商品情報・ストアアクティブスピーカー/ネックスピーカー Wireless Speaker Lounge ☆Taku Takahashi meets “SRS-X7”

Wireless Speaker Lounge

INTERVIEW インタビュー

☆Taku Takahashi meets SRS-X7"☆Taku Takahashi
☆Taku Takahashi (m-flo、block.fm) meets “SRS-X7”
自ら音楽シーンの最前線に立ちつつ、新人アーティストのプロデュースからアニメ作品への楽曲提供まで幅広くこなすDJ・音楽家、☆Taku Takahashi。そのサウンドへのこだわりは万人の知るところだろう。
そんな彼が、長らく探し求めているという理想のワイヤレススピーカーとは? 『SRS-X7』はその回答たり得たのだろうか?

ごまかしのない優れたハードウエアを、
ソフトウエアで自在にコントロール

──まずは「SRS-X7」の音質について率直な感想をお聞かせください。

☆Taku以前からBluetooth®を使ったこのくらいのサイズのスピーカーを探していたんです。ただ、大きすぎたり、音質が物足りなかったり、満足いくものを見つけられずにいました。今回、「SRS-X7」を試して感心したのは、このサイズでものすごい低音がでていること。置いているテーブルがビリビリと震えたのには驚かされました。もちろん単に低音が強調されているだけではありません。クリアでガッツのあるサウンドと言えば伝わるでしょうか。スタジオで使っているのですが、スタッフが皆驚いていました。
そして、EQ(イコライザー)によって音の特性がガラリと変わります。初期設定では「R&B」になっているんですが、これを「フラット」に変えるだけでずいぶんとナチュラルになる。まるで全然違うスピーカーにしたよう。使うユーザーやシーンに合わせて選べるのは素晴らしいと思いました。プリセット設定で満足できない人は自分でカスタマイズすることもできます。ただ、ほとんどの人はプリセットのもので充分満足できるはず。私もプリセットのままで使っています。

──なるほど。ただ、プリセットでOKと言われても、その中からどれを選べばいいかは初めて使用する人にはわかりにくい。例えば☆Takuさんの曲を聴くならどのプリセットがおすすめですか?

☆Taku初期設定の「R&B」が一番向いています。この設定の名前を「ダンス&エレクトロニック」にしてほしいくらい(笑)。EDM(Electric Dance Music)特有の力強い低音と、きらびやかな高音の伸びをしっかり表現してくれます。非常に上手なチューニングだと感心しました。また、最近の海外のポップスはEDM的な作り方をしているので、そういった曲を聴く場合も「R&B」がベスト。近年の楽曲トレンドをよく研究しているんじゃないでしょうか。
ちなみに先ほどスタジオで使っていると言いましたが、音のチェックに使う際はEQの設定を「フラット」に変更しています。そうすると、今、スタジオ使っているリファレンススピーカーに非常に近い音質になるんです。低品質なスピーカーはEQで音質をごまかしがちなんですが、「SRS-X7」は素の状態の音質も見事でした。

──音質と言えば「SRS-X7」には「ClearAudio+」という高音質化機能が付いています。これについてはいかがでしたか?

☆Takuクラシックやジャズなどの生音を使った音源で非常に効果的だと感じました。暖かみのある音楽を再生する際に、細かい音の表情がわかりやすくなります。

──ほか、音質関連でお気づきになったこと、気に入られた点がありましたらぜひ。

☆Takuこんなにコンパクトなのにステレオ感がしっかり出ていることに感心しています。小さなスピーカーはどうしても音が前から聞こえてくるように感じてしまうんですが、「SRS-X7」では、ちゃんと両耳の外側から聞こえてきます。単にスピーカーを2つ並べただけなのではなく、きちんと設計されていることの証明でしょう。
そして、その上で「ワイドステレオ」という機能をオンにすると、そのステレオ感がさらに倍増します。音の芯を残しつつ音の広がりを強化してくれるのがすごい。かなり気に入っています。

これからは「ワイヤレス」が、PC・スマホ用スピーカーのスタンダードに

──最近、Bluetooth®スピーカーを筆頭にワイヤレス型のスピーカーが流行っていますよね。その美点はどこにあると思いますか?

