モノのしくみや裏側を知ることができる「分解」は
いつだって子ども心をくすぐってくれるもの。
ソニー創業者の井深大は、
自身のものづくりの原点が
幼い頃に体験した「時計の分解」にあったといいます。
そこで私たちソニーでは、
教育プログラム「CurioStep with Sony(キュリオステップ)」の
一つのコンテンツとして、主に小中学生*を対象に
「分解ワークショップ」を開催。
2023年3月には、第32回を迎えました。
本物の製品を分解する体験を通して、
クリエイティビティの源にもなる子どもの好奇心を刺激し、
さらに周囲の大人とのコミュニケーションを生み出す
きっかけづくりに貢献しています。
*参加対象年齢は分解する製品によって、回ごとに異なります
*保護者同伴でご参加いただいています。
子どもたちの好奇心をかき立てる、
自らの手で機械の仕組みを知っていく体験
「分解ワークショップ」は普段は分解できない身の回りの製品を
“博士”として参加するソニーの現役エンジニアの案内のもと、
実際に「分けて・理解していく」プログラムです。
CDラジカセ、プロジェクター、テレビ……
扱うのは、どれも私たちが用意したソニー製品。
分解を進める子どもたちからは
「分解していくと自分の知らないものがあってびっくりした!」
「こんなに部品が細かいとは思っていなくて、驚いた!」
「機械の中の仕組みを知ることができておもしろかった!」
「家でももっと詳しく機械の仕組みを調べて知りたい!」
など、好奇心に満ちた感想が聞かれます。
本物を自らの手で分解していくことで
新たな発見や好奇心が広がっていく。
日本の“モノづくり”を牽引してきたソニーが、
その技術と人材、製品を活かして
“モノづくり”の楽しさに触れるきっかけとなる体験を生み出しています。
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現役で活躍するソニーのエンジニアと交流し、
社会を知って将来につながる機会を
ワークショップでは、
ソニーの現役エンジニアが“博士”となって、
分解の仕方やモノの仕組みを説明します。
ドライバーやニッパーの使い方。
さらに機械の仕組みや分解で現れる部品の役割も解説。
実物を目の前にして聞く博士の説明に、
子どもたちの眼差しは真剣そのものです。
会場中から「博士、こっち来て!」という声があがり、
中には博士のもとまで機械を持ってきて質問する子も。
その様子に、エンジニアたちは
「子どもたちの集中力に驚かされました」
「基板や部品に目を輝かせている子どもたちに、不思議と元気をもらいました」
と話します。
時には、子どもたちはもちろん
子どもと一緒にワークショップに取り組む保護者の方々からも
どうやってエンジニアになったのか、
機械に詳しくなるにはどんな勉強をしたらいいのかなど
聞かれることもあるそう。
実際に働くソニー社員と触れ合うことで
“モノづくり”の楽しみを知り、
エンジニアの仕事に興味を抱く機会にもなってほしい。
そんな想いで、エンジニアたちも積極的に臨んでいます。
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子どもの新たな一面や成長の発見。
コミュニケーションのキッカケにも
分解を進めるうちに好奇心の熱気に包まれていく会場。
サポートする大人たちも一緒に機械をのぞき、
「できたね!」「これ、どうやるんだろう?」と言った
会話や発見の声が溢れます。
最初は慣れない手つきで分解を始める子どもたちも、みるみる上達。
その手際の良さや、夢中になって分解を進めていく様子に
周囲の大人のほうが驚かされることも。
保護者の方々からは
「子どもが基板に興味があると、初めて知りました」
「普段は見ないほどの集中力で分解を進めていて、驚きました」
「子どもが自ら考え発見したことを教えてくれたり、
疑問点を改善しようと質問している姿に、
好きなことへの探究心を感じられました」
と、子どもたちの新たな一面に驚く声が聞かれます。
好奇心をくすぐられて夢中になる体験が、
日常では知ることができなかった一面に気づく
コミュニケーションの機会にもつながっています。
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次代を担う子どもたちに、私たちの経験や知見を還元し、
テクノロジーやクリエイティビティに触れて好奇心を育む機会になってほしい。
一つでも発見や感動を持ち帰ってほしい。
そうして生まれた好奇心を原動力に
モノの仕組みや“モノづくり”に関心を持ち
次の時代の感動と体験を生み出す担い手が生まれてくれたら。
私たちソニーはそう願い、
「分解ワークショップ」をはじめとするさまざまな機会を提供しています。
子どもたちの好奇心を育む教育プログラム「CurioStep(キュリオステップ)」についてはこちら
https://www.sony.com/ja/SonyInfo/csr/ForTheNextGeneration/curiostep/