
フォトグラファー|もろんのん
その場、その時にしか出会えない旅の一瞬を、Xperia 1 Vでカラフルに切り取る。
Xperia 1 V
スペシャルインタビュー
2023/7/14
目次
もろんのん氏の表現世界
フォトグラファーのもろんのん氏がXperia 1 Vで旅の思い出を記録。
- フォトグラファーもろんのん
- 商品、旅、ポートレートを撮影。広告や雑誌など幅広く活躍。YouTube「もろんのんTV」を通じて写真撮影術やおすすめ旅Vlogを伝える。Instagramで10万超えフォロワー。YouTubeで10万チャンネル登録者数を突破。主な仕事に『弘中綾香の純度100%(写真)』、『木村文乃2021年カレンダー(撮影)』 『そうだ京都、行こう。』、共著に「インスタグラム商品写真の撮り方ガイド」など。
もろんのん
スペシャルインタビュー
Instagramのフォロワー数は10万人以上。クリエイターやタレントから撮影依頼が届く、人気フォトグラファーのもろんのん氏。なぜ彼女が撮る写真は多くの人の心を動かすのか。Xperia 1 Vで記録した旅の写真とともに、画作りへの思いやXperia 1 Vの魅力について語っていただきました。
『Xperia 1 Vと旅の相性のよさを実感しました』
今回訪れたのは、タイのバンコク、愛知県、広島県、東京都の4ヶ所。撮影場所に選んだ理由を教えてください。
もろんのん:私は古き良きレトロな街並みで、かつカラフルというか色がある世界が好きで、なかでも広島県の御手洗は、ずっと気になっていた場所でした。街並みに色を見つけると、かわいい!撮りたい!と、心が動くんですよね。
実は自宅にほとんど帰ることなく、4つのロケーションを巡るというハードな旅だったのですが、Xperia 1 Vは毎日充電をする必要がないほどバッテリー持ちがよかったですし、気温も湿度も高いバンコクで使っていても熱によって機能が制限されることはありませんでした。Xperia 1 Vと旅の相性のよさを感じた撮影でしたね。
急速充電対応の大容量バッテリー
Xperia 1 Vは5000mAhの大容量バッテリーを搭載。1日中、思いのままに楽しめます。また、最短30分で約50%の急速充電も可能*1。さらに、3年*2経っても劣化しにくいため、長く愛用できます。
- *1 別売の30W急速充電対応ACアダプター(XQZ-UC1)で充電する場合。
- *2 同タイプバッテリーで充放電を繰り返すシミュレーションに基づく(USB充電の場合)。バッテリーの寿命は利用状況によって変化します。
- ※お客様のご使用環境やご利用状況により使用可能時間は異なります。
また、Xperiaシリーズは、デジタル一眼カメラ「α™(アルファ)」と画作りの考え方が共通しているので、メイン機にαを使っている身としては、普段現像のときに使っているプリセットをそのままはめてもキレイに色が馴染みますし、私のように画にこだわりたいという人には、撮影機材としても十分に使えるものだと思いました。

撮影地:バンコク / Xperia 1 Vで撮影 / 望遠レンズ(85㎜) / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:50
旅のなかで、Xperia 1 Vと一眼カメラの使い分けはどうされていましたか?
もろんのん:Xperia 1 Vは超広角、広角、望遠の3つのレンズがありますが、なかでも広角の24mmの写りがいちばん好きなので、24mmで撮れる景色にこの場所は合いそうだなと思ったら、Xperia 1 Vで撮っていました。
それと、一眼カメラは、標準ズームレンズ、望遠レンズ、単焦点レンズの3つを持って行ったのですが、たとえば一眼カメラに望遠レンズをつけて散策しているときに、街中で突然出会った猫を撮りたいと思ったら、標準ズームレンズにつけ替えて画角を合わせる必要があります。でも、Xperia 1 Vはシャッターボタンを長押しして、カメラを起動させれば、すぐに撮れるので、その一瞬を逃したくないというときには、Xperia 1 Vを使って撮影しました。
猫の写真も、バンコクの最終日に寺院を観光していたとき、後ろから物音がして振り返ると、猫がウトウトお昼寝をしていたんです。近づかずに望遠で撮っていたら、こちらに気づいて目線をくれて、そのまま眠りに落ちていった。そんな瞬間をXperia 1 Vで切り取ったものです。
『そのときに感じたワクワク感を記録したい』

