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「私だけの映像」を残せる1台 -α7R IVで撮る自然風景の世界- 写真家 清家道子 氏

α Universe editorial team

これまで様々な自然風景を撮影されてきた写真家の清家氏。 今回はα7R IVで動画作品を撮影する魅力を、動画作品「私の色、私の時」を軸に語っていただいた。

清家道子/写真家 福岡生まれ。JPS 日本写真家協会会員。 カラーコーディネーターを経て風景写真家となる。 地元九州の風景を独自の色彩感覚と視点で撮影している。 2011年より企業カレンダーを手がける他、写真雑誌への寄稿、カメラメーカーでの講演、撮影会などを行なっている。 2016年に写真展「またまの宇宙」をリコーイメージングスクエアで開催。 同写真集(日本写真企画)を出版。その他、2017年フランスのプロバンス地方の写真集「The Gift Of Ranunculus」(風景写真出版)、「風景写真のマイルール」(インプレス)がある。 公式サイト:https://seike-michiko.com/ YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCKhlyvUczQC2pT6HGGbUmKQ

一年間の四季を通して私が出会った色の世界をまとめました。ほとんどは地元大分で撮影したものです。特にこの一年は「身近な風景を絶景に変える」をテーマに撮影してきました。 動画でも静止画でも期待通りの美しい色を表現してくれるα7R IVのおかげで静止画から動画への移行もとてもスムーズで、「風景ショートムービー」という新たな自分の世界を作り始めることができました。

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水中のシーンや雪のシーンなどは美しく撮れたので気に入っています。 これは私のこだわりなのですが、ショートムービーを編集するときに最も大事にするのは一番ラストのカットです。音楽のラストと最後のカットを合わせるため、雰囲気があり、あまり写実的ではないものを選びました。このカットは、FE 70-200mm F2.8 GM OSSを手持ちであえて揺らしながら、スローシャッターで枯れ草を撮影しました。
そうすることで何を写したのか見る人にはよく分からないけれど、「秋のゆらめき」「心のゆらめき」を表現できたと思います。これを撮ったときにFE 70-200mm F2.8 GM OSSの素晴らしい描写力、色彩の表現力を再確認した、そんなカットです。

ショートムービーならではの表現の広がり

αのカメラはスロー & クイックモーション撮影の切り換えが簡単なので、よく使いますが、風景動画の場合、特に動きが早い被写体(雨や雪、風が吹く様子など)はスローモーションで撮影した方が情景として伝えやすいと感じています。 また太陽が昇るシーンや雲の動きはクイックモーションで撮影すると躍動感が生まれます。 今回の「私の色、私の時」では、映画のようにドラマティックに仕上げたかったので、カットを揃えた後に自分のイメージを決め、まず音楽をチョイス。それと同時に最初のカット、最後のカットを決めてから骨組みを作っていきました。 今回の曲はバイオリンでゆったりとしていてスケール感のある楽曲でしたので、それに合わせてスローのカットを多く使用しています。音楽のイメージとカットのイメージを合わせることを常に大切にしています。 静止画とは違い、時間軸で成り立つ風景ショートムービーは、それらの事を考えながら編集するのが楽しみの一つです。

水中のカットは、カメラ専用の防水ケースに入れて撮影しました。水中深く沈めている印象ですが、実際はレンズ部分のみ沈めて撮影しています。しっかりした防水ケースなので水が入ることはありませんが、それでもα7R IVの防塵・防滴に配慮されている構造*のおかげで安心感はありました。 手持ちで水に沈めているので、ブレてもいいようにスローモーションで撮影しています。 α7R IVの描写力で、水の美しさを伝えることができたかと思います。

*防塵・防滴に配慮した構造となっていますが、ほこりや水滴の浸入を完全に防ぐものではありません。

水面の落ち葉のシーンは何気なく撮影しているように見えると思いますが、実はちょっと工夫しています。水面の反射のおかげで紅葉の映り込みが美しかったのですが、それでは途中から現れた鯉が見えないことに気づき、ドロップインPLフィルターを少しずつ回しながら、水面のテカリを抑えつつ鯉の姿を映し出しています。(ドロップインPLフィルターはレンズに触れずにPLを回せます。)短いカットですが、最初と最後では水の反射の様子が違うことがお分かりいただけると思います。そうすることで鯉の姿を映し出していきました。

動画・静止画シームレスに撮影していきたい

α7R IVは静止画から入りましたが、去年から動画撮影にも使うようになりました。 そのまま動画の世界にスムーズに入ることができたのです。現在は、動画を撮ったり静止画を撮ったりするというスタイルで撮影をしています。 これからも私が出会い、美しいと感じたもの、それらを全て写し止めたいと思います。 そこには静止画、動画の壁はありません。α7R IVがあればどんな私の要求も満たしてくれる。この一台で私の世界を作ることができると思っています。これからもまだ見ぬ自然を追い求めて「私だけの映像」として残していきたいと思います。

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