MANUFACTURE 開発者インタビュー

h.ear go ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-HG1 h.ear go ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-HG1

世界最小*1のハイレゾ対応*2
ワイヤレスポータブルスピーカー

*1 ハイレゾ対応スピーカー商品の体積として。ソニー(株)調べ、2016年 3月1日広報発表日時点

*2 日本オーディオ協会(JAS)で規定された定義に準拠した商品として

商品企画 樋口 美帆

──まず、h.ear goを開発するに至った経緯を教えてください。

樋口 美帆[商品企画]

ワイヤレススピーカーであるSRS-X9やSRX-X7をリリースした2014年当時、ハイレゾ音源が流行り始めていましたが、実際に流通しているのは80年代や90年代の作品をリマスターしたものが中心でした。ところが最近になって邦楽でも洋楽でも新譜でハイレゾ作品が登場するようになり、世の中の状況が大きく変わってきたように思います。つまりコンテンツの面で20代、30代といった世代の人たちが楽しめるものが揃ってきたのです。そこで、彼らが気軽にいつでもハイレゾを楽しめるスピーカーを作ろう、と開発に着手しました。せっかくハイレゾ対応のワイヤレスポータブルスピーカーを作るなら世界最小のものにしたい、と取り組んでいきました。


h.ear go 商品画像

──ハイレゾを聴く人というと、40代以上のオーディオマニアというイメージもあります。

樋口 美帆[商品企画]

従来、30代以下の若者が楽しめるコンテンツが少なかったのも大きな理由ではないでしょうか?今回の製品は最近のトレンドに敏感なお客様に訴求していきたいと考えており、デザイン面、カラーバリエーションなどにも力を注ぎました。一方、これまでハイレゾというと、かしこまって聴くというイメージも強かったと思います。
そこからもっとカジュアルにハイレゾを楽しめるように、h.ear goは、どこにでも持ち運びでき、その利用シーンに合わせたEQ(イコライザ)設定をできるようにしたのも大きなポイントです。具体的にはアウトドアでの利用や「BGM」としての利用などを想定したEQ設定を用意しています。これまでも曲のジャンルに合わせたEQを用意した製品はありましたが、利用シーンに合わせたというものは、ソニーのワイヤレススピーカーのシリーズの中では初となります。

──ハイレゾ対応とはいえ、もちろんCDクオリティーのサウンドも聴けるのですよね?

樋口 美帆[商品企画]

はい、もちろんハイレゾでない音源を聴くことも可能ですし、ハイレゾでない音源をハイレゾ相当にアップスケーリングすることができるのもh.ear goの大きな特長となっています。そのためにDSEE HXという機能を搭載しており、これによってハイレゾ相当のよりよいサウンドで楽しめるようにしています。最近は欧米を中心にストリーミング型のミュージックサービスが普及してきていますが、国内でもLINE MUSIC、AWA、そしてGoogle Play Musicなどさまざまなサービスが登場してきました。h.ear goはGoogle Castに対応しているので、ストリーミングで再生した音源をDSEE HXを用いた高品位なサウンドで、より気軽に楽しめるようになっています。こういった新しい機能を搭載することで、お客様が新しい音楽と出会える場を作っていけたら、と思っております。

商品企画 樋口 美帆

──ワイヤレススピーカーは音質が劣る、というイメージを持っている人もいると思います。

樋口 美帆[商品企画]

確かに従来のBluetoothモデルだと、SBCコーデックを使うため音質が劣化してしまうという面もありました。しかし、h.ear goはハイレゾ対応のオーディオ伝送技術LDACというコーデックを搭載しているので、これによって音質を向上させることができるだけでなく、Wi-Fi接続時にはDLNAを介して音源を再生することで、さらに音質を上げることが可能です。もちろん、USB端子で直接PCやウォークマン、Xperiaなどと接続してUSB-DAC内蔵スピーカーとして再生することもできるなど、さまざまな方法を用意し、みなさんに楽しんでいただけるように企画してきました。