想いをカタチに

My Sony STORY vol.12「スタイリスト一人ひとりが自分らしく、誇りを持って働ける制服をつくりたい」のキービジュアル
#未来を共創する

スタイリスト一人ひとりが
自分らしく、誇りを持って
働ける制服をつくりたい
Vol.12

第12回目の“My Sony STORY”は、ソニーの直営店舗「ソニーストア」(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)の制服リニューアルプロジェクトをすすめたメンバーのストーリー。
時代とともにお客さま、スタイリストの意識が変化していくなか、ソニーのフロントに立ってお客さまと接するストアスタッフである「スタイリスト」たちが自分らしく誇りを持って働ける環境づくりに奮闘した二人の熱い想いに迫ります。

毎日、装うものだから、
どんな小さなストレスもなくしたい。

ソニーストアの前・制服がつくられたのは約10年前。シンプルで活動的なデザインは好評でしたが、働き方やダイバーシティなどさまざまな価値観が変化するなか、徐々に着心地の面で改善を求める声が聞こえるようになりました。
「前年にスタイリストの身だしなみルールを大きく変えていて、ちょうど制服のリニューアルも検討していた時期でした。だったら改めて現場の声を聞いてみようと、まずはスタイリスト全員にアンケートを実施しました」と、メンバーの安倍はプロジェクトスタートのきっかけを話します。
アンケートではデザイン、機能、それぞれの面から意見を聞きました。その結果、デザイン面ではあまり不満はなかったものの、機能面ではさまざまな要望が挙がってきました。
「スタイリストの仕事は思いのほか重労働で汗をかくことが多いのですが、以前の制服はグレーで汗染みが目立ちやすかったんです。また、重たいものを運んだり、お客さまの目線に合わせるためにしゃがんだりすることがあるのですが、そういう場面で肌が見えそうで心配という声も聞きました」(安倍)
*スタイリスト…ソニーの直営店「ソニーストア」でお客様に製品やサービスをご案内するスタッフ
ソニーストア店内で並ぶ2人の女性スタッフ

制服リニューアルプロジェクトをすすめたメンバー(左)普門、(右)安倍

アンケートではデザイン、機能、それぞれの面から意見を聞きました。その結果、デザイン面ではあまり不満はなかったものの、機能面ではさまざまな要望が挙がってきました。
「スタイリストの仕事は思いのほか重労働で汗をかくことが多いのですが、以前の制服はグレーで汗染みが目立ちやすかったんです。また、重たいものを運んだり、お客さまの目線に合わせるためにしゃがんだりすることがあるのですが、そういう場面で肌が見えそうで心配という声も聞きました」(安倍)
また、時代の流れに敏感なスタイリストたちからは、快適で状況に合わせて変化できるものがより求められるようにもなりました。
「手を動かしやすくしたいとか、肩への負担を軽くしたいという声もありました。また、これまでは半袖はポロシャツ、長袖の場合はジャケットと、温度調節が難しいという意見もありました。毎日、長時間着るものなので、少し改善されるとより心地よくなるのではというトーンでした」(普門)

こうした声を受け、制服のリニューアルを正式決定。2025年春から本格的にプロジェクトがスタートしました。
ソニーストア店内で並ぶ男女のスタッフ

長年にわたり「ソニーストア」の顔としての役目を担ってきた旧制服。フォーマルとカジュアルのバランスがとられたデザインでした。

スタイリストといっしょに
「ソニーらしさ」を表現したい。

今回のリニューアルに向けて大事にしたのは、スタイリストと一緒につくり上げること。常にソニーを代表してお客さまに接しているスタイリストの気持ちを大事にしたいという想いが強かったからです。とくにスタイリスト経験のある安倍はその想いも人一倍でした。
「ソニーストアに勤務していたとき、毎朝、制服を着た瞬間に“今日も頑張ろう”とスイッチが入りました。それと同時に、ソニーの一員であるという責任感と誇らしい気持ちも湧きました。その気持ちを思い出して、毎日制服を着るスタイリストが満足のいくものをつくりたいと思いました」
VAIOノートPCを使い説明するスタッフ
そのために、すべてのソニーストアから代表者を募り、ワークショップを開催。制服に求める機能性やデザイン、アイテムだけでなく、改めてソニーストアのコンセプトやビジョン、「ソニーらしさ」とは何かなど、多岐に渡る議論を行いました。スタイリストと話し合うなかで、想像とは異なる点があったと普門は話します。「実は当初、スタイリストのファッションはもっと自由でいいのではないかと思っていました。極端にいえば制服がなくてもいいし、あるとしてもTシャツ程度で、ボトムスは自由にしてもいいのではないかと。でも実際に話を聞いていくと、プロフェッショナルであることを表現する手段のひとつとして制服があったほうがいいという意見がほとんどでした。確かに自分を振り返ってみても、服装が与える心理的な影響は大きいなと。たとえば、テレワークのときにラクな恰好でパソコンに向かうのと、シャツを着ていつでも外に出られる服装でデスクに向かうとでは気持ちの入り方が違う。服やメイクを整えておくことがパフォーマンスに影響することを実感していたので、やはり制服が必要だと納得しました」
『感動と、働く服。』というコンセプトメッセージ

