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CAPA

ミラーレス時代をリードする!!
ソニーα その先進性に迫る!

高性能な像面位相差AFとブラックアウトフリーの高速連写を実現し、カメラグランプリ2018大賞を受賞したソニーα9。α7R III、α7 IIIとともにソニー第3世代フルサイズミラーレスαは、今まさにミラーレス時代をリードする存在だ。今回はその「ファミリー」の魅力をα7R III、α7 IIIを中心に、伊達淳一がレポートする!

α Universe editorial team

CAPA2018年8月号掲載誌面を再構成

カメラグランプリ2018 大賞に輝いたα9
α9を筆頭としたα第3世代フルサイズミラーレスファミリーをダテジュンはこう見る!

世界初のメモリー内蔵フルサイズミラーレス積層型CMOSセンサーを搭載し、20コマ/秒のブラックアウトフリー連写を実現したソニーα9。未来を先取りした高速連写モデルだ。また、42メガピクセルの高画素と10コマ/秒の高速連写を両立させたα7R III。そして、α9のワイドエリアなAFとα7R IIIの画素数以外の特徴を採用したハイコスパモデルがα7 IIIだ。α9を筆頭にそれぞれに強み・個性を持つ魅力的な「ファミリー」だ。

広く速く正確で自在なAFが撮影者を自由にしてくれる

第3世代フルサイズミラーレスαの魅力はなんといってもAF。フルサイズの一眼レフに比べ、AFエリアが圧倒的に広く、画面周辺までAFでピントが合うので、フォーカスロックを併用せず、撮りたい構図のままでシャッターを切れるのだ。 しかも、撮像センサーでピント検出するので、AF精度が極めて高く、ボディとレンズのAF相性に悩まされることもない。像面位相差AFでAF-Cでもフォーカス制御が非常に安定しているので、動体だけでなく、ポートレートやマクロ撮影でもAF-Cを使うのがボクの基本撮影スタイルだ。 特に、ポートレート撮影では「瞳AF」が効果てきめん。被写体の目の位置にフォーカスポイントを手動で移動させなくても、撮りたい構図でカメラを構え、瞳AFを割り当てた機能ボタンを押すだけで、カメラが自動的に目の位置を探し出し、驚くほど高精度にピントを合わせてくれる。大口径レンズを絞り開放で撮影しても、瞳AFまかせで簡単にガチピンが得られてしまう。実に快適だ。 また、高精細なEVFで、仕上がり結果を確認しながら撮影できるのも、ボクがαを愛用する大きなポイントだ。露出補正やホワイトバランス設定はもちろん、クリエイティブスタイルやDROレベル設定などの効果がライブビューに反映されるので、JPEG撮って出しでも、ほぼ最終的なイメージまで追い込める。ボクが撮影時にこれほどパラメータを積極的に調整するカメラはαだけだ。

α7 III & α7R IIIの先進性1 瞳AF
瞳を自動認識してAFで合焦。その認識力と精度はバツグンだ!

α7 III,Planar T* FE 50mm F1.4 ZA,F1.4,1/60秒,ISO320
モデル/三浦由衣(スペースクラフト) ヘアメイク/ atsu.co

ポートレートは目にピントを合わせるのが基本。選択したAFフレーム内にモデルの目を捉え、シャッターボタン半押しでAFロックし、最終的な構図にフレーミングし直してシャッターを切る。これは、もはや古い撮影スタイルだ。最新のαなら、撮りたい構図でカメラを構え、瞳AFを割り当てたボタンを押しながらシャッターを切るだけで、絞り開放でも瞳にしっかりガチピンが来る。撮影者はピント合わせに神経を使う必要がないぶん、モデルの表情や構図に専念できるのが魅力だ。

伏し目や横顔でも「瞳」を認識して合焦

α9以降の第3世代のα7 IIIとα7R IIIは、瞳AFの検出精度やスピードが大幅に向上。横を向いたり目をつぶっても、瞳を捉え続けてくれる。また、AF-C時は、瞳AFを割り当てた機能ボタンを押しながらシャッターを切る必要があるが、AF-S時は、顔検出ONで半押し時、自動的に瞳AFが作動する。大口径レンズの絞り開放は被写界深度が極めて浅く、合焦後にモデルや撮影者がわずかに動いただけで、微妙にピンボケしてしまう。しかし、第3世代のαは、AF-C+瞳AFで常に被写体の目に高速・高精度にピントを合わせ続けるので、ガチピン率が驚くほど高い。

