ソニーイメージングギャラリー 銀座

© Mariko Yamamoto
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第16回公募セレクション作品 山本 まりこ 作品展
とける

満開のクマノザクラが、星のように散り、土へ還る。
祭りの炎と男たちの声が、山を森を、龍のようにうねる。
雨に濡れた花びらが、足元で静かに光る。
苔むした古道は続いている。歩いても、歩いても。

熊野古道を、もう何百キロも歩いている。
それでも、撮りたいと思う。どうしようもなく。

神と人。
生と死。
この世とあの世。

歩くたび、炎が揺れるたび、桜が散るたび、
境界は、ほどけていく。
私の心の境界も。

曖昧なままで、歩いていく。

山本 まりこ(やまもと まりこ)プロフィール

写真家・スパイスフーズ作家

理工学部建築学科を卒業後、設計会社に就職。25歳の春、「でもやっぱり写真が好き」とカメラを持って放浪の旅に出発。そのまま写真家に転身する。
撮影、執筆、講演、写真講師、テレビ出演(NHKなど)など、活動は多岐にわたる。

2011年に初めて熊野古道を歩いて以来、現在までに熊野を約70回訪問。
伊勢路・中辺路を踏破し、現在も小辺路・大辺路を歩き続けている。
三重県・和歌山県・奈良県など自治体主催の熊野古道に関するトークショーやフォトツアー、写真イベントなどで、講師・出演を多数務める。

写真とスパイス料理の教室「Room5656」主宰。
好きな食べ物は、カレーとイカ。

【熊野古道との歩み】

2011年 熊野古道・伊勢路 松本峠を初めて歩く
2014年 熊野古道・伊勢路を歩く旅をスタート
2016年 熊野古道・伊勢路を踏破
2019年 熊野古道伊勢路の魅力案内人に就任
2022年 熊野古道・中辺路を踏破
現在も小辺路・大辺路を歩き、熊野への旅を続けている

【熊野古道写真展】

2017年 「熊野古道を歩いています。」ソニーイメージングギャラリー銀座
2018年 「熊野古道を歩いています。」ソニーストア名古屋
2018年  KG+「熊野古道を歩いています。」京都アートホステル KUMAGUSUKU
2022年 「山本まりこ写真展 KUMANOKODO PHOTO EMAKI『ISEJI』 〜熊野古道写真絵巻 伊勢路〜」熊野古道センター企画展
2026年 「とける」ソニーイメージングギャラリー銀座

【写真集・出版】

写真集『とける Dissolve』/ulus publishing
写真集『熊野古道を歩いています。』/日本カメラ社
写真集『KUMANOKODO』/私家版
写真集『AIRY COLORS』/玄光社
『エアリーフォトの撮り方レシピ』/玄光社
ほか、著書・写真集など12冊を出版

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