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映像制作のワークフロー効率化を実現 Ci Media Cloudのブライダル活用事例

ビデオグラファー/Tomato Red Motion代表 次石悠一 氏

α Universe editorial team

次石 悠一/ビデオグラファー・Tomato Red Motion代表 ウェディングビデオグラファー歴19年。丁寧なヒアリングをベースとした「結婚を決めたふたりの想い」を伝える鮮烈で美しい映像は強い共感を呼び、これまでのウェディングムービーにはなかった新たな世界観として評価されている。現在は世界各国への撮影依頼もあり、活動の幅を広げている。

様々なクリエイターと場所関係なくコラボできることによって
新たなウェディング映像が生まれる可能性が広がる

――普段はどういったスタイルで映像制作を行われているのでしょうか? 2013年にチームで映像制作を手掛けるTomato Red Motionを立ち上げ、個人に加え、チームとしても映像制作活動を開始しています。 Tomato Red Motionはウェディングムービーを原点とし、ドキュメンタリーテイストの映像を得意としています。綿密なヒアリングから導き出される、そのモノ「らしさ」を、圧倒的なリアリティで唯一無二のストーリーとして構成し、美しい映像に込めていきます。 当社では、ブライダルの現場では2人のビデオグラファーが出向き、現地で撮影に加えて動画編集も実施する運用をしています。時に2カメ体制での撮影を行いながら、披露宴のラストまでにエンドロールとして映像を完パケするために、式の進行に合わせて、撮影と編集を2人のビデオグラファーで分担して進行することをしています。 ブライダルという進行時間が決まっている撮り直しが許されない現場で、押さえなければいけない場面を確実に押さえることはもちろんのこと、ストーリー性のある映像にこだわるためにも、なるべく現場では撮影にリソースを割きたい、というのが本音としてあります。 ただ、実際には1人が編集のために撮影を抜け、ラストまでの限られた時間の中で動画編集に時間を割かねばならない、というのが大いなる課題でした。また遠隔地から依頼が来た場合などでも、本番途中での編集作業を加味すると、最低でも2人分の人材コストが必要となることが課題でした。

――今回、そのような課題解決のために、Ci Media Cloudで試したいと思われていた機能は何だったのでしょうか? カメラから直接Ciに映像素材をアップロードする機能です。 カメラで撮影しながら、PCなどを介すことなく、直接カメラからCi Media Cloudのクラウドストレージ上に撮った映像素材を自動でアップロードできるという機能に以前から興味を持っていました。 この機能を使うことによって、仮に遠隔地での撮影現場であったとしても、東京の事務所にいるメンバーにより映像素材を受け取り次第、随時編集を行うことで、現場で撮影を行うビデオグラファーへの負担を軽減できるのでは?と考えました。

――実際に試してみて、結果はいかがでしたか? 結果は満足のいくものでした。まずは、今回の具体的なワークフローについて紹介しておきます。 遠隔地の編集マンと容量の重いオリジナルの映像素材をやりとりするのは時間を要すると思ったため、軽量のプロキシファイルでどこまで実際のワークフローに落とし込めるかを試しています。 ワークフローの流れは以下です。なお、使用したカメラはFX3を用いています。

1.撮影(ブライダル現場) FX3で撮影。プロキシファイルをCiのクラウドストレージ上にバックグラウンドで自動でアップロードするようにFTP転送設定を行っています。 - XAVC HS HD 9Mbps 4:2:0 10bit 1920x1080 24p - ネットワーク:スマートフォンでのテザリング

2.ラフ編集(遠隔地) 編集マン1名がスタンバイし、Ciでプロキシファイルを受け取り次第、ダウンロードし映像編集を実施。完成したプロジェクトファイルをCiに再度アップロードすることで、現場スタッフへ連絡。

