前みたいに「ミラーレスカメラなんて」と口にする人もいなくなったし、一眼レフ機よりミラーレスの方が間違いなく「できること」が多いと思います。 写真が好きで撮り続けている人は、自分がやりたいこと、表現したいことがあるはず。そこを目指すためにはミラーレスの方が向いている、と思った時が乗り換えの時期です。もちろん、一眼レフ機を否定するわけではないので、好きな人はそのまま使って写真を楽しむのもいいと思います。ただ、伸びしろは確実にミラーレスの方が大きいし、動画も含めて表現の幅は広がっていくのではないかと。その可能性を信じて、αの最新カメラであるα7 IIIを選ぶのも良い選択だと思いますよ!

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