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RX100 VII × 猫写真家 石原さくら氏

猫目線で、その鮮やかな瞳を、どこまでも捉え続ける。
〜どんな表情も逃さない、コンパクトデジタルカメラの真価〜

α Universe editorial team

ポケットに収まる小さなボディに、プロ仕様のフルサイズ一眼カメラ「α9」譲りの性能を搭載したデジタルスチルカメラ「RX100 VII」。圧倒的な高速AFと高画質の両立が、写真表現を新しいステージへ導きます。手のひらサイズの高性能コンパクトカメラ「RX100 VII」だから生み出せる写真がある。各分野で活躍する写真家4名が語る連載がスタート。今回は、猫写真家の石原さくらさんが描写した、一眼カメラでは撮れない表情の猫たちをご紹介します。

石原 さくら/猫写真家 猫写真家で愛玩動物飼養管理士。東京都出身、東京工芸大学芸術学部写真学科卒業。雑誌での写真連載や、写真教室を定期的に開催する。またデボンレックスとシンガプーラのブリーダーとして自身のキャッテリーを運営するなど、猫好きが高じて猫にかかわるさまざまな活動に積極的に取り組む。世界中の愛猫家との繋がりを通して、猫を愛するすべての人に猫と人とのより良いありかたを提案することをライフワークとしている。

猫の写真は“瞳”で決まる。
宝石のような輝き、その美しさは他の生き物にはない魅力

――猫を被写体として撮影するときに、最も気をつけることや、猫写真のポイントは何ですか?

猫を撮っていて「きれいだな」と感じるのは瞳です。まるで宝石のような猫の瞳は、その中に虹彩のディテールやブルー、グリーンの色彩など、立体的で透明感のある美しさを宿しています。この美しさを、コミカルなカットでもシリアスなカットでも、引きでも寄りでも、表現してあげたい。猫の瞳をいかにきれいに撮るか、という点にいつも気をつけています。なので瞳にピントを正確に合わせられるかが、猫写真の大切なポイント。当然、カメラにはカリッと瞳にピントがくる性能を求めています。
そもそも猫は、こちら(撮影者)のことなどおかまいなし。気分のおもむくままなので、ポーズをとることも目線をくれることもさほどありません。だから瞳にフォーカスすることがとても難しいですね。でも、今回「RX100 VII」を使って、衝撃を覚えました。人間だけでなく、動物にも対応している「リアルタイム瞳AF」が、猫の瞳を瞬時に捉えて離さないんです。

――「リアルタイム瞳AF」機能が発揮された、もっとも印象的な作品はどれですか?

この茶トラの猫が、周囲を見回しながら歩みを進める写真ですね。

RX100 VII,175mm(画角(35mm判相当)),F5.5,1/250秒,ISO400

首を振りながら動いていたが、瞳を拡大してもピントの確実性が伝わってくる。

カラスに警戒していたシーンですが、猫の目線に合わせると、アングルが地面レベルになるためファインダーではフォーカスできません。ただでさえ猫の瞳はフォーカスするのが難しいうえ、液晶モニターに頼るだけだと、どうしてもピントが甘くなります。しかし「リアルタイム瞳AF」なら自動で瞳に合わせてくれるうえ、猫がどんなに不規則に動き回っても、フレームアウトさえしなければ粘り強くずっと追随してくれます。「RX100 VII」だからこそ撮れた写真ですね。さらにこのときは出来高を優先し連写で撮影しました。ファインダーを覗けない場合は、あとでセレクトすることを考えて連写するのですが、秒間最大20コマ撮れるので、ここぞという表情は確実に撮れています。

あとは、「リアルタイム瞳AF」は横顔でもしっかり追随するのがすごいですね。解像感も優れていて、目の水晶体がきれいに、立体的に写っています。

RX100 VII,200mm(画角(35mm判相当)),F4.5,1/200秒,ISO640

拡大すると、うるんだ瞳をしっかり捉えていることがわかる。また、水晶体には周りの風景が写り込んでいる。

手前の草をぼかそうと意図していたのですが、前ぼけ具合も想定通りになりました。カメラによってはAFが草に合ったり猫の瞳に合ったり、猫のヒゲに合ったりと忙しくなってしまう場合もありますが「リアルタイム瞳AF」ならそのような心配もなく、素早く簡単に狙い通りの構図を実現してくれます。

――「リアルタイム瞳AF」がない場合、これまではどのように撮影していたのですか?

