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LESSON インターネットの基礎と便利な使いかた

第8回 守っていますか?インターネットのルールやマナー5箇条

これまで、インターネットの基本から、検索のテクニック、お気に入りの使いかたなど、インターネットを活用する方法をいくつかご紹介しました。

インターネットは、さまざまな情報を収集したり、SNSやメールなどでコミュニケーションをとったりと、大変便利なものです。
しかしその反面、インターネットの使いかたを誤ると、簡単に人を傷つけてしまったり、人から傷つけられてしまったりする場合があります。

人と接するとき、電話で話をするとき、手紙を書くときなどにもマナーがあるように、インターネットの世界にも守るべきルールやマナーが存在します。
そのルールやマナーをきちんと理解しておけば、あなたに降りかかるトラブルを、未然に防ぐことができるかもしれません。

今回は、インターネットを安全・安心に楽しむために、インターネットを利用する際の基本的なルールやマナー5箇条をご紹介します。

  • 第1条 個人情報は安易に記載しない
  • 第2条 ほかの人が不快に思うようなことはしない
  • 第3条 著作権や肖像権に注意する
  • 第4条 セキュリティーソフトを導入する
  • 第5条 メールを送る前には必ず宛先や内容を確認する

第1条 個人情報は安易に記載しない

Facebook(フェイスブック)などに代表されるSNSや、Twitter(ツイッター)、ブログ、インターネット上で動画や写真を共有できるサービスなど、最近はインターネットを通じてさまざまな情報を簡単に受発信できるようになりました。
また、インターネットは、パソコンだけではなく、携帯電話やスマートフォンからも利用でき、便利で身近な存在になっています。

インターネットを手軽に楽しめるようになったため、つい自分の名前や写真、今いる場所など、個人を特定できる情報をインターネット上に公開してしまい、思わぬトラブルに巻き込まれてしまった、という事例もあります。

インターネット上に情報を公開することは、全世界に情報を配信していることと同じであると考え、個人情報は安易に書き込んだりしないように注意しましょう。

また、自分だけではなく家族や友人の個人情報も、書き込まないようにしましょう。

ちょこっとメモ

撮影した写真の公開にも注意が必要

GPS機能を利用できる携帯電話やスマートフォンでは、撮影した写真に撮影時の位置情報を付加する機能がついています。この機能は、後で写真を管理・整理するときに利用することができ、とても便利です。

しかし、位置情報が付加されていることに気づかずにインターネット上に公開してしまうと、知らないうちに個人を特定する情報を流しているのと同じことになりかねません。

自分の居場所を記載したわけではないのに、写真に付加されていた位置情報から場所を特定されてしまう、そんな危険性もあります。

写真をインターネット上に公開するときに、位置情報を知られたくない場合は、位置情報を付加しないように携帯電話やスマートフォンの設定を変更するなど、ひと手間かけることで、個人情報を守ることができます。

第2条 ほかの人が不快に思うことはしない

インターネットは、自分のことを隠したまま利用することができます。自分だということがばれないからといって、乱暴な言葉づかいになってしまったり、嘘の情報を書き込んだりすることはやめましょう。

相手の顔は見えませんが、インターネットの向こう側には、必ず相手がいます。軽い気持ちで書いたことでも、相手に不快な思いをさせてしまうこともあります。

FacebookやTwitter、ブログなどでは、書き込んだ内容やちょっとした意見のすれ違いから、「炎上」と呼ばれるインターネット上でのケンカになってしまうこともあります。

インターネットを使って、情報発信をするときには、目の前に相手がいることを忘れずに、思いやりの気持ちを忘れないようにしましょう。

第3条 著作権や肖像権に注意する

ほかの人のウェブサイトなどに書かれている内容や、ほかの人の写真などを、自分の情報としてインターネットに掲載したいときには、必ず守らなければならないルールがあります。
そのルールとは、「著作権」と「肖像権」です。

例えば、ほかの人が作成した音楽や、文章、パソコンのソフトウェアなどには、「著作権」という権利が発生します。これらの著作物を利用したい場合は、必ず著作者から許可をもらい、誰が作成したものなのかを明記しなくてはなりません。

また、写真やビデオなどを、本人の了解を得ずに無断で公表したり、利用されないようにする「肖像権」という権利があります。この権利は、有名人だけではなく、誰にでもある権利です。
勝手にあなたの写真などがインターネット上に公開されてしまったら、良い気持ちはしないと思います。

「軽い気持ちで……」が、大きなトラブルに発展することがありますので、親しい間柄だとしても、許可なく使用することはやめましょう。

第4条 セキュリティーソフトを導入する

インターネットは、生活をより楽しく便利にしてくれます。しかし同時に、コンピューターウイルスやフィッシング詐欺などの被害にあう可能性も潜んでいます。
コンピューターウイルスへの感染や、個人情報を盗まれたりすると、自分だけではなく、他人にも被害が広がってしまうこともありますので、インターネットを利用するときのルールとして、セキュリティーソフトの導入は必ずするようにしてください。
すでにセキュリティーソフトを導入している場合も、使用期限を確認し、期限が切れてしまっているということのないよう、ご注意ください。

最近では、FacebookやTwitterを利用したフィッシング詐欺などの被害も報告されています。Facebookなどを利用する際には、次のような基本的な注意も忘れないようにしましょう。

知らない相手からのメッセージに書かれているURLは開かない

メッセージに記載されているURLは、フィッシング詐欺の可能性があるかもしれません。

日本の知り合いから英語のメッセージが届いたら注意する

知り合いからのメッセージでも、いつもと違う雰囲気の文章の場合は、「なりすまし」かもしれません。相手が知り合いだとしても、安易に記載されているURLを開くことのないようにしましょう。

コンピューターウイルス対策については、以下もご参照ください。

第5条 メールを送る前には必ず宛先や内容を確認する

メールの件名はわかりやすく

メールの件名は、それだけでメールの概要がわかるようにし、かつメールの内容を簡潔にまとめたものにしましょう。件名を入れ忘れてしまったり、「ありがとうございます」だけだと、迷惑メールと間違われてしまい、メールを開いてもらえないかもしれません。件名は、簡潔に用件がわかるようにしましょう。

bad悪い例 good良い例
ありがとうございます。 【お礼】●月●日の懇親会参加について
よろしくお願いします。 求人資料送付のお願い
先ほどの件 ●月●日の会議開始時間について

メールを受け取る相手の気持ちになって文章を書く

メールは、リアルタイムで相手の反応を見ながらコミュニケーションを取ることができません。そのため、ちょっとした一言が相手を傷つけてしまう危険性もあります。手紙を書くときと同じように、相手の立場に立って適切な表現を使うようにしましょう。

メールの[送信]ボタンをクリックする前に、下記の3つは最低限確認してから送信するようにしましょう。

今回ご紹介したインターネットを利用する際のルールやマナーをきちんと実践して、自分自身に降りかかるトラブルを、未然に防ぐようにしましょう。

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