『FE 24-70mm F2.8 GM II』を装着した『FX5』
『FX5』の使用イメージ
ソニーは、映像制作用カメラ商品群Cinema Line(シネマライン)シリーズとして、『FX5』を発売します。
本機は、新開発の積層型CMOSイメージセンサーを搭載し、15+ストップのダイナミックレンジやデュアルゲイン撮影機能※1、3つのベースISOにより、高感度性能のさらなる向上※2を実現しています。また、FXシリーズとして初のイメージセンサー全面読み出し(オープンゲート撮影)※3やソニー独自のRAWフォーマットであるX-OCNのカメラ本体内記録、最大5K 60p、4K 120p、フルHD 240pのハイフレーム記録などに対応し、Cinema Lineのルック※4と制作現場のニーズに沿った機能と操作性を、機動性に優れた小型ボディで実現しています。Cinema Lineシリーズは、世界中のシネマトグラファーや映像クリエイターから高い評価を受けており、その開発やクリエイターとの共創を通じて培った知見を本機に凝縮しています。
ソニーは、Cinema Lineシリーズのラインアップを拡充し、多様化する制作ニーズに応えながら映像制作に携わるクリエイターの創造性を引き出し、映像表現の可能性をさらに広げていきます。
- ※1 ゲインは18dB相当が上限になります。撮影設定によっては使用できない場合があります。
- ※2 『FX3』との比較において。
- ※3 X-OCN記録時のみ。
- ※4 映像の色やトーンなどの映像表現のこと。
| 商品名 |
型名 |
発売日 |
メーカー希望小売価格 |
| Cinema Lineカメラ |
ILME-FX5 (XLRハンドルユニット同梱) |
8月21日 |
819,000円(税抜) 900,900円(税込) |
ILME-FX5B (XLRハンドルユニット非同梱) |
739,000円(税抜) 812,900円(税込) |
- * 予約販売の受付は、7月28日(火)10時より開始します。
- * 『FX5』のコンセプトビデオは、YouTubeをご覧ください。
- * 『FX5』の商品紹介動画は、YouTubeをご覧ください。
映画『トップガン マーヴェリック』 『F1®/エフワン』などの作品を手掛け、『FX5』のテスト撮影を行った、米国撮影監督協会(ASC)の撮影監督クラウディオ・ミランダ氏のコメント
クラウディオ・ミランダ氏
『FX5』は、コンパクトなボディでありながら、高品質な映像表現と優れた機動性を兼ね備えています。多様な撮影環境に対応するカメラとして、幅広い制作現場で活用できる一台です。
映画『ザ・クリエイター/創造者』 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』 『ジュラシック・ワールド/復活の大地』などの作品を手掛け、『FX5』で作品を撮影した、映画監督ギャレス・エドワーズ氏のコメント
ギャレス・エドワーズ氏
ゲリラ的な映画制作は、『FX5』によって新たな次元へ引き上げられたと捉えています。『FX5』は、ラン&ガン撮影※5において指標となるシネマカメラです。
ギャレス・エドワーズ氏による『FX5』を使用した作品はこちらからご覧ください。
- ※5 三脚などに固定せず、手持ちや1人での撮影で素早く現場を回るスタイル。
新開発フルサイズ積層型CMOSイメージセンサーや最新の高速画像処理エンジンによる高品質な映像表現
- 新開発のフルサイズ積層型Exmor RS™(エクスモア アールエス)CMOSイメージセンサーと、AIプロセッシングユニットの性能を画像処理エンジン内に統合した最新の高速画像処理エンジンBIONZ XR2™(ビオンズ エックスアール ツー)を搭載しています。
- S-Log3撮影時には15+ストップのワイドラチチュードを実現し、広いダイナミックレンジと低ノイズ性能により、明暗差の大きなシーンでもハイライトからシャドウまで豊かな階調と自然な質感表現を可能にします。さらに、ベースISOはISO 800とISO 4000、ISO 12800の3つから選択することができ、幅広い条件下でノイズを抑えた映像表現が行えます。FXシリーズとして初めて対応したデュアルゲイン撮影機能※1では、イメージセンサーの性能を最大限に引き出すことで通常時よりさらに広いラチチュードで滑らかな階調再現が可能となり、シャドウのディテールを損なうことなく、効果的なノイズ低減を実現します。
- FXシリーズとして初めて、3:2のイメージセンサー全面読み出し(オープンゲート撮影)※3や17:9、16:9、Super 35mmなど、多彩なイメージスキャンモードに対応し、撮影意図や納品フォーマットに応じた柔軟な画角選択を可能にします。また、ソニー独自の16 bitシーンリニアRAWフォーマットX-OCNのカメラ内部記録に対応することで、外部レコーダーを使用することなく高画質な収録を実現します。X-OCN LTに加え、新たなコーデックであるX-OCN C1とX-OCN C2に対応し、データサイズを抑えることで高品位な映像の高速伝送やデータ容量の削減などを実現し、ポストプロダクションの効率化を支援します。