引きで深い被写界深度で撮影していました。ただし、引くことで被写体が際立たない作品になってしまう恐れがあるのと、猫の目線に合わせるとローアングルでファインダーを確認できないので、どうしてもピントが甘くなってしまいます。逆に言えば「リアルタイム瞳AF」のある「RX100 VII」なら、ファインダーを介せずとも瞳AFを信頼することで、猫より低い目線でも撮影が可能となります。今回の撮影は、瞳AFのおかげで、これまでにない構図で撮影できたことが大きな発見であり、新たな可能性を感じさせてくれました。

一眼カメラにはない、ポケットサイズでありながら
200mmまでズームできることで生まれる表現力と利便性

「RX100 VII」を使ってみて、24-200mmの高倍率ズームも猫撮影にはとても使い勝手がよいと感じました。まず、レンズ交換しなくていいのはラクですね! 猫は気まぐれで、シャッターチャンスは本当に一瞬。ましてや、街中にいる猫は警戒心が強いですから。一般的な200mmのレンズは重かったり大きかったりで、バッグから取り出してゴソゴソと構えて……なんてしていたら、いいシーンは終わっていますね。そんなとき、交換の手間もなく時間短縮できるうえ、広角から望遠までズームする即応性で、シャッターチャンスを逃さない。そんな性能を持ちながら、ポケットに収まってしまうサイズ感。猫を撮影するときの機動性という意味でも「RX100 VII」は、“常に持ち歩きたい”と思わせる魅力があります。

――望遠で撮影した作品と、その面白さを教えてください。

RX100 VII,200mm(画角(35mm判相当)),F4.5,1/200秒,ISO640

これは、猫がよくするポーズ。塀に隠れながらこちらを見ていますね。ちょっと警戒しています。警戒心を取り除き、安心してもらうのにもコンパクトな「RX100 VII」は有利です。フルサイズ機に望遠レンズを付けていると「シャッターチャンスを狙っている」のがバレバレ。猫はカメラが何なのか認識してはいないでしょうけども、“何やら大きなモノ”で狙われているのはわかります。「RX100 VII」なら、猫を不安にさせることなく自然な表情をおさえられるな、という印象です。ポケットに入れておいて、シャッターチャンスがきたらサッと構えてすぐに200mmまでの望遠撮影に入れるので、猫撮影の街歩きにはぴったりですね。

RX100 VII,200mm(画角(35mm判相当)),F4.5,1/125秒,ISO800

このときは背景にグリーンを入れて撮影していて、ぼけ感もきれいに出ています。とろけるような後ろぼけもいいですが、街で猫を撮影するときはシチュエーションがわかることも大切なので、このぐらいのぼけ感がちょうどいいと思います。街中にいる猫は、ポツンと佇んでいることが多いので、その風景、場所の魅力も切り取るつもりで狙うと、ぼけの効果が引き立つと思います。

猫との距離感、間合いを測りながら、ズームを駆使すれば写真のバリエーションも期待できます。被写体となる猫との距離を詰めて、広角で迫るもよし、望遠で一瞬の表情を印象的に表現するもよし、といった使いかたがこの一台でできます。あとは、チルト液晶モニターの可動域が広いのも猫撮影向きですね。

フルサイズ機の場合はどうしてもアングルが高くなりがちなので、カメラ任せでベストなカットを抑えられるのはとてもありがたいです。このカメラでないと撮れなかった写真がほとんどです。焦点距離、機動力を考えてもサブ機としては申し分がないと言いますか、その瞬間に対応するという意味では、メイン機を超える実力があると思います。

――ちなみに猫はシャッター音を気にするのでしょうか?

