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カメラグランプリ2023 大賞受賞記念

愛用写真家たちのコメント集 第1弾
〜受賞モデルの魅力とは〜

α Universe editorial team

2023年5月17日、カメラ記者クラブが主催する「カメラグランプリ2023」の各賞が発表された。 今回、『α7R V (ILCE-7RM5)』が「大賞」を受賞。 選考は2022年4月1日〜2023年3月31日に日本国内で発売された製品を対象に、カメラ記者クラブの会員をはじめ、加盟雑誌の編集長(もしくは代表者)、カメラグランプリ実行委員が委託した外部選考委員、特別選考委員(学識経験者、カメラメカニズムライター、写真家、写真関連団体の代表等)、および特別会員のTIPA(The Technical Image Press Association)が選考にあたる。 今回、α7R Vが大賞を受賞し、これに伴い届いた著名写真家たちの祝福の声と、各々の視点から受賞モデルの魅力についてコメントをもらった。

写真家 井上浩輝 氏からのコメント

1979年札幌市生まれ。札幌南高校、新潟大学卒業、東北学院大学法務研究科修了後、北海道に戻り、風景写真の撮影を開始。 次第にキタキツネを中心に動物がいる美しい風景を追いかけるようになり、2016年に米誌「National Geographic」の『TRAVEL PHOTOGRAPHER OF THE YEAR 2016』のネイチャー部門において、日本人初の1位を獲得。 自然と人間社会のかかわりへの疑問に端を発した「A Wild Fox Chase」というキタキツネを追った作品群を制作、発表してきた。 写真は国内のみならず海外の広告などでも使用されている。 2019年には、代表作『Fox Chase』のプリントが英国フィリップスのオークションにおいて27,500ユーロで競落され、その動物写真がコンテンポラリーアートとして取引の対象にもなりはじめている。

カメラグランプリ2023「大賞」の受賞、おめでとうございます。カメラグランプリ2020「大賞」を受賞したα7R IVに続く受賞と聞き、かつてα7R IVを愛用し、いまα7R Vを愛用している立場としてとてもうれしいです。 今回、大賞を受賞したα7R Vの進化の目玉は、なんといっても「リアルタイム認識AF」です。前回に大賞を受賞していたα7R IVからくべると、認識対象として、犬や猫のような動物の「頭」、「体」の認識が加わったことに加えて、一部の草食動物・小動物の認識も加わり、私がテーマにしているキタキツネが撮りやすくなったことはもちろん、エゾシカやエゾリスにも素晴らしい認識能力を発揮してくれるようになりました。そして、もっともうれしかった進化が、「瞳」、「頭」、「体」の認識ができるようになったことです。例えば、草を食んでいるエゾシカがときどきふと顔を上げることがあります。そのエゾシカをできるだけ被写界深度を浅くして空間の立体感を残して撮影したいというシーンがあります。草の中にエゾシカが頭を突っ込んでしまっていると瞳が見えずに瞳にAF位置を維持させることができず、運が悪いとピントの位置が手前の草や奧に逃げてしまうことさえあります。α7R Vのリアルタイム認識AFは、そのようなシーンでも草むらに顔を突っ込んでモグモグするエゾシカの体にピントを合わせ続けてくれるので、さっと頭が上がって瞳が見えてくると、頭、そして瞳へのスムーズにピント位置が探られていくのです。また、強い逆光のシーンで瞳が認識しづらいようなときでも、頭や体を認識してくれるので、周囲の草などのピントを取られずに期待通りの被写体を捉えてくれるのです。このまったく新しいリアルタイム認識AFは、撮影成功率向上に絶大な効果をもたらしてくれるようになりました。また、この機能が、静止画撮影だけではなく、動画撮影でも有効に働くことがうれしいです。 AFのことばかりお話してしまいましたが、解像性能は「R」の名前が冠されているだけあって抜群です。日々拡充されていくG Master群と合わせて使うことで、その解像性能をさらに引き出すことができることと思います。また、α7R Vでは、静止画だけでなく、動画撮影機能の充実も図られています。4K 60pや8K 24pの撮影もできるようになり、様々なシーンで活躍するカメラになりました。しっかりとした進化を重ねている点がうれしいです。あらたな進化を重ねてさらなる万能機となったα7R Vをより多くの方に楽しんでいただけることを願っています。