AIによる高精度なAFや意図通りの撮影をサポートする詳細な設定
- AIによる姿勢推定技術を用いた被写体認識により、人物の瞳の位置だけでなく、体や頭部の位置まで高精度に捉え、暗いシーンにおいても高いAF性能を発揮します。被写体を自動で追従するリアルタイムトラッキングにも対応し、安定したフォーカスワークを可能にします。
- オートトレーシングホワイトバランス(ATW)での撮影では、可視光とIR(赤外線)センサーからの情報、ディープラーニング技術を活用した光源推定によって、高精度にシーンの判別を行います。日陰や室内シーンなどにおいて、より安定した※6自然なホワイトバランスを実現しています。
- ノイズサプレッションの設定(ON/OFF)に対応し、撮影意図やポストプロダクションのワークフローに応じて、柔軟な画作りが可能です。
- アナモフィックレンズに対応したデスクイーズ機能を搭載し、1.3×/1.5×/1.6×/1.8×/2.0×のアナモフィックレンズでの撮影をサポートします。
- ※6 『FX3』との比較において。ソニー内部測定。
小型ボディに凝縮した優れた操作性と高い機動力
- 本機はフラットトップデザインを採用した小型軽量ボディで、撮影現場での直感的な操作を追求してボタンおよびダイヤルを配置しています。手持ちやジンバル、限られたスペースでの撮影など、さまざまな撮影スタイルに柔軟に対応します。
- 光学式5軸ボディ内手ブレ補正を搭載し、最新の手ブレ補正ユニットにより、ロール方向の補正範囲が最大約2倍※6に広がり、回転ブレを効果的に抑えます。光学式の手ブレ補正やアクティブモードに加えダイナミックアクティブモード※7を搭載し、手持ち撮影でも安定した映像表現を可能にします。
- 新開発のXLRハンドルユニットと組み合わせることによる最大96kHz 32bit float 4chの高音質な音声収録に対応します。また、明るい環境下でも正確なモニタリングを可能にする0.58型のチルト式OLEDビューファインダー(別売)※8にも対応します。
- 3.5型に大型化した※24軸マルチアングル液晶は、約276万ドット、16:9タッチパネルで、上方向に約98°、下方向に約40°にチルトできるほか、横方向に約180°開くことができます。高輝度パネルの採用により、明るさは15段階で設定可能です。また、各種撮影情報は画面の上下左右で撮影映像に重ならないよう表示します。さらに、CineAltaカメラの開発で培った操作性を受け継ぐ「BIG6(ホーム画面)」により、フレームレートや露出、LUTなど主要設定を集約し、撮影に集中できる操作環境を提供します。
- 新たなメニューシステムの搭載により、CineAltaカメラや『FX6』と同時に運用する場合でも同様の操作性で撮影が可能です。
- ※7 [ダイナミックアクティブ]では、[アクティブ]よりさらに画角が狭くなり、超解像ズームが使用できなくなります。60fpsまでのフレームレートでの撮影時で使用でき、設定可能なゲインが26dB相当までになります。
- ※8 ハンドルユニットなど、マルチインターフェース(MI)シューを使用して取り付けるアクセサリーとは併用できません。
プロフェッショナルの現場を支える高い信頼性と拡張性
- 冷却性能を強化した高効率冷却ファンと最適化された放熱設計によって、長時間の動画収録でも安定した動作を実現します。冷却ファンは独立した気室に配置しており、防塵・防滴に配慮した設計とあわせて、屋外や厳しい撮影環境での信頼性を高めています。
- 軽量かつ高い堅牢性をもつボディ各所には、アクセサリーを直接装着できるネジ穴を備え、ケージを使用しなくても柔軟な撮影システムを構築できます。
- Monitor & Controlアプリとの連携により、スマートフォンやタブレット端末、Macからの映像モニタリングやリモート操作に対応します。本体に搭載のHDMI端子からの出力では、本体モニターと外部モニターで異なる表示情報を出力することができるほか、同じものを出力することも可能です。
- 高容量リチャージャブルバッテリーパック『NP-SA100』(2670mAh)に対応します。Zシリーズバッテリー『NP-FZ100』の約1.3倍の電力容量を持ち、長時間の撮影に対応します。カメラと連携した電源管理により寿命が向上し、バッテリーパックの劣化状態表示にも対応しています。
- 2つのUSB Type-C®端子を備え、別売のタイムコードアダプターケーブルによるタイムコード入力に対応するほか、USB Power Delivery (PD)による外部電源供給※9に対応し、安定した長時間の動画撮影が可能です。
- 有線LAN接続端子を搭載し、カメラのリモート操作や安定したネットワーク接続を可能にし、プロフェッショナルの制作現場で求められる高い拡張性を備えています。
- ※9 USB Power Delivery(PD)対応外部電源およびUSBケーブルは同梱していません。
ver. 2.0(2027年8月以降)で対応予定の機能※10
- X-OCN記録時の最大240fpsのハイフレームレート撮影
- XAVC S-I記録での3:2オープンゲート撮影
