
魚住誠一のWho’s Next
Vol.8 川原美杏 Kawahara Mian
写真家 魚住誠一 氏
川原美杏(かわはら・みあん)2008年、東京都生まれ。日本とアメリカ×スペインのハーフ。21年、「第25回nicolaモデルオーディション」でグランプリ。中学1年から高校1年まで4年間、「nicola」のモデルとして活躍。現在、CMを中心に活動中。趣味はヘアメイク、ダンス(チアリーディング)、特技は目を瞑ってスマホのタイピングができること。166センチ B型。撮影 魚住誠一文:宮本和英
整った顔立ちのハーフ美女である。完璧なほどのその美形ゆえに、ずいぶん大人っぽく見えるけれど、実はまだ18歳の高校3年生。この夏休み中も部活のチアリーディングで週5日の練習に追われていたという。川原美杏は昨年までティーンのファッション誌『nicola』の専属モデル、通称ニコモとして活躍していた。ニコモ出身からは新垣結衣や川口春奈をはじめ売れっ子女優が目白押しで、女優予備軍として将来が期待されるニコモのなかでも、美杏はその美女ぶりでもトップクラス!
3歳から小学校1年ぐらいまでキッズ服などの子供モデルの経験があったが、中学1年のときに「第25回nicolaモデルオーディション」に応募してグランプリ受賞、そこから4年間、ニコモを務めた。「最初の撮影のとき、椅子を使ったシチュエーションでポーズをとるのが難しくて全然できなかったんです。でも先輩のニコモがやって見せてくれた。そんな撮影がめちゃくちゃ楽しくて、ニコモになってホントに良かった!」。
ニコモデビューするや、都会育ちのオシャレセンスと、いち早くトレンドをキャッチしてさりげなく紹介するトレンドリーダーとして一目置かれ、ニコラネットで「ミアンのトレンドDiary」という連載ももっていた。「小さいころからませていたし(笑)、メイクするのも、スマホを持ったのも早かったから、もともとトレンドには敏感だったと思う。インスタ向けの写真の撮り方とか、見せ方。お勧めのアプリやスタンプを紹介したり。インスタやTikTokなどでの発信の仕方が上手だよねと言われてました」。そんなわけで「今どきのことはミアンに聞け!」と、若者トレンドを紹介するテレビ番組にも呼ばれるほど。昨年ニコモを卒業、モデル活動中心ながら、今や女優の登竜門とみなされているニコモ出身だけに、彼女も今年いよいよショートドラマデビューを果たすのだけど、「オシャレが好きだし、撮影やメイクするのが楽しいからモデルは続けたいし、将来は商品開発とか、コスメや洋服のコラボやプロデュースもしてみたい」と言う。
当然、他のニコモ出身者同様、女優を目指してまっしぐらかと思っていたので驚いたが、演技することについては「初めて経験したショートドラマは高校3年生の役で、本人のまま演じる形だったので、まだ役に入るというのがこれからの課題です」と言う。「自分のリミッターみたいなものを外せるかどうかがこれからのテーマなんだろうな、と」。一方で「一人っ子だから、きょうだいに影響されなかったのが良かった」と言うところをみると、そののんびりした口調のうらに、実はしっかり自分の世界や考えを持っているのだろう。数年後、女優に限らず、違う世界でもその才能を開花させているかもしれない。川原美杏に、予想外の未知の期待をこめて!
使用機材
使用カメラ α7R V使用レンズ FE 28-70mm F2 GM
魚住誠一コメント
夏が終わり秋の空気感の街中。午後の遅めの時間帯に秋のポートレイトを撮る。お洋服に合わせてロケハン。前半は清楚感あるイメージで背景にグリーンを馴染ませる。新しい大口径ズームの開放F2.0を活かし少し絞って両目にピントを持ってくる。なんでもレンズ開放だけがポートレイトのセオリーでは無い。しっとりした感じから動きのあるカットまでまだ光がある時間帯に撮る。ISO感度を1600までは普通に上げて撮る。RAW現像の際に問題なくデータが構築できる。影が無くなる時間帯、柔らかな女性ポートレイトが撮れるのは10分ぐらいか?その贅沢をF2.0の大口径ズームで味わう。浮かび上がる立体感。切ない秋はこれを狙いたいですね。
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