「約93%」カバー(α7R III)の像面位相差AFで画面のどこでも素早くピント合わせ

α9とα7 IIIは、693点像面位相差検出AFセンサーが撮影画面の約93%をカバー。ごく周辺部以外は高速の像面位相差AFで撮影でき、開放からF11まで測距できるのが特長。α7R IIIも横約68%×縦約68%と、フルサイズ一眼レフよりも像面位相差AFエリアが広く、周辺もコントラストAFでピント合わせが可能だ。

α7 III & α7R IIIの先進性2 EVF
仕上がりを正確に確認できるから画作りの追い込みが可能だ

α7 III,FE 12-24mm F4 G,F11,1/50秒,ISO320

高倍率で高精細なOLED Tru-Finderもフルサイズミラーレスαの魅力。アイピース光学系も優秀で、ファインダー周辺部まで歪みが少なくクッキリと見えるのは気持ちがイイ。また、EVFのライブビュー像を見れば 仕上がり結果が確認できるので、露出補正やホワイトバランス、クリエイティブスタイル、DROレベル設定など、さまざまな画質調整機能を積極的に使って、撮影前に最終イメージまで追い込める。このほか、ピント拡大機能を使えば、AFフレーム位置をワンタッチで拡大表示できるので、狙った箇所に確実にピントが合っているかを確認できるのも便利だ。

表現効果を確かめて撮れる 見やすく高精細なOLED Tru-Finder

輝度差の大きなシーンに効果絶大なのが、DRO※Lv5。通常撮影よりもシャドーが明るく持ち上がるので、ライブビューを見ながら、マイナスの露出補正でハイライトを抑え、クリエイティブスタイルの [コントラスト]と[彩度]を高めに調整するのがポイントだ。
※ Dレンジオプティマイザー

「ピント拡大」機能でより高精度なピント合わせがラクにできる!

風景など静止した被写体を撮影するときは、「ピント拡大」でAF-S撮影するのがおすすめ。フレキシブルスポットSよりも狭い範囲にピンポイントでピントを合わせられ、狙った箇所に確実にピントが合っているかを確認しながら撮影できるのは快適だ。

α7 III & α7R IIIの先進性3 10コマ/秒連写
「この瞬間を捉えたい!」という撮影で10コマ/秒の高速連写が絶大な威力を発揮してくれる

α7 III,Planar T* FE 50mm F1.4 ZA,F2,1/160秒,ISO640

α9は電子シャッターによる20コマ/秒の高速連写が可能だが、メカシャッター連写は 5コマ/秒。一方、α7R IIIやα7 IIIは、電子でもメカでも10コマ/秒で高速連写でき、フリッカーレス撮影やストロボ撮影などメカシャッター必須の撮影でも高速連写できる。バッファーメモリーも大容量で、JPEG+RAWでも70コマ以上連写できるのも魅力だ。

追い写しがスムーズな「ライブビュー」時でも8コマ/秒で撮れる!

8コマ/秒のHiモードにすれば、ブラックアウトはあるものの、連写中にレックビューではなくライブビューが表示されるので、表示タイムラグが少なくなり、縦横に動く被写体を捉え続けやすくなる。

AF・AE追随で10コマ/秒の高速連写が可能

10コマ/秒の連写は動体だけでなく、ワンショットではベストな瞬間を捉えにくい撮影にも威力を発揮。シャボン玉の配置がちょうどいい瞬間を狙ってみた。しかも、ストロボを使った撮影でも10コマ/秒で高速連写できるのが強みだ。

α7 III & α7R IIIの先進性4 光学式5軸ボディ内手ブレ補正
強力なボディ内手ブレ補正が撮影可能な領域をグンと広げてくれる

第2世代のα7R IIやα7 IIにも5軸ボディ内手ブレ補正は搭載されているが、第2世代の4.5段に対し、α9とα7 IIIは5段、α7R IIIは5.5段と補正段数がアップ。手ブレ補正を搭載していないレンズ装着時でも、安定したファインダー像で撮影でき快適だ。電子シャッターのサイレント撮影で、より手ブレしにくくなる感じだ。

α7III→5段 α7R III→ 5.5段のボディ内手ブレ補正を搭載

α7 III,FE 12-24mm F4 G,F8,2秒,ISO400

東京の桜の名所、目黒川。スゴイ人混みで三脚を使うのがはばかられる状況だ。川沿いの柵を利用してカメラを半固定しながら手持ち撮影してみたが、ボディ内手ブレ補正とサイレント撮影の効果は絶大だ。

マウントアダプターでAレンズ装着時も手ブレ補正が使える!

