目で見た感じの被写体は白くて明るいのに、写真にするとなぜかグレーっぽく、少し暗い感じになってしまった経験はありませんか?カメラは、明るい被写体や暗い被写体に対して自動的に露出(シャッターと絞りの組み合わせ)を調整して、適正な明るさで撮影する仕組みになっています。白っぽい被写体を撮った場合には、白い部分を「明るい」と判断して、明るさを抑えて記録しています。このような場合は、露出補正を使ってみましょう。目で見たイメージに近い撮影ができますよ。ここでは、被写体に対してどのくらい補正すればよいのか、おおよその目安を説明しましょう。
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補正なし |
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+1.3 補正 |
青空を背景に咲く桜を、AUTOモードで撮影。目で見た感じより桜がグレーがかった感じ。 |
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+1.3に補正して撮影。春の青空とピンクの桜の色がほどよく再現された。 |
■明るいイメージの写真はプラス補正で撮影してみる
明るい色の花々、白っぽいインテリアなどを撮影する場合の露出は、プラス補正で撮影してみましょう。女性のポートレートも、プラス補正で撮影すると、よりきれいに撮影できますよ。
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+1.0 補正 |
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+1.0 補正 |
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+0.7 補正 |
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