3.編集最終化(ブライダル現場) 現場スタッフがCiにアップロードされたプロジェクトを元に、オリジナル映像素材を使って最終化し、エンドロールとして現場で上映する

それでは結果についてです。 10秒尺の映像素材をやりとりするにあたって、発生したアップロード、ダウンロード時間について、整理したものが以下です。 - カメラ設定@:プロキシ(XAVC HS HD 9Mbps 4:2:0 10bit 1920x1080 24p) アップロード:約15秒 PCダウンロード時間:13秒(Wi-Fi 5GHz) - カメラ設定A:XAVC-S HD,60p 50mb/s, 422 10bit アップロード:約1分 PCダウンロード時間:約50秒(Wi-Fi 5GHz)

プロキシでの転送速度であれば、一つ前に撮影したクリップは、次の撮影している最中にもう自動でアップロードが完了している場面が多く、スムースに撮影とCiへのアップロードを進めることができました。 テストを始める前、クラウドを活用するにあたり、ネットワーク回線を介しているので、アップロードに時間がかかったり、あるいはアップロード中にカメラに負荷がかかり、次の撮影ができずにスタックしたりなどするのではないか、と不安感もありましたが、撮影しながら自動で映像ファイルがどんどんアップされているのでこれまでのように、ローカルでやりとりするよりも、圧倒的に速く便利と感じましたし、カメラ側で止まるようなこともありませんでした。 一方、あともう一歩と思ったことは、カメラからクラウドへの転送時間がどうしても発生するため、転送が完了するまで、カメラ側の電源を自身のタイミングで切ることができなかったことです。レンズ交換のときなど、電源を切りたくとも、まだ転送中のため切れず、レンズ交換を即座にできなかった、という場面がありました。 ただ、カメラからスマホへの転送については、Creators’ App for enterpriseというモバイルアプリを使って、カメラとスマホをUSBの有線接続をすれば、より安定した環境で高速にスマートフォンへ転送できるようです。一度スマートフォンへ転送してしまえば、カメラ側は、好きなタイミングで電源も落として作業ができるようになるため、次回はぜひ利用してみたいと考えています。

――Ciをお使いになられて、カメラからCiへの直接アップロード機能以外に、便利だった機能はありますか? はい、プレビュー機能ですね。Ci上でコンテンツの中身を確認する際に、マウスオーバーするだけで、コンテンツの中身をひとつひとつ開かずとも、スムーズにプレビュー確認できる点は、大変便利でした。ウェディングでは200カット以上撮影するため、こういった中身をスムーズに確認しやすい仕様は、大変助かります。また、ウェディングの進行に合わせて編集していったのですが、今、現場でどのシーンまでプログラムが進んでいるのかも、Ciにあがったコンテンツを随時確認することで、把握できるのは便利でしたし、転送ミスにも早く気づく事ができます。 また、ファイルリクエスト機能を使えば、同現場にいる別クルーが撮影した、結婚式場の景観カットを入手して、映像素材として使用する、といったことも可能になるため、興味をもっています。 さらに、Ciはチームプラン以上になると、チームの複数メンバーが自由にアクセスできるようになるため、現場で撮影している複数のプロジェクトの各クルー(ビデオグラファー)を監督し、動画編集に専念することもできるようになるとおもいます。 同日に複数のクルーが現場に出ている場合、監督として各クルーの制作状況を確認し、制作アドバイスすることで、安全性や映像クオリティを高めることにも役立つため、今後のブライダルの新たなワークフローを生み出すのではないか、と思っています。

――Ci Media Cloudはどのような方にお勧めできますか? 複数名からなるチームで映像作品の制作をしているあらゆる方々におすすめできると思います。特にブライダル業では、編集の構成をある程度統一してから制作しているチームや企業も多いため、チームでの共同作業をすすめることにより、編集の効率化を実現しやすい環境にあるのではないかと思います。 人材不足解消や、映像クオリティの人によるばらつきを軽減することにも役立つと思います。

――最後に一言おねがいします 新たなワークフローは、新しいクリエイティブのきっかけとなるので、これまでの慣れたワークフローに安住するのではなく、こういった新しいサービスを工夫してどんどん取り入れていき、これまでになかった新しい試みを取り入れたウェディング映像制作に挑戦していきたいですね。

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