手ブレ補正が搭載されていないAマウントレンズでも、自動的に5軸ボディ内手ブレ補正が作動。また、電子接点のないオールドレンズで焦点距離の手動入力で3軸の補正が可能だ。

α7 III & α7R IIIの先進性5 サイレント撮影
寝ている子どもやペット、音を出せないシチュエーションでも安心して撮れる!

α7R IIのサイレント撮影はブラケット撮影以外は連写できない仕様だったが、α7R IIIやα7 IIIはサイレント撮影で連写も可能になったのが特長。無音・無振動で撮影できるので、寝ている子どもやペットを起こす心配もないし、野鳥などを至近距離で撮影していても逃げられにくい。メカショックもないのでブレにも強い。

電子シャッターを用いたサイレント撮影は生き物などセンシティブな撮影にぴったり

α7 III,Planar T* FE 50mm F1.4 ZA,F1.4,1/50秒,ISO800

遊び疲れて寝てしまった子ネコを至近距離で撮影しても、サイレント撮影なら無音なので起こす心配はない。また、起きていても、騒がしいメカシャッターで連写すると、すぐにカメラから離れてしまうが、サイレント撮影だとそのままジッとしていてくれることが多い。

α7 III & α7R IIIの先進性6 バッテリーライフ
ミラーレスなのにバシバシ撮ってもバッテリーが長持ち!USB給電可能なのもうれしい!

バッテリーは、第3世代のαでは従来の第2世代に対し容量が約2倍のNP-FZ100になり、バッテリーの交換頻度は激減。予備バッテリーを必要としない日も多くなった。さらにUSBチャージャーから給電しながら撮影できるので、星景など長時間露光も安心だ。

連写・サイレント撮影など体感できる高性能がαの魅力だ

第2世代と第3世代のフルサイズミラーレスαで大きく変わったのがバッテリーだ。第3世代は従来比約2倍の容量のNP-FZ100に変更され、よほどの長時間撮影しないかぎり、予備バッテリーまで使い切ることはないはずだ。 また、α9は電子シャッターで最高20コマ/秒、α7R IIIとα7 IIIは電子/メカシャッターとも最高10コマ/秒と連写速度が速いのも特長。もちろん、AFやAEも連写に追従する。かつ大容量バッファメモリ搭載で、高画素モデルのα7RIIIでRAW+JPEGで約76枚、高速連写モデルのα9は20コマ/秒で222枚と、圧倒的な連続撮影可能コマ数を誇る。 電子シャッターを使ったサイレント撮影で連写できるのも、第3世代のフルサイズミラーレスαの特長だ。音楽会や寝ている子どもやペット、野鳥や野生生物の撮影など、シャッター音がはばかられるシーンで無音撮影できるだけでなく、シャッターショックがないので、連写してもブレにくい。動体撮影時のローリングシャッター歪みを考えると、動体にはアンチディストーションシャッター搭載のα9がおすすめだが、それ以外の被写体ではボクはサイレント撮影がメインだ。連写が騒がしいカメラは、もはや時代遅れだ。

Eマウントフルサイズミラーレス用レンズ29本!の大充実

第1世代のα7/α7Rの発売から5年弱。当初はわずか5本しかなかったFEレンズも、今では29本と充実し、12 ミリの超広角から800ミリの超望遠までを幅広くカバー。特に、ショートバックフォーカス設計を活かし、高性能な超広角レンズも小型軽量なのが魅力だ。また、解像性能とボケ味の両立を狙ったG Masterレンズは、いつかは手に入れたい憧れの存在。個人的には、FE 12-24mm F4 G、FE 24-105mm F4 G OSS、FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS、1.4倍テレコンが大のお気に入りだ。そして9月上旬発売予定の FE400mm F2.8 GM OSSもその画質やAF性能が楽しみな大注目レンズだ。

写真・解説/伊達淳一

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