究極の没入体験を実現するために、認知特性プロセッサー「XR」は開発されました。人がどのように世界を見ているのか、どのように音を聴いているのか − これら、人の認知特性をプロセッサーに取り入れることで、これまでにない没入体験をあなたにもたらします。
目や耳から入ってくる膨大な量の信号を、脳が横断的に処理をすることで、
人は物事を認識しており、この能力を「認知特性」と呼びます。
従来のテレビのAI技術では、色やコントラストといったような映像信号を
それぞれ個別に処理していましたが、認知特性プロセッサー「XR」は、
人の脳のように、膨大な量の映像信号を横断的に分析が可能なので、
人が目で感じるような自然な美しさで映像を描くことが可能になりました。
認知特性プロセッサー「XR」は画面を数百ものゾーンに分割し、それぞれのゾーンで映像を分析します。
さらにそれぞれのゾーンで検出した要素を、人の脳のように横断的に分析することで、
人が目で見た現実世界に近い、よりリアルな映像を描き出すことができます。
テレビの映像分析には色や精細感、コントラストなどさまざまな要素がありますが、認知特性プロセッサー「XR」は、それぞれを個別に処理するのではなく、横断的に分析することで、人工的な印象の無い、より自然な映像で映し出すことができます。
普段、人が物事を見る際に、視界すべてにピントが合っているわけではありません。
認知特性プロセッサー「XR」は、独自のアルゴリズムで人が注視する場所を見つけ出すことで、自然にその注視点を際立たせることができます。
まるで目の前にあるかのような立体感を映像で表現するのはテレビの課題でした。認知特性プロセッサー「XR」は映像の深度を分析し、奥行きマッピングを行うことで、手前のオブジェクトである前景を強調しながら背景を調整するため、自然で立体感のある映像を描き出すことができます。
一般的なテレビでは、画面下部にスピーカーが搭載されています。画面サイズが大きくなればなるほど映像の中心点は上がっていくため、映像と音の出る位置が離れてしまいます。
この課題を解決するために、BRAVIA XRは、プロセッサー「XR」による音の処理と、スピーカーの構成を最適化することでまるで映像から音が出ているかのようなリアルなサウンドを作り出します。
人は音を聞くときに音の来る方向から、空間を認識します。
より自然な映像体験を実現するために、認知特性プロセッサー「XR」は水平方向だけなく、垂直方向にも立体的に音を作り出します。
どのような音源であっても、5.1.2chの立体音響に変換できるので、まるでその場にいるかのような臨場感で映像を楽しむことができます。
認知特性プロセッサー「XR」によるさまざまな画質要素の横断的な処理と、新たに搭載したR(赤)・G(緑)・B(青)のみがそれぞれ独立して発色するQD-OLEDパネルの特長である純度の高い発色によって、色再現領域をさらに拡大し、斜めから見ても、色鮮やかな映像を実現しました。
認知特性プロセッサー「XR」による映像分析と、ソニーの培ってきたバックライト制御技術によって、従来のLEDと比較して約1/100の大きさになったMini LEDバックライトを自在に制御。眩いほどの明るさから、引き締まった黒まで、高コントラストに映像を描き出します。