カメラグランプリ2025 レンズ賞 受賞記念

愛用写真家たちのコメント集 第3弾
〜受賞モデルの魅力とは〜

α Universe editorial team

2025年5月16日、カメラ記者クラブが主催する「カメラグランプリ2025」の各賞が発表された。今回、『FE 28-70mm F2 GM』が「レンズ賞」を受賞。選考は2024年4月1日〜2025年3月31日に日本国内で発売された製品を対象に、カメラ記者クラブの会員をはじめ、加盟雑誌の編集長(もしくは代表者)、カメラグランプリ実行委員が委託した外部選考委員、特別選考委員(学識経験者、カメラメカニズムライター、写真家、写真関連団体の代表等)、および特別会員のTIPA(The Technical Image Press Association)が選考にあたる。今回、FE 28-70mm F2 GMがレンズ賞を受賞し、これに伴い届いた著名写真家・クリエイターたちの祝福の声と、各々の視点から受賞モデルの魅力についてコメントをもらった。

ポートレートフォトグラファー 魚住誠一氏からのコメント

魚住誠一 / ポートレートフォトグラファー 1963年、愛知県生まれ。高校時代はインディーズ・ロック・バンドで活動。その後、ロサンゼルスでアンセル・アダムスの写真に出会い、風景写真を撮り始める。渡米を繰り返し、スタジオ・アシスタントを経て94年よりフリーとして活動。98年より拠点を東京に移す。現在はポートレートを中心に雑誌や広告で活躍中。http://www.zoomic.jp

カメラグランプリレンズ賞おめでとうございます。2025年に入ってからこの大口径ズームレンズをほぼボディに装着して仕事とプライベートで撮影をしています。今までのズームレンズの概念を超えたレンズだと使えば使うほど実感しています。魚住が虜になったのは圧倒的で立体的な描写力です。女性ポートレートではF2という開放値は独特の空気感を演出する明るさになります。忘れてはならないのは、上品な階調とぼけ味です。特に背景にハイライトが入り込んだ条件ではこのレンズならではの絵が味わえるのです。単焦点レンズを愛用している方にも今までとは異次元の大口径ズームを試して欲しいです。きっと新しい世界が待ってます。全てのポートレートを愛するフォトグラファーに届きます様に。

α7R V,FE 28-70mm F2 GM 60mm,F2,1/1000秒,ISO200

モデル/YUZU

ビデオグラファー AUXOUT氏からのコメント

AUXOUT / ビデオグラファー 日常の風景や旅行を映画のワンシーンの様に切り取る「Cinematic」な作品を作り続けている週末フォト・ビデオグラファー。独学でプロのような映像表現を追求し、SNSに投稿する作品が国内外で多くの反響を呼び、現在SNSの総フォロワー数は約33万人。作品で使用されているオリジナルのLUTは160ヵ国以上でダウンロードされるなど映像制作者からも注目を集めている。https://www.instagram.com/auxout.jp/https://twitter.com/auxout_jphttps://www.youtube.com/auxout

この度は、カメラグランプリ2025にて FE 28-70mm F2 GM がレンズ賞を受賞されたこと、心よりお祝い申し上げます。このレンズを初めて手にしたとき、その完成度に思わず「もうこれでいいじゃん」と漏らしてしまったほど、フォトグラファーとしてもビデオグラファーとしても理想的な一本だと感じました。G Masterらしい繊細な描写力や美しいボケ味はもちろんのこと、何より感動したのは、ズーム全域でF2という驚異的な明るさを実現していることです。特に映像制作の現場では、28-70mmという実用性の高いレンジと、通しF2というスペックが真価を発揮します。レンズ1本で広角から中望遠までカバーでき、しかも全域で浅い被写界深度を活かせることで、レンズ交換の手間を最小限に抑えながら、一貫したルックと撮影リズムを保つことができます。この FE 28-70mm F2 GM の受賞は、単なるスペック競争ではなく、現場で求められる“本当に使える”性能を高次元で実現した結果だと感じています。そしてそれは、ソニーが真摯にクリエイターと向き合い続けている姿勢の証でもあると思います。改めまして FE 28-70mm F2 GM のレンズ賞受賞、本当におめでとうございます!ぼけこれからも、撮る楽しさと表現の幅を広げてくれる“信頼できる一本”として、多くの現場で使い続けていきたいと思います。

ビデオグラファー AUXOUT氏による映像作品・レビュー

鉄道写真家 中井精也氏からのコメント

中井精也 / 鉄道写真家 1967年、東京生まれ。鉄道の車両だけにこだわらず、鉄道にかかわるすべてのものを被写体として独自の視点で鉄道を撮影し、「1日1鉄!」や「ゆる鉄」など新しい鉄道写真のジャンルを生み出した。2004年春から毎日1枚必ず鉄道写真を撮影するブログ「1日1鉄!」を継続中。広告、雑誌写真の撮影ほか、講演やテレビ出演など幅広く活動している。株式会社フォート ナカイ代表。著書・写真集に「デジタル一眼レフカメラと写真の教科書」「DREAM TRAIN」(インプレス・ジャパン)、「ゆる鉄」(クレオ)、「都電荒川線フォトさんぽ」(玄光社)などがある。甘党。■TVレギュラー 「ひるまえほっと てくてく散歩」/NHK総合「中井精也のてつたび!」/NHK BSプレミアム 中井精也の「にっぽん鉄道写真の旅」/BS-TBS カメラと旅する鉄道風景/CS各局https://ameblo.jp/seiya-nakai/

カメラグランプリレンズ賞受賞、おめでとうございます!標準ズームで開放値F2.0を実現したこのレンズの登場にはかなり驚きましたが、実際に使ってさらに驚愕。これまでのズームレンズとは次元が違う柔らかく美しいぼけは、まるで複数の大口径単焦点レンズが1本にまとまったよう。手にすると少し太めですが、カメラマンもレンズも、太めの方が愛嬌があるものです。これからこの新しい相棒と、どんな作品が撮れるのか、楽しみです。

α7R V,FE 28-70mm F2 GM 46mm,F2,1/1250秒,ISO160

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