ソニーストア 銀座・名古屋・大阪・福岡天神からスタイリストが集結。札幌からはオンラインで代表者が参加し、ワークショップを開催。
機能やデザインだけではなく、ソニーストアやスタイリストの役割など様々な意見が交わされた。

高機能素材を採用。
ソニーならではの遊び心も。

制服のリニューアルでもっとも重視したのは機能性。とくに生地選びは時間をかけて慎重に議論しました。
「アンケートやワークショップで出た意見のなかで、動きにくさ、汗染み、速乾性は素材で解決できると感じました。そのなかで見つけたのが、シャツに採用した高機能素材。遠赤外線を利用した高機能素材で、暑いときは涼しく、寒い時期は保温するという画期的な生地。サラッとしていて軽く、今回採用したカーキ色でも汗染みも目立たない。また、ジャケットとパンツは縦横どちらにもストレッチがかかった生地を選びました。TVの接客では膝をつけることも多いので、埃を取りやすい素材であることも重視しました」(普門)
VAIOノートPCで作業するスタッフ
さらに、デザイン面にはワークショップで出た「ソニーらしさ」のキーワード“親しみやすさ”“スタイリッシュ”“多様性”“プロフェッショナル性”を反映。基本的な着心地はもちろん、ソニーならではの遊び心もプラスしました。
「襟は胸が開かないスタンドカラー、シャツはインもアウトもできるように前後の丈を変えています。あと、忘れてはいけないのが着脱のしやすさ。ボタンだと時間がかかるのでジッパーでパパっと着替えられるようにしています。色もデザインもシンプルなぶん、ポケットの細工やトリミング、袖口にカッティングを入れるなど小技を効かせています」

サンプルを何度も確認し、そのプロセスはスタイリストにメールマガジンで発信。さらに、各ストアに足を運び、試着をしてもらったり、霧吹きで汗染みの有無を確認するなど、完成までのコミュニケーションを密に行っていきました。
小型ケースを両手で丁寧に受け渡す接客シーン

製品のご説明の際に、手元が美しく、商品が映えるように袖口の形状にもこだわった。

フロントジップ仕様のグレーの制服シャツ

着脱をしやすいようにシャツはファスナーに。

制服ジャケットの襟に入ったSONYロゴ刺繍

ジャケットの襟元に刺繍であしらったSONYロゴ。

制服のポケット収納例。スマートフォン、タブレット、ペンを収めたイメージ

メモ用紙やペン、クリーニングクロス、スマホ、電卓やメジャー、インカムなどスタイリストの道具は多彩。
必要な時にサッと出し入れできるようにジャケットやパンツにいくつものポケットをつけ、身軽にフロアに立てるように。

正解がないモノづくりゆえに、スタイリストの声が励みに。

最終段階のサンプルを試着してもらったところ、「シャツもジャケットもすごく軽い」「締め付けがなくて動くのがラク」と、スタイリストたちから好評を得ました。
「正解がないモノづくりだったので不安もありましたが、“かっこいい”“いいね”といわれてホッとしました。デザインがシンプルなうえアイテムも増やしたので、いろいろな着こなしが楽しめることも好評です。アクセサリーやネイル、髪の毛の色を自由にしてからスタイリストが以前よりも生き生きと楽しそうに接客するようになっているので、制服も個性を発揮して自由に着こなしてもらいたいです」(安倍)
制服の試着やフィッティングを確認するワークショップの様子

〈試着会の様子〉サンプルを実際に着用してみて着心地などを確認。生地の軽さ、動きやすさが好評だった。

スタイリストとの共同作業は普門にとっても大きな経験だったと話します。
「今回、制服をつくるプロセスからスタイリストたちと一体になってできたことがとても楽しかったです。サンプルの段階からみんなで自由に意見をだしあって。時間はかかりましたが、お互いに納得しながら進められたことは貴重な経験でした。私たちは日々、スタイリストがストアの店舗に立つことを楽しんでほしいと願っています。新しい制服になったことで、ストアでお客様と過ごす時間をもっと楽しんでもらえたらと思います。この制服を着て、スタイリスト一人ひとりがその人らしく輝いて、前向きに一日の始まりを迎えていただけたらうれしいです」
新しい制服の素材やデザインを確認するスタッフ
関連記事
ソニーストア店内の展示スペース

このコンテンツはいかがでしたか?
ワンクリックで教えてください

〈 アンケート 〉
My Sony STORYの感想や、
今後取り上げて欲しいテーマをお聞かせください

  • アンケートの回答には、My Sonyへのサインインが必要です

この記事をSNSでシェアする