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G Masterとαが紡ぐ
時空を超えた美しい映像の世界 〜前編〜

映像作家 江夏 由洋氏

α Universe editorial team

4K、8Kの映像制作を手掛け、次世代のクリエイティブな映像作品をつくり続けている江夏由洋氏。今回、作品を撮るためにα7R IIIと「G Master」レンズを持って訪れたのは、和歌山県の友ヶ島。なぜこの島をロケ地に選んだのか、そしてαシステムのどのような機能がこの地の撮影で役立ったのか。撮影時の状況も含めて語ってもらった。

江夏由洋/映像作家 1998年東京放送(TBS)に入社後、スポーツ局のディレクターとしてドキュメンタリー番組を中心に数多くの中継に携わる。2008年、兄・正晃氏とともに株式会社マリモレコーズを設立し、独立。企画・撮影から編集・配信まで映像制作をトータルに行っている。

壮大なスケール感を表現できる
土地のパワーが満ちあふれた無人島へ

――今回制作した映像作品は和歌山県の友ヶ島で撮影したと聞いていますが、この場所をロケ地に選んだ理由を教えてください。

せっかくα7R IIIと「G Master」レンズを使って撮影するなら、思い出に残るようなとてもカッコいい作品を撮りたいと思ったのです。だったらロケーションスタジオではなく、スケール感のある壮大な場所で撮りたいので、その土地のパワーを感じられるようなロケ地を探しました。かなり時間をかけてリサーチして、いくつかの候補の中から目に留まったのが、和歌山県と兵庫県・淡路島との間に位置する無人島、友ヶ島です。 ロケハンに行ったら本当にすばらしい場所で、「ここで撮りたい!」と一気にモチベーションが上がりました。外国人が見ても日本人が見ても「これ、どこで撮影したんだろう?」と思うような、日本を感じさせない場所を探していたので、イメージにぴったりで。無人島での撮影は入れる時期が決まっていたり、船をチャーターしなければならなかったり、いろいろな問題がありましたが、ひとつひとつハードルをクリアして撮影にこぎつけました。

αシステムを使えば機材すべてがコンパクト。
スタッフもミニマムで機動力抜群

――何人くらいのスタッフでどのような機材を使用して撮影したのですか?

α7R IIIの2カメ体制で撮影しました。レンズはG Master5本(FE 16-35mm F2.8 GM、FE 24-70mm F2.8 GM、FE 70-200mm F2.8 GM OSS、FE 24mm F1.4 GM、FE 85mm F1.4 GM)を使い分け、そのほかに三脚、クレーン、レール、ジンバル、照明なども持って出掛けました。αボディは撮影機材がコンパクトであり、クレーンやレールもミラーレス機対応の小型のものにできたので、かなり機動力高く撮影を進められました。現場スタッフはカメラマン、アシスタント、ヘアメイク、モデルなど僕を含めて8人ですから驚異的な少なさですよね。

本来は1カメでも撮れますが、撮影時は冬だったので日が動くのも、暮れるのも早い。絶好のタイミングの時にカット数を稼ぐために2台体制です。目的の場所から逆光で狙ったり、夕日を背景に撮影したり。そんな時でも2台あったので撮れ高は倍になりました。 船に撮影機材を積んで島に向かい、それをバラして軽トラに積んで島内を移動。そんな現場ですから、予定通りにレールやクレーンを置いて撮影するという芸当はαシステムでなければできなかったですね。シネマ用のカメラやレンズだったら荷物も膨大だし、こんなにスピーディーに撮れません。αをはじめ、どの機材もコンパクトなので、島の高台でもクレーンを使いましたし、手持ちで撮ったり、ジンバルを使ったりと、いろいろな撮影にチャレンジできたのも良かったです。

ハイエンドシネマはこういった技術の組み合わせで撮ることができますが、コストをかけずに自分の足を使って最高の作品をつくれるのがαシステムです。島だろうが、海の中だろうが、空だろうが、宇宙だろうが、行く気になれば持っていける機材がある。そういうシステムがあるのは、本当にすごいことだと思います。

上品な「ゴールド」をキーカラーに
時空を超えた世界観を表現

――作品のテーマやコンセプトがあれば聞かせてください。

最初、この作品のタイトルは『GOLD』だったんですよ。作品全体を通して少し落ち着いた金色をキーカラーにしたので。友ヶ島は壊れかけのレンガの建物があるなど、時代に取り残されたような場所だったので、時間や空間を超えるような世界観を目指しました。それを表現するにはゴールドがいいなと思い、そこを軸に色づくりをしています。

α7R IIIと「G Master」レンズの組み合わせは、スキントーンが感動するほどきれいです。このスキントーンを金色っぽいイメージ、光り輝きながらも落ち着いているトーンに仕上げました。品がある肌の輝き、みたいな感じでしょうか。美しいスキントーンを見せるためにモデルはあえてショートヘア、さらにテーマのゴールドに合わせてブロンズヘアをリクエストしました。 スキントーンは、僕の中では永遠のテーマなんです。女性だけでなく、男性でも子供でもお年寄りでも、きちっと肌を見せてあげることに力を入れています。それは非現実的なものであっていいと思うんです。ただ、階調が割れていたり、シャドーが潰れていたり、ハイライトが飛んでいたりするときれいに見えません。広いダイナミックレンジで階調をしっかり捉え、8bitでもスキントーンの階調を最大限に表現できるのはα7R III×「G Master」レンズの力ですね。

思い描いていた色に仕上げられる。
編集時に実感した階調の豊かさ

――α7R IIIと「G Master」レンズの組み合わせで撮影して、新たな発見はありましたか?

