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沼澤茂美/天体写真家
α7R IIIで捉えた繊細な
「赤いブルームーン」

高感度・高階調の色彩豊かな皆既月食

α Universe editorial team

天にかかった赤銅色の月。その繊細かつたとえようのない美しさは、「写真で表現するのは不可能」と言われてきた。αの優れたパフォーマンスが世紀の天体ショーを余すところなく再現!

『高感度ムービーでとらえた皆既月食 4K映像』

α7R III ISO 2500 ピクチャープロファイル:ガンマ設定 S-Log3
撮影場所:群馬県赤城山麓

部分月食の明るい月は、ほとんどのカメラで映像記録が可能ですが、皆既月食の間の赤銅色の月を美しくとらえるのはとても難しく、従来は特殊な超高感度カメラを使う必要がありました。α7S, SII, RII, RIIIの高感度ビデオ性能は他社のカメラを圧倒する能力があり、皆既月食をリアルタイムに美しく記録するための最善の選択でした。

沼澤茂美/天体写真家 新潟県生まれ。天体写真、天文・宇宙関連のイラストレーション作品を多数発表。「月刊 天文ガイド」をはじめ、天文ジャンルの雑誌・書籍で執筆活動、作品発表を精力的に行っている。NHKの科学番組の制作や海外取材、ハリウッド映画のイメージポスターを手がけるなど広範囲に活躍。著書多数。

皆既月食をとらえる優れた基本性能

 1月31日、日本全国各地で皆既月食が見られました。これは2015年4月4日以来約3年ぶりのもので、その全行程を宵から深夜にかけて観ることができるという好条件の皆既月食でした。しかも、1月2日にスーパームーンの次の満月ということで地球からの距離は約351000km、これは2000年以降日本で観測された皆既日食の中でもっとも大きな皆既月食でした。
皆既月食の魅力は、なんといっても皆既中に赤銅色に輝く月とその微妙な色の変化です。
今回の皆既月食は、地上に発生した多くの火山活動などによってかなり暗くなるのではないかという予想がされていましたが、赤銅色の美しい色ははっきりと確認できました。
そのまわり、赤銅色と明るい部分の間に見えるという「ターコイズフリンジ」という現象は、望遠鏡を通して肉眼で観察したときにもかすかな青みがかった色が認められましたが、a7R IIIのRAWデータを慎重に処理してゆくと、確かに明るい光から赤い光へと変化する途中に複雑な色の変化とともに青みがかった成分が浮かび上がってきました。
月食は部分月食から皆既月食に至るすべての行程で明暗の差や、微妙なトーン、色調の再現が求められる天体ショーです。そのため、できるだけダイナミックレンジが広く、ノイズ特性の優れたカメラが適しています。また、皆既月食中の月は、太陽に照らされた明るい部分に比べて1/2000も減光されてしまうので、十分な高感度特性も重要な要素となります。
α7Sを筆頭にした圧倒的な高感度特性、α7R II, IIIでは、それに加えて、高画素と最大級のダイナミックレンジを達成しており、皆既月食の撮影にはまさに最適のカメラといえます。  また、今回はサイレントシャッターが絶大な威力を発揮しました。2000ミリ程度の超望遠撮影では、特に1/30秒〜1秒程度のシャッター速度でメカニカルシャッターの振動の影響を強く受け、画像がぶれやすくなります。皆既月食の撮影では、この範囲のシャッター速度を多用するため、従来の撮影では大きな問題となっていました。α7R IIIでは、サイレントシャッター使用時でも14bitでのRAW出力に対応しているのも非常に心強いです。 加えて、被写体を正確にモニターでき、確実なマニュアルフォーカスが可能な背面モニターとEVF(電子式ビューファインダー)。ミラーレスによって小型軽量化され、望遠鏡に取り付けた際のミラーボックスのケラレもほとんど生じないボディ。また、α7R II以降に採用された「ブライトモニタリング」によって肉眼でもわからないような暗い被写体を明るく表示しながらモニターできるようになった点も見逃せません。この機能は、星空や皆既月食の時の確実なフレーミングを可能にしてくれました。
皆既月食の月は非常に暗く、そして実に複雑で多様な色彩に彩られています。今まではそれらを忠実に再現するのは難しいと考えられてきましたが、αの出現はその認識を変えてくれたのです。同時に皆既月食の本当の美しさが再現されることによって、この撮影が多彩かつとても奥深いものであることを教えてくれました。それは、写真家にとってこの上なくエキサイティングな体験でした。

『赤銅色の月』

今回の皆既月食は、地球の影のかなり内側を月が通るため、やや暗めの皆既月食になるだろうと予想されていました。この画像は、月が地球の影のもっとも内側に入ったときに撮影したものです。全体が赤銅色に輝いていますが、微妙な濃淡や色の違いが認められます。α7R IIIはこのような微妙な色調の再現に優れた特性を持っています。

『皆既終了時の月』

口径20cm 焦点距離2000mm F10 α7R III ISO400 露出8秒

月全体が完全に地球の影に入った「皆既月食」の状態です。影の縁近くがほんのり青みがかっており、これが「ターコイズフリンジ」という現象と思われます。影の中心に向かって赤みを帯び、ふだんは見ることのできない月の美しい姿が、α7R IIIの豊富な階調によってみごとに再現されました。

『皆既月食の進行』

口径20cm 焦点距離2000mm F10 α7R III ISO200〜400 露出1/350秒〜8秒

皆既月食の経過を合成した画像です。月は右上から左下にかけて変化しています。「皆既月食」は満月がしだいに欠けてゆき、完全に地球の影に入った状態をいいますが、地球大気の屈折で影に回り込んだ太陽光によって赤く照らされます。今回の皆既月食では皆既の時間は1時間続き、その後、再びもとの満月に戻ってゆきました。

『皆既月食中の星空』

α7R III 8mm F1.8魚眼レンズ ISO800 露出20秒

皆既月食は満月の日に起こります。普通の満月では空が明るく照らされて星空はよく見えませんが、皆既月食の間は満月と星空というめずらしい共演を写し撮ることができます。今回、月は春の星座であるかに座に位置していましたが、空にはオリオン座などの明るい冬の星座が輝き、月食に花を添えました。高感度特性と階調の両面に卓越した性能を発揮するα7R IIIによって二度とない神秘の瞬間をみごとに捉えることができました。

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