α7R V,FE 400mm F2.8 GM OSS 400mm,F9,1/800秒,ISO100

写真家 佐々木豊 氏からのコメント

1966年京都府生まれ。これまでモータースポーツや様々なスポーツ競技を撮影。雑誌等に作品を発表。その経験を活かし、現在は航空機撮影を主に行う。月刊エアライン、ヒコーキ写真テクニック(イカロス出版)や同社カレンダー等にも作品を提供。どんなシーンでも自分独自の視点とエッセンスをちりばめることに主眼を置いて撮影に挑む。伊丹空港を中心に全国各地の空港で活動。日本航空写真家協会(JAAP)準会員。 ソニー・イメージング・プロ・サポート会員。ソニーアカデミー講師。

カメラグランプリ大賞受賞おめでとうございます。 α7Rシリーズも第5世代となり、毎回その進化で撮影の可能性を広げてくれていましたが、今回もさらなる進化が評価され私もうれしく思います。 何といってもAFの進化が素晴らしく、驚いたとともに技術もここまで来たのだなと感じました。AIプロセッシングユニットを駆使した最新のAFシステムは新たな撮影方法もチャレンジでき、作品の幅も広がると実感しています。私の撮影している飛行機は比較的被写体を追いかけやすいものであると思っていますが、ファインダー内で入れていれば認識してくれるので、被写体を優先してフレーミングするのではなく、フレーミング優先で撮影ができ、より自分のイメージに近い形が容易に具現化できるところが素晴らしいと思います。 また飛行機の金属のボディをどこまで精細に写し出せるか、メカニカルな細かい部分をどこまで解像し描写しているかと言うことは重要なファクターであり、写し出したものにどれだけリアリティーがあるかと言うところに大きく影響する重要なファクターだと思っています。そういう意味でもこのα7R Vは有効約6100万画素を誇りますし、イメージセンサーの素晴らしさと新しくなった画像処理エンジンで十分以上に答えてくれています。このカメラで撮影しておけばいいものが撮れるという自信というか安心と言うか、そういう気持ちにさせてくれるところは非常にありがたいです。これからもイメージリーダーとして我々を驚かせてくれる、ワクワクする様な製品を期待しています。

α7R V,FE 600mm F4 GM OSS 600mm,F8,1/2000秒,ISO100

写真家 清家道子 氏からのコメント

福岡生まれ。JPS 日本写真家協会会員。カラーコーディネーターを経て風景写真家となる。地元九州の風景を独自の色彩感覚と視点で撮影している。2011年より企業カレンダーを手がける他 写真雑誌への寄稿、カメラメーカーでの講演、撮影会などを行なっている。2016年に写真展「またまの宇宙」をリコーイメージングスクエアで開催。同写真集(日本写真企画)を出版。2017年フランスのプロバンス地方の写真集「The Gift Of Ranunculus」(風景写真出版)のすべての撮影を担当している。