今回の撮影で僕が感動したのは「G Master」レンズが捉える色です。高い解像感や卓越したぼけ表現は以前からわかっていて期待以上でしたが、色に関しては奥深くてまだまだわかっていない部分もあったので、編集時にはとてもびっくりしました。 最初の段階でカメラマンとどんな色のトーンにするか打ち合わせ、色のテストをしました。α7R III と「G Master」レンズで撮った結果、自分が思い描いていたそのままの色を、すぐに編集で起こすことができたんです。今回はS-Logで撮影しましたが、グレーディングする時に景色も人物も階調豊かにデータとして残っていて本当に驚きました。撮影前に自分たちがイメージしていた色に近づけたどころか、それ以上の結果を出すことができたと思います。だからグレーディングがとても楽でしたし、楽しく作業できました。 4K撮影でも、解像感やもちろん、αボディが持っている色味、色域の中にきちっとした色の情報を入れてくれるS-Logなど、いろいろな意味で僕らに自由を与えてくれる最高スペックのカメラとレンズといえますね。

レンズ選びにこだわるのが今の潮流。
Eマウントは動画も見据えたシステムに

――今回の撮影でとくにこだわった機材はありますか?

僕らデジタルクリエイターの仕事は、解像度が高いきれいな画を撮ることです。そういう意味ではボディだけでなくレンズの性能も大切な要素。今は、レンズにこだわるのがデジタルクリエイターのトレンドです。ボディは十分すぎるほど機能が充実しているので、ユーザーの満足度を超えるクオリティーが得られます。ボディの性能を最大限に引き出すためには、やはりレンズが重要。αボディの素晴らしい画力を引き出すためにも、高性能レンズを使うことが僕らには不可欠なのです。 しかし、これまで動画においてのスチル用のレンズはとてもネガティブなイメージでした。一瞬を切り取るスチルとは異なり、時間経過による変化を捉えていくのが動画。そのためスチル用のレンズはある一定の条件を満たしてないと動画では使うことができません。シネレンズは動画専用なので当然その条件をクリアしていますが、スチルレンズは一瞬を切り取ることが目的のため動画には不可欠な条件を満たしていないものがほとんどです。そんな中、ソニーのEマウントレンズはその一定条件をクリアしている。つまり動画撮影のトレンドを見据えて、動画対応のシステムとして考えられている、ということ。それがEマウントレンズの最大の魅力です。 ――江夏さんの言う「一定条件」とは何ですか? 今から詳しく説明していきますね。動画撮影用レンズに必要な条件は3つあります。スチル用のレンズを使用することで起こる、“動画では致命的な現象を回避すること”が僕の言う条件です。ここでは3つの現象を挙げ、Eマウントレンズがその現象をいかに最小限に抑えているかがわかる映像をお見せしたいと思います。 まず1つ目は「フォーカス時の画面変動(フォーカスブリージング)」。フォーカスを合わせる時に発生する画角変動のことですが、動画撮影ではこのブリージングがあると話になりません。スチルレンズなら一瞬を切り取るので画角変動しても問題ありませんが、動画は画角変動が大きいと確実にNGです。ところが、Eマウントレンズはフォーカス移動をしても画角変動量が最小化されているので安心です。

2つ目は「ズーム時のフォーカスずれ」です。スチルレンズの多くはズームによって焦点距離が変わり、フォーカス位置にずれが生じます。スチルカメラではまず画角を決めてそこからフォーカスを合わることができるので問題ありませんが、動画にとっては困りもの。マニュアルフォーカスで人物の顔にフォーカスを合わせていても、ズームアウトしていくとフォーカスがずれてしまうということが起きてしまいます。ズームをしてもフォーカス位置がずれないのは、シネレンズなら当たり前。Eマウントレンズはそれをほぼ実現しているんです。

3つ目は「ズーム時の軸ずれ」。一般的なスチルレンズはズームしていくと軸がずれてしまうんですよ。最初は中心になったものが右にずれてしまうなんて、作品としてあってはならないことです。しかしEマウントレンズは軸ずれを最小限に留めてくれます。

どれも、スチルレンズなら問題ない現象ですが、シネレンズでは致命傷になります。つまり、動画を撮る僕らにとって必要な機能がスチルレンズには備わっていなかったということ。ところがEマウントレンズは静止画と動画、どちらも意識してつくられている。だから、「ある時はスチル、ある時は動画」と使い分けることができますし、手にできるクオリティーはどちらも最高。そこがαシステムの大きなアドバンテージだと思います。 ――後編では、映像作品を公開するとともに、撮影で使用した「G Master」レンズについて1本ずつ詳しく語ってもらいます。ぜひご期待ください。

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