- 縦レイアウトの撮影情報表示
- Frame Grab機能による映像からの静止画切り出し
- ※10 機能および仕様は、予告なく変更となる場合があります。
メニューを音声で読み上げる「音声読み上げ」機能※11やメニューの「拡大表示」機能など視覚やカメラ操作を支援するアクセシビリティ機能を搭載しています。加えて、マウント指標やマルチファンクションダイヤル、ボタンは視覚に頼らない形状や触感で使いやすいデザインです。
本機で使用している部品の約30%以上が再生プラスチック製です。※12また、本機を含む多くのイメージング商品の製造を担うタイおよび中国の生産拠点※13は100%再生可能エネルギーで稼働しています。商品等を包む袋に植物由来の不織布を使用し、※14梱包時に使用されるプラスチックを削減することで、環境負荷を軽減しています。
- ※11 販売地域/国によって対応言語は異なります。一部メニューの読み上げには対応していません。
- ※12 ソニー調べ。製品本体に使用した再生プラスチック。
- ※13 生産時期によって、生産拠点が変更になる可能性があります。
- ※14 生産時期によって、植物由来の不織布が使用できない可能性があります。
0.58型 OLEDビューファインダー『DVF-EL1』
0.58型、約707万ドットの高解像度OLEDパネル搭載の、着脱可能なビューファインダーです。※8DCI-P3相当の色域と10 bitの階調でHDR表示に対応しています。広い色域によって被写体の色を正しく確認でき、HDR表示によって明暗差のある風景や被写体の撮影、再生においてディテールを正確に確認できます。
倍率約0.9倍※15の表示性能により高い没入感を実現するとともに、解像度重視/アイポイント重視の表示切り換えにも対応します。また、0°から上方向へ約90°まで可動するチルト機構を備え、ローアングルやハイアングルでの撮影、手持ち撮影時においても柔軟で快適なモニタリングが可能です。
XLRハンドルユニット『XLR-H2』
XLR/TRSコンボ端子を2系統備え、最大4chの音声入力に対応するXLRハンドルユニットです。デュアルADコンバータを搭載し、マイクから入力された音声信号を微小な音から大きな音まで精細かつ広いダイナミックレンジでデジタル変換し、最大96kHz 32bit floatでカメラ内に記録することができます。マルチインターフェース(MI)シューを介してカメラ本体と直接接続することで、音声信号をデジタル化し、安定した伝送が可能です。また、ハンドル部の装着により手持ち撮影時の安定性と操作性を高め、ドキュメンタリーや取材撮影など、機動力と音声品質の両立が求められる撮影スタイルに対応します。
タイムコードアダプターケーブル『VMC-BNCU1』
外部タイムコード機器からのタイムコード入力に対応する、タイムコードアダプターケーブルです。複数台のカメラや外部音声機器との正確な同期が可能となり、マルチカメラ撮影や放送、映画制作など、タイムコード運用を前提としたプロフェッショナルな制作ワークフローに対応します。
Monitor & Control ver. 3.0(2026年7月以降提供開始予定)
Monitor & Controlは、有線・無線による映像モニタリング、カメラ制御を実現するアプリケーションです。ver.3.0では縦位置動画撮影時のマルチカメラ制御やモニタリング機能を拡張し、露出を正確に確認できるEL Zoneにも対応します。SNSなどで発信する映像制作を含む多様化する撮影ニーズに応え、より確実で効率的な映像制作をサポートします。※16
詳細はこちら
- ※16 利用できる国や地域、有償・無償の機能はこちらをご確認ください。
Catalyst Prepare ver. 3.0(2026年8月以降提供開始予定)
動画の高精度な手ブレ補正や色調整が可能な2つのアプリケーション(Catalyst Prepare/Catalyst Browse)を統合し、操作体験を向上させた「Catalyst Prepare ver.3.0」として2026年8月以降に提供開始します。『FX5』に新たに追加したX-OCN C1/C2フォーマットで撮影された映像の再生や手ブレ補正に加え、撮影時のメタデータを閲覧しながら映像の選定や調整が可能です。
詳細はこちら
『FX5』の先行展示を、7月24日(金)より、ソニーストア 銀座、ソニーストア 札幌、ソニーストア 名古屋、ソニーストア 大阪、ソニーストア 福岡天神にて行います。
その他店舗のスケジュールについては、こちらをご参照ください。
『FX5』の基本操作などがオンラインで学べる「【録画講座】使い方基本講座」(無料)を開催します。
詳細はこちらをご参照ください。
- ※ 「ソニー」および「Sony」、並びにこのプレスリリース上で使用される商品名、サービス名およびロゴマークは、ソニーグループ株式会社またはその関連会社の登録商標または商標です。その他の商品名、サービス名、会社名またはロゴマークは、各社の商標、登録商標もしくは商号です。
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