カメラグランプリ 大賞受賞おめでとうございます! 発売当初から愛用してきましたので、とても嬉しくもあり、同時に受賞できるべくして受賞できたのだとも感じます。それほどα7R Vは素晴らしいカメラなのです。 α7R Vが発売されて半年以上愛用していますが使えば使うほどこのカメラの素晴らしさを実感しています。まず使い続けて今実感していることは、色彩がさらに自然で豊かになったこと。 色にこだわる私にはここのポイントは大きいです。それはAIプロセッシングユニットが入ったことで性能がより向上したWBやBIONZ XRによってさらに高画質、高解像になった有効約6100万画素のフルサイズセンサー搭載によるものでしょう。自然界の世界そのままを写し止めることができる喜びは格別です。 そしてクリエイティブルックが楽しいですね。細かいモードを自分好みに設定してシーンに合わせて撮影できる。これはこれからもっと追求して楽しみたいと思っています。これがあればJPEG撮って出しでもそのまま使えるシーンが多くなるため、パソコン作業が面倒な方にもこのカメラはとてもオススメなカメラです。 ダイナミックレンジもさらに広くなり、ご覧のような明暗差がある風景にはびくともしない力強さ。白飛び、黒潰れはα7R Vではあり得ないと言っても過言ではないのです。これも朝夕の撮影が多い風景写真家にとって大切な部分です。 このカメラの感動を伝えるにはまだまだ足りませんが、もう一つ大きなポイントがあります。 私は動画も撮っているのですが、動画機能もα7R Vになり非常に向上しました。 動画への切り換えやすさもさることながら、8K 24p、4K 60pも撮れ、美しい風景を完璧な状態で静止画と動画を残すことが出来る。これはもう私にとって究極のカメラです。 その他、4軸マルチアングル液晶モニターや8.0段高性能光学式5軸ボディ内手ブレ補正など、語り尽くせないほどすごい機能が満載です。これからさらに使い続けることによってまた新たな発見があることでしょう。このカメラの感動を多くの方にぜひ味わっていただきたいなと思っています。

* CIPA規格準拠、ピッチ/ヨー方向、 FE 50mm F1.2 GM装着時、長秒時ノイズリダクションオフ時

α7R V,FE 70-200mm F2.8 GM OSS II 95mm,F22,1/50秒,ISO250

写真家 山田芳文 氏からのコメント

写真家。「100種類の鳥よりも1種類を100回」をモットーに野鳥を撮り続ける。撮った写真はカメラ雑誌や児童書、自然保護団体の会報誌などで発表。ライフワークは鳥がいる風景写真。主な著書は『写真は「構図」でよくなる!すぐに上達する厳選のテクニック23』(エムディエヌコーポレーション)、『野鳥撮影術』(日本カメラ社)、『やまがら ちょこちょこ』(文一総合出版)など。最新刊は『α6600 基本&応用 撮影ガイド』(技術評論社)。

α7R Vのカメラグランプリ大賞の受賞おめでとうございます。 ここ数年、α7R IVやα1、FE 50mm F1.2 GM、そして今回のα7R Vと、自分が愛用しているカメラやレンズが次々に大賞やレンズ賞を受賞して、まるで自分が受賞したかのような気持ちになり、自分のことのように嬉しく思っています。 私はα7RシリーズをIIIから愛用しています。α7R IIIをはじめて使った時にその解像性能に衝撃を受け、α7R IVになり操作性が向上して、写真を撮る道具として成熟し、これ以上何を望むのかと思っていた時に出てきたのがα7R Vです。α7R Vのいいなぁと思うところはたくさんあるのですが、なかでも、リアルタイム認識AFは想像もできなかったような優れた機能で、作品創作の生産性が格段に上がりました。 私は鳥がいる風景をライフワークとしていて、鳥だけでなく、周囲の風景も大きく取り入れて表現することが多いので、野鳥を撮影する人があまり使わないような短めの焦点距離のレンズを多用します。短いレンズで野鳥を撮る場合至近距離から撮影する必要があるのですが、野鳥は基本的に人を警戒するため、カメラを周囲にカモフラージュさせて、自分はカメラから離れて遠隔操作で撮影をすることになります。この時に威力を発揮してくれるのがリアルタイム認識AFです。かつては置きピンで撮影することも多かったのですが、α7R Vでリモート撮影する場合は、撮影の100%をAFで行っています。撮影現場で何を感じたかによって、多少の設定は変えますが、基本的にはAF-Cにして、フォーカスエリアは撮影対象となる鳥の全身が入るエリアを選択、AF時の被写体認識を入にセット、認識対象を鳥にします。これだけで、AFが鳥の瞳を間違いなく認識、フォーカスを合わせて続けてくれるので、大変有り難い機能です。この先も、αはこちらが想像もできないような進化をしていくのではないかと想像して、とてもワクワクしています。

α7R V,FE 24-70mm F2.8 GM II 42mm,F5.6,1/60秒,ISO200

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