気にします。雑誌の撮影では飼い猫のお宅を訪問することが多いのですが、飼い猫だからといって、飼い主以外の人にも慣れているとは限りません。ちょっとした音で隠れてしまうこともあります。とくに「カシャ」というシャッター音は、猫が好きなタイプの音とは言えません。カシャカシャ連続して撮っていると、猫もイヤな顔をします(笑)。そんなときにサイレントシャッターを使えば「私(という人間)がここにいるな」としか認識しないので、猫がイライラすることもなくなります。ちなみにシャッター音に関しては、外猫の場合もほぼ同じ。「カシャ」という音には敏感なので、街歩きでの猫撮影でもサイレントシャッターを使ったほうが、より自然な猫の仕草、表情を撮影できます。

風景のように、空気のように存在すれば
猫も素敵な表情を魅せてくれる

――「RX100 VII」で、石原さんのような猫写真を撮ってみたいユーザーへアドバイスをお願いします。

アングルを低く、猫の目線に合わせることが第一です。でも、それは“カメラ位置を猫目線に下げる”、ということだけではありません。大切なのは、まず自分自身が猫の視線と同じになること。つまり、地面にベタっと座るぐらいの目線で猫と向き合ってください。猫からすれば人の存在は、人にとっての巨人のようなものだと思うんです。巨人がカメラを構えて見下ろすようにこちらに向けてきたら相当イヤな感じですよね(笑)。

だから、なるべく低い姿勢で「何もしませんよ」とアピールすると、猫も安心してくれるのではないかと思っています。もっと言えば、自分自身が風景の一部や空気になったような感覚になれば、猫もより自然にふるまってくれる。なので、カメラの存在をあまり感じさせず、私を空気のようにふるまわせてくれる「RX100 VII」はいい相棒です。

RX100 VII,200mm(画角(35mm判相当)),F4.5,1/200秒,ISO640

――「RX100 VII」を使って、これから撮りたい写真、挑戦したい写真表現はありますか?

繰り返しになりますが、私は猫の“瞳”に魅了されています。それは雑誌や広告などの仕事でも意識していることではありますが、自分の表現、作品として残すなら、やはり瞳にこそこだわった写真にしたい。現在、撮影した猫写真を部屋に飾りたいなと思い、瞳だけ色彩を残してモノクロプリントにする、といった連作に取り組んでいます。高解像で瞳が写っていると、瞳以外をモノクロに加工にしたからこその存在感、生命感、濡れたような瞳の美しさが際立ちます。ここに、1.0型の大型イメージセンサーとツァイスのバリオ・ゾナーT*レンズの真価を感じます。

RX100 VII,38mm(画角(35mm判相当)),F4,1/125秒,ISO125

一瞬、細密画のようにも見えるのですが、美しさそのものは、瞳(写真)によって表現されている、と感じていただけるとうれしいです。それだけの描写力を「RX100 VII」が持っていることを、今回の撮影で実感しました。「スーパーサブ機」と言ってもいいでしょう。猫写真においては特に、瞬間を逃さず切り取る性能と、高い解像力を持ちながらもポケットに収まる小型サイズの「RX100 VII」は、もはや「メイン機」ですね。

RX100 VII,129mm(画角(35mm判相当)),F4.5,1/200秒、ISO800
RX100 VII,200mm(画角(35mm判相当)),F4.5,1/160秒,ISO800
RX100 VII,200mm(画角(35mm判相当)),F4.5,1/125秒,ISO400
RX100 VII,70mm(画角(35mm判相当)),F4.5,1/80秒,ISO400
RX100 VII,37.4mm(画角(35mm判相当)),F4.5,1/100秒,ISO400

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