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Only Railway 鉄道写真家 中井精也 氏 Vol.12
“おうちで鉄道写真編”

美しき鉄道風景を、中井氏がαで撮る!デジタルカメラマガジンとの連動企画を毎月コラム形式でお届けします

α Universe editorial team

みなさんこんにちは。鉄道写真家の中井精也です。
今回は「家でも鉄道写真を楽しみたい!」という思いから、鉄道ジオラマを気合を入れまくって撮ることに挑みました!自宅での撮影なのでスペースの制約も考えて、Nゲージを選択。ただしジオラマと言えども、素敵な鉄道写真を撮るべく奮闘しましたので是非ご覧ください! そして今回のセレクトレンズですが「FE 100mm F2.8 STF GM OSS」を選びました。一番の理由は、このレンズだけが実現する美しくとろけるようなぼけと、クリアで高解像な描写力。ジオラマなので、背景の全てまでを作り込むことは難しく、このレンズのとろけるようなぼけによって、本物感を演出できるのでは?との考えからです。さらにマクロ切り替えリング機能で、最短57cmまで近接できる点も今回の撮影にプラスだと考えました。
それではさっそくですが、1枚目をご覧ください!

α7R IV,FE 100mm F2.8 STF GM OSS 100mm,F5.6,1/500秒,ISO500

このレンズの最大の魅力ですが、僕はやはりSTFと呼ばれる特殊なフィルターが内蔵されていることだと思います。このフィルターのおかげで、滑らかでとろけるようなぼけが描写できるんです! ということで、試さずにはいられないSTFの“ぼけ”です!!ご覧いただいた最初の写真は、思い切って画面の半分をぼけさせてみました。前ぼけているのは自宅の庭に生えてたコケです。(笑) 撮ってみて、なるほど他のレンズとは異なる、色だけを残して、あとはまるで溶かし込んだかのような独特の美しいぼけになると実感しました。
続けて2枚目です。

α7R IV,FE 100mm F2.8 STF GM OSS 100mm,F8,1/125秒,ISO100

この写真では、カーブを抜けて、森の中から車両が顔をのぞかせる瞬間を狙いました。この写真でも手前にぼけを置くことで、本物感が増していると思いますがどうでしょう? このぼけは駅のホームと電柱なんですが、二線ぼけが出やすい直線的な前ぼけにも関わらず、このレンズは美しく描写していることに気づいてもらえるかと思います。これもSTFの力ということなんでしょうね。 3枚目の写真になります。

α7R IV,FE 100mm F2.8 STF GM OSS 100mm,F7.1,1/1000秒,ISO100

車両が夕日に照らされて輝くドラマチックな1枚です!最短撮影距離である57cmまで寄っての撮影。夕日が反射した車両側面はシャープに描写され、その一方で背景としたジオラマの林は、とろけるように描写されています。 背景のぼけが煩く感じてしまいそうなシーンだと思うのですが先ほどから言ってるように、このレンズのぼけはとろけるような描写のためか、ピントが合った主役の邪魔をせずに美しい脇役を見事に演じてくれています! さて、ここまでご覧いただいた3枚は、このレンズ最大の魅力と言える“ぼけ”にこだわった3枚でしたが、鉄道ジオラマならではの工夫を凝らした写真も撮ったので、ここからはそうした写真をご覧ください!

α7R IV,FE 100mm F2.8 STF GM OSS 100mm,F5.6,1/25秒,ISO3200

この写真はご覧の通り「流し撮り」です!1灯ライティングを施して、シャッタースピードは1/25秒で流してみましたが、雰囲気が出ていると思いませんか!この路線は「40秒に1回ぐらい」のペースで通過してくれるので飽くなき挑戦が可能です!(笑) ちょっとこだわって模型の車両にもウェザリング(汚れを加えた処理)を施して、本物感をアップさせているので、リアルな1枚になったんじゃないかと思います。 どんどんいきます!5枚目です。

α7R IV,FE 100mm F2.8 STF GM OSS 100mm,F9,1/400秒,ISO100

水面に映る車両が旅情を感じさせてくれる1枚です!ジオラマそのものは小さな世界ですが、でもその小さな世界でも、アイデア次第で拡げることも可能です。この水面ですが、お気づきかと思いますが鏡です!片手で鏡を持ちながら、イメージに合う角度を探しながら撮影しました。 まさしく旅情を感じれる素敵な写真が、自宅で撮れてしまいました!臨場感のある大満足の1枚です。ピント面は線路と車両のライン、その前後はぼけでサンドイッチして撮ってみましたが、まるで実際の場所で撮ったかのような奥行きを感じてもらえるんじゃないかと思います。 さて今回最後の写真となります。

α7R IV,FE 100mm F2.8 STF GM OSS 100mm,F16,8秒,ISO800

夜の停車場の風景です。こだわりの車両は、なんと点灯するんです!!(笑)
ということで1日の終わりを告げる、物語を感じるような幻想的な1枚に仕上げてみました。 偶然ですが、このレンズの最短撮影距離である57cmは、100mmの画角だと、ちょうど背景とのバランスがぴったりの距離感だったので、寄り過ぎずに撮れたことで、ジオラマなのにあたかも実在する山中のような雰囲気を表現できたと思います。 最後に今回のジオラマをご紹介します。Nゲージですので詳しい方はお気づきの通り、それほど大きいものでは無く、横幅が約50cmで縦幅が35cmくらいのものです。そこに楕円形に周回線路を敷きました。この小さな世界で、ご覧いただいた様々な鉄道写真を撮りました。僕がいつも言っている「写真想像力」全開での撮影となりました!

ご覧いただいた鉄道ジオラマの撮影ですが、アイデア満載、存分に工夫も凝らしながら生まれた今回の作品たちは、僕の新しい宝物になりました!ぜひみなさんも、もし機会があったら「#おうちで鉄道写真」をお試しください!とても楽しいですよ!(笑) そして今回で「Only Railway」が最終回となります。
毎月、計12回お付き合いいただき本当に有難うございました!
毎回1本のG Masterレンズにこだわり、そのレンズの魅力を伝えるべく奮闘してきましたが、如何だったでしょうか?
僕は、毎回あれこれと思案しながらも、ワクワクドキドキさせてくれたとても楽しい撮影でした! それではきっとまたこの場所で、お会いできる日が来ることを願いつつ。 中井精也でした。

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