撮影地:愛知 / Xperia 1 Vで撮影 / 広角レンズ(24㎜) / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:25
旅で撮影をするときに大事にしていることはありますか?
もろんのん:あくまで旅行者という目線、その街にお邪魔させていただいているという立場を意識しているかもしれません。なので、現地の人とコミュニケーションを取るというよりは、その街のワンシーンを傍観者的に切り取っているという感じですね。けど、時どき私のカメラに気づいて手を振ってくれたり、笑顔を向けてくれたりする、その瞬間はうれしいですね。
また、旅では被写体の写りや画角、構図を決めることに集中したいので、基本的にPhotography Proのプログラムオートで撮影しています。Xperia 1 VのAF(オートフォーカス)は、シャッターボタンを半押しするだけで、撮りたい対象物にピントが合うので、シャッターチャンスや構図に集中して撮ることができました。とくに、リアルタイム瞳AFはすばらしくて、知り合いのフォトグラファーも、その性能に感動していました。
リアルタイム瞳AF
シャッターボタン半押し※で、被写体の瞳を瞬時に検出し、秒間60回のAF演算でリアルタイムに瞳を捉え続けるので、一瞬の表情も逃しません。
- ※BASICモードでは画面内のシャッターボタン長押しでも使用できます。
- ※撮影環境などによっては、瞳を検出できない場合があります。

撮影地:バンコク / Xperia 1 Vで撮影 / 広角レンズ(24㎜) / シャッタースピード:1/640秒 / ISO:25
どのようなときにシャッターを切りたいと思うのでしょうか?
もろんのん:写真をはじめたときから今でも思い続けていますが、その場そのときに感じたワクワク感を記録したいと思っています。そのワクワク感を養っていくには、どの瞬間にいちばん心が動くのかを自分の気持ちと照らし合わせて感じることが大事だと思います。なんでこの瞬間をいいと思ったのかを言語化することで、撮りたい瞬間が生まれてくるのではないでしょうか。
また、表現の部分では“違和感”を大事にしています。たとえば映画を観たとき、余白を大きく取ったシーンで違和感を感じたら、これは主人公の気持ちのベクトルを表すためなのかな?と考えたり、通常であれば人物に青色のライトを当てることはないのに、なんで青色のライトを当てているのかと違和感を感じたら、この作品のなかで青色が主人公の心情を表すキーカラーになっているのかな?と考えてみたり。自分が撮る画角とは明らかに異なる画作りを見ると、その意図や演出を考えています。そういう違和感に気づくことは日頃から意識しているかもしれません。
『Xperia 1 Vは、α愛用者もカメラの操作に慣れていない人でも使いやすい』

撮影地:愛知 / Xperia 1 Vで撮影 / 広角レンズ(24㎜) / シャッタースピード:1/50秒 / ISO:1000
これまでもXperiaシリーズを愛用されていますが、Xperia 1 Vを使用して感じた進化点を教えてください。
もろんのん:前モデルと比べて、夜や暗所での撮影でノイズが入りにくくなったと感じました。手ブレを防ぐために固定して、シャッタースピードとISO感度の数値を変えて…といった作業はしなくても、キレイに撮れました。

撮影地:広島 / Xperia 1 Vで撮影 / 望遠レンズ(85㎜) / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:32
あとは手が滑りにくいというか、ホールドしやすいデザインですね。広島での撮影は雨だったのですが、手が濡れているときやローアングルで撮るときも、手にしっかりフィットして撮りやすくなったと感じました。
また、αからUIを継承したPhotography Proですね。αを使っている方だったらそのままだと感動するくらい、使いやすいUIだと思いますし、αを使ってない方やカメラの操作に慣れていないという方でも、直感的に操作できると思います。まずはプログラムオートで露出など変えてみるのもいいですし、自分で設定を変更してみたいなと思ったらシャッタースピード優先やマニュアルで撮ってみると、より自由自在に表現ができると思います。

