義理の母の家には、7匹の保護猫たちが暮らしている。それぞれに事情や物語を抱えて、この家に辿り着いた命たちだ。タマちゃんもその一匹。
もともとは知人の社長が飼っていた猫だったが、入院をきっかけに預かることになり、その後施設へ入ることになったため、そのまま家族になった。
肝が据わっていて、いつも“ドヤ顔”でこちらを見てくるタマちゃん。けれど、弱点の顎をそっと撫でると、一瞬でこの表情になる。強がった顔がほどける瞬間が、たまらなく可愛い。
京都生まれ。ロンドン・ミドルセックス大学大学院 インタラクティブ・デザイン&メディア学科修了。Master of Arts(文学修士)取得。公益社団法人 日本写真家協会会員。
2026年1月には、ニューヨーク・ブルックリンのTHE IW GALLERYと巡回展BROOKLYNにて、キュレーターにVida Sabbaghiを迎えた個展を1ヶ月以上にわたり開催。 写真を起点に、立体・映像・インスタレーションなど多様なメディアを横断しながら、現代における「見ること」の本質を探る作品を展開する。風景と記憶、個人と社会、コロナ渦に人と人の間に設置されたアクリル板のような防護壁に互いの言霊が帯びた透明なバリアのような、写真という平面メディアの拡張を試みる。母が彫刻家である影響から、近年は軽量素材を用いた立体表現にも注力。空間全体を巻き込むような構成力と写真と彫刻のあいだに浮かび上がる「立体像」や人の内面に潜む感情や環境の揺らぎを視覚化することを目指している。
写真家たちが特別な想いを寄せる生き物を描いた6度目の写真展です。今回も写真家、生き物共に多彩な顔ぶれが集まります。
毎回、会場では異なる舞台で活躍されている写真家同士の交流が生まれ、そして普段は異なるジャンルの写真を楽しんでいる来館者同士の交流も生まれます。
また犬好きは犬好き同士の、猫好きは猫好き同士だからわかる会話が弾み、あるいはご自身は飼ったことがない生き物への興味も広がります。自分の励みにつながったこと、小さな命への想い、愛しい存在への想いから漏れ出る言葉は尽きることがありません。
「うちの子も今のうちにいっぱい撮っておこうと思った」
「写真が残っているから会えなくなった今もはっきりと思い出せる」
「自分も愛しい存在の写真を飾ろうと思った」
「一度は生でその姿を見たいと思っている存在に自分も会いに行こうかな」
「当時はたまたま隅っこに写っていただけかもしれないけど、後に貴重な1枚になるのですね」
写真によってたくさんの想いがもたらされ、ともだちへの想いが伝わることを願って。