KOJIMA PRODUCTIONS × INZONE H6 Air スペシャルインタビュー 『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』の世界へ“つながる”サウンド体験

小島秀夫監督率いるコジマプロダクションが作り上げたPlayStation 5/PC向けオープンワールド・アクションアドベンチャー『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』。小島監督作品ならではの徹底したこだわりは、当然ながらサウンドにも及んでいます。ここでは、本作の音響制作を担ったサウンドチームが込めたゲームサウンドへの想いと、コジマプロダクションが推奨する音質を備えたINZONE初の背面開放型ゲーミングヘッドセット 『INZONE H6 Air』のサウンド体験についてお聞きしました。

Interviewee

Interviewee

コジマプロダクション
レコーディングエンジニア
永井 将矢

コジマプロダクション
テクニカルサウンドデザイナー
中山 啓之

『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』は、小島秀夫が手掛け、ノーマン・リーダスら世界的俳優が出演する『DEATH STRANDING』の続編です。人と人との“つながり”をテーマにした独自のゲーム体験が世界中で支持され、シリーズ累計2,000万人以上にプレイされています。2025年6月にPlayStation®5版、2026年3月にPC版が発売されました。
『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』公式サイトはこちら

|前作から大幅に強化された
『DEATH STRANDING 2』のサウンド体験|

まずは改めて、『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH(以下、DEATH STRANDING 2)』がどのような作品なのか、読者に向けてご紹介いただけますか?

中山:『DEATH STRANDING 2』は、世界的ゲームクリエイターである小島秀夫が手掛け、独自のゲーム体験で多くのゲーマーに支持された『DEATH STRANDING』(2019年11月発売)の続編です。「物を届けて人と人とをつなぐ」という基本的な体験は変わりませんが、ゲームの幅を大きく広げる要素が多数追加されており、前作をやり込んだという方にも、必ずご満足いただける内容に仕上がっています。

DEATH STRANDING 2』において、お二人がどのような役割を担ったのかを教えてください。

中山:テクニカルサウンドデザイナーとして、ゲーム中に音を鳴らす仕組み作りなど、サウンド周りの技術全般を担当しました。これまで多くの小島監督作品を担当し、もちろん『DEATH STRANDING』にも参加しています。

永井:レコーディングエンジニアとして日本語版音声の収録・調整を担当しました。中山と異なり、私は本作からの参加です。かつてプレイヤーとして楽しんでいた『DEATH STRANDING』の続編に自分が関わることになるとは思ってもいませんでした(笑)。

PlayStation 4からはじまった『DEATH STRANDING』シリーズは、続編『DEATH STRANDING 2』からPlayStation 5で発売し、2026年3月にはPC版が発売されました。ハードウェアの進化に合わせ、サウンド面がどのようにパワーアップしているのかを聞かせてください。

中山: 1つ大きな違いとして、『DEATH STRANDING 2』は、2022年12月にオープンした、コジマプロダクション内にある専用スタジオでサウンドを調整しました。徹底的に管理された自社スタジオで、バランス調整から最終出力までを、満足いくまで詰められたことで、本作の音がワンランク上のものになったと思っています。

永井:私はコジマプロダクション入社前には映画やドラマの音声を取り扱うポストプロダクションスタジオに勤務していました。本作ではその経験を活かし、日本語音声に関して、よりドラマティックな、映画寄りの音作りを心がけています。ゲームの音声は聞き取りやすさを優先することも多いのですが、本作では音声素材の準備段階で、役者さんの演技を活かせるように注意深くミックスしました。

『DEATH STRANDING 2』では、プレイヤーをゲーム世界に没入させるために、具体的にどのような音の仕掛けを盛り込んでいますか?

中山:前作で印象的だったプロシージャルミュージック(ユーザーの行動に合わせてリアルタイムに音楽が変わっていく仕組み)の幅をさらに広げて、楽曲の雰囲気がよりダイナミックに変化するようにしています。ぜひ、ゲームをプレイしながら色々試してみてください。

もちろん、足音などの効果音に関しても、小島監督からの詳細なオーダーのもと、前作以上にリアリティを感じる音作りを行いました。例えば、足が地面を踏みしめる音は、砂や雪、草など、地形に合わせてすべて細かく切り替えています。また、ハードウェアが進化し、効果音に使えるメモリー量が大きくなったことで、背負子の軋み音やストラップがパタパタと鳴る音、荷物の隙間を通り過ぎる風の音など、より細かく表現できるようになりました。

音でも、より荷物の重みや大きさを感じられるようになっているのですね。小島監督からは具体的にどのようなオーダーがあったのですか?