Photography Pro
ソニーのデジタル一眼カメラαなどの本格カメラの操作性や機能を追求したフォト撮影専用機能のこと。αから継承されたUIによって、さまざまなマニュアル設定ができるほか、ファイル形式は「RAW」「RAW + JPEG」「JPEG」から選択可能です。
<Photography Proの設定・撮影方法>
https://www.sony.jp/xperia/myxperia/howtoxperia/camera/function41.html
αに搭載されている画作りのための機能「クリエイティブルック」も新たに搭載されました。使い心地はいかがでしたか?
もろんのん:αで動画を撮るときにクリエイティブルックをいつも使っています。理由は、私が動画のグレーディングやピクチャープロファイルに詳しくないので、撮影段階で私の好きな雰囲気に仕上げて、加工せずにそのまま投稿したいんですよね。写真に関しても同じように、撮るのは好きだけど現像はめんどうという方は、たくさんいらっしゃると思いますので、自分のお気に入りのクリエイティブルックを見つけて、それをデフォルトの設定にして撮れば現像をせずに、そのままSNSや友だちにシェアができるのがいいですね。
クリエイティブルック
表現したい世界観を実現する色のプリセット。静止画や動画の撮影段階で思い通りの雰囲気に仕上げ、そのまま投稿が可能です。花や青空などの色彩豊かなシーンを印象的に表現したり、柔らかく透明感のある仕上がりにしたりといった6種類の色設定があります。
Xperia 1 Vはどんな人におすすめですか?
もろんのん:まずは、もっと写真を撮りたいけどカメラは設定が難しいし重いし、上手に扱うことが難しそうと思っている方。自由自在に写真を操る、そのきっかけとしてXperia 1 Vを選ぶのはいいのではないでしょうか。
それから、既にαシリーズを使っている方。私もそのひとりですが、普段生活をしている中で、カメラを持っていない瞬間というのはとても多いと思います。そんな日常の中でもいいと思った瞬間に、いつも使っているαの世界観で撮れるのは大きな魅力だと思います。
もろんのん流 Xperia活用術
旅で被写体を美しく撮るために大切な3つのポイント
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被写体に目線や表情をリクエストしてコミュニケーションを取りながらいい表情を引き出す。
- 目線や表情をどういう雰囲気にしてほしいのかは、しっかりと被写体に伝えましょう。目線は何も指示しないと俯いてしまいがちですが、「あの木のてっぺんを見て」とか「あの赤い看板を見て」とかちょっと斜め上を向いてもらうと、顔に影が入りにくくなって表情も気分もワントーン明るくなると思います。また表情は、クールに撮りたいのか、かわいらしく撮りたいのか、アンニュイに撮りたいのかなど、こちら側の意図を伝えながらコミュニケーションを取ると、いい表情が引き出せるのではないでしょうか。
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被写体を少し見上げるように撮って、スタイルアップを狙う。
- カメラの位置を目線の高さではなくて、腰くらい低めの位置からシャッターを切ることで、被写体のスタイルがよく見えると思います。目線の高さから撮ると、身体は寸胴に、顔は大きく見えてしまう場合が多いんですね。でも、腰くらいの高さから撮るとパース効果がかかって、足は長く、顔も小さく見えるのでおすすめです。友だちや恋人、家族と行く旅先での思い出を美しく撮れば、みんなもきっとよろこんでくれると思います。
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場所と人をキレイに記録するには、まず、美しい画角を見つけること。
- 人物ありきでシャッターを切るのではなく、まずは風景として美しい画角を使うことを意識しています。人物優先で撮ると、もちろんその人物はステキに撮れるんですけど、背景に余計なものが入っていたということはよくあると思うんですよね。せっかく旅で訪れた場所と人をキレイに記録として残すならば、まずはいいスポットを探すことが大切です。その次に、美しい画角のどこの辺りに人物が立ったら、キレイに馴染むか、違和感がないかを考えると、結果として背景も人物もいい写真になると思います。