中山:例えば「雪を踏みしめる音」ひとつとっても、「踏み上げた時に雪が飛び散る音」「それが舞い上がって風で飛び散る音」など、非常に細かい指示が出されます。コジマプロダクションでは、可能な限り理想を追求し、そうしたこだわりをすべて再現することでプレイヤーがゲーム世界に没入できるようにしています。

永井:インゲームの効果音ではそのほかにも、車のボディがきしむ音や、風に吹かれた砂が当たる音など、「そこまでやるか?」と思うほど細かい音の演出が詰め込まれています。その上で、単なるリアリティの追求に留まらず、「場面に合わせてギターのフィードバック音を流したい」といった極めて演出的な指示が来ることもあります。そうした要望をどう捉えて、どう実現するかが小島監督と仕事をする面白さなのだと思っています。

|『INZONE H6 Air』は、我々が「聞いてほしい音」を
そのまま再現してくれるヘッドホン|

今回、お二人には、INZONE初の背面開放型ゲーミングヘッドセット 『INZONE H6 Air』を試していただきました。まずは率直な感想を聞かせていただけますか?

中山:まず、コストパフォーマンスの良さに驚かされました。価格以上のクオリティを感じさせる製品ですね。音の特性としては過剰な色付けのない素直な音で、私が普段使っているモニタースピーカーに近い印象を受けました。極めてバランスの良いヘッドホンだと思います。

バランスが良いとはどういうことでしょうか?

中山:過剰な音の色付けがない、ということです。例えば、我々がせっかく音をきれいにまとめたのに、ヘッドホン側で無理にブーストされてしまうと、意図と違ういびつなミックスになってしまいます。その点、『INZONE H6 Air』はそういったこともなく、制作環境で我々が調整した「聞いてほしい音」をそのまま再現してくれています。

永井さんの感想も聞かせてください。

永井:私の感想を一言で表すなら「ダイナミック」です。背面開放型 なのにロー(低音)がしっかり出ていて、周波数のつながりも良く、音場が広くて分離もいい。ゲームをやっていてとにかく楽しいヘッドホンだと感じました。ついつい音量を上げたくなります。

背面開放型でありながらパワフルな低音を響かせる特性は『INZONE H6 Air』の特長のひとつなのでとてもうれしいです。

永井:背面開放型はローが弱いという偏見があったのですが、これは無理やり出したような不自然なローではなく、ナチュラルにしっかりと出ていて迫力がありました。「背面開放型でもこんなにナチュラルに低音を出せるんだ」と、これまでの印象が覆されましたね。『DEATH STRANDING 2』はカットシーンや戦闘シーンにも力を入れているので、そういった場面でかなり効いてくると思います。

背面開放型ならではの空間の再現性・開放感についてはどう感じられましたか?

中山:密閉型と比べて詰まった感じがなく、音の距離感がきちんと表現できていますね。本作に限らず、コジマプロダクション作品は、空間に細かく、丁寧に音が配置されているので、非常に相性が良いと感じました。音の位置関係が分かりやすいので、フィールドを歩いて細かい環境音を聞くだけでも楽しいのではないでしょうか。

セリフ周りの聞こえ方や、声優の細かい演技の再現性についてはいかがですか。

永井:空間を広く表現してくれる割に、ファントムセンター(真ん中の定位)がしっかり出ているので、セリフが埋もれません。また、背面開放型の音が自然に抜ける特性のおかげで、演者が意味を持ってつけた息遣いや吐息などもナチュラルに聞こえます。特に私が担当した日本語音声はそういった細かい息遣いなども大事に残しているので、そこも楽しんでいただけるはずです。

このヘッドホンで体験してもらいたい『DEATH STRANDING 2』の具体的なシーンがあれば教えてください。

中山:冒頭のオープニングシーンですね。山の上から見下ろすカットシーンから歩いていくところで、空間の広がり、細かい足音などの環境音、そして音楽の一体感を丸ごと体感していただけます。まずはそこで『DEATH STRANDING 2』と『INZONE H6 Air』の組み合わせを楽しんでいただきたいですね。

装着感やデザインなど、音以外の評価はいかがですか?

中山:二人とも意見が一致したのですが、とにかく軽くて驚きました。長時間プレイにおいてこの軽さは大きな武器になります。

永井:装着感もとても良いと感じました。側圧が絶妙で、長時間つけていても痛くなりませんし、それでいてしっかり固定してくれます。また、デザインも凝っていますよね。アルミ素材で安っぽくなく、この価格帯でこの作りは素直にすごいと思いました。

|『INZONE H6 Air』で
『DEATH STRANDING 2』の世界を旅してほしい|

最後に読者に向けて一言ずつメッセージをお願いします。

永井:一通り『INZONE H6 Air』を体験してみて、このヘッドセット であれば、我々が『DEATH STRANDING 2』でこだわった細かい音付けや、カットシーンの音のバランスなどをしっかり再現してくれると確認できました。この製品で、我々サウンドデザイナーが作品に込めた想いを感じていただければと思います。

中山:『DEATH STRANDING 2』では、サウンドもゲーム体験の一部としてとても大切に作っています。広大な自然の環境音、足音などの効果音、音楽、セリフなど、すべての音が世界とのつながりを感じられるようデザインされていますので、ぜひ『INZONE H6 Air』で、音に細かく耳を傾けながら世界を旅していただきたいですね。ゲームの世界から離れたくないと思っていただけたら、これに勝る喜びはありません。

世界に浸る感覚を。ゲームはもっと面白い。 INZONE H6 Air 背面開放型ゲーミングヘッドセット