☆Taku今、ほとんどの人の音楽環境はPCかスマホになっています。PCの、あまり品質が良いとは言えないスピーカーを使うか、スマホにヘッドホンをつないで聴くかのどちらかしかない。強いて言えばテレビのスピーカーを使うという方法もありますが、ひと手間かかるし現実的ではありません。
それを踏まえたとき、もっとも手軽に音楽再生環境をアップデートする方法がBluetooth®スピーカーの導入となります。PCでもスマホでも、ワイヤレスですぐにつなげられる。「SRS-X7」はWi-Fiにも対応しているので、より自由度が高い。iPhoneを使っている人はAirPlayが使えますから、そちらでつなぐほうが快適でしょう。私もそうなんですが、バッテリー消耗を押さえるためにふだんBluetooth®をオフにしている人は多いですから。もちろん、Androidスマホも、DLNAを使うことで無線LAN接続可能ですから安心してください。
音質を最優先するのなら、スマホやPCをしっかり有線でデジタル接続するのが理想ですが、面倒くさくて使わなくなってしまうこともあります。カジュアルに使うなら音質と同時に使い勝手の点も重視したい。家に帰ってきたら自動的にヘッドホンから「SRS-X7」のスピーカーが切り替わるくらいのものが私の理想です。

──ちなみにXperiaシリーズなど、NFC対応のAndroidスマホは「SRS-X7」にかざすだけで電源オンからBluetooth®ペアリングまでを自動的に行なえるようになっています。ちょっと試してみていただけますか?

☆Taku(スタッフの用意したAndroidスマホを「SRS-X7」にかざす)……おっ、ブルっときました。そして、スタンバイ状態だったのに自動的に再生が始まりました。なるほど、これは私の理想にかなり近い。iPhoneにも早くNFCが内蔵されれば良いのに(笑)。

──シンプルなデザインも好評のようですね。

☆Taku「SRS-X7」は上品にまとまっていて、どんな部屋にもフィットしそう。個人的にも、この北欧を思わせるデザインは好みです。ヨーロッパ限定のソニー製品にこういうデザインのものがたまにあって、以前から欲しいなと思っていたんです。前面のスピーカーグリルにロゴマークが入っていないところも気に入っています。主張しすぎない良いデザインだと思いました。

「SRS-X7」のポテンシャルをフルに引き出すスマホアプリ「SongPal」

──「SRS-X7」では、スマホ向けに「SongPal(ソングパル)」というアプリを提供しています。先ほどお話ししていただいたEQの選択や、「ClearAudio+」などの機能設定を行なえるほか、リモート操作や音源(ワイヤレス接続されたPC・スマホのほか、USB接続されたストレージ内に保存された楽曲データ、「radiko.jp」などのインターネットラジオ曲などにも対応)の選択など、「SRS-X7」の機能をフルに引き出してくれるアプリです。これについてはいかがでしたか?

☆Taku最近、スマホをリモコン代わりに利用するアプリがたくさん登場しています。リモコンをなくしてしまいがちな私にとっては非常にありがたい機能です(笑)。また、操作性の面でも専用リモコンよりスマホのほうがいい。EQのカスタム設定もタッチパネルならすごく簡単に行なえます。
ウェブブラウザで流れている音を「SRS-X7」に伝送できるので、私が運営しているインターネットラジオ曲「block.fm」も良い音で楽しめました。今、「block.fm」リスナーのほとんどはスマホとヘッドホンの組み合わせで番組を聴いているようなのですが、ぜひ「SRS-X7」のような高音質なスピーカーでも聴いてもらいたいですね。実際のクラブなどと同じように、耳が開放された状態で楽しんでほしい。

PCやスマホのスピーカーでは聞こえなかった音や仕掛けに気づいてほしい

──最後に読者に向けたメッセージを願いします。

☆Taku「SRS-X7」にはバッテリーも内蔵されているので、スマホのフットワークの軽さを阻害することもありません。普段は寝室に置いておきつつ、友達が遊びにきたらリビングに持っていったり、洗い物をする時にキッチンに持っていったりという使い方もできます。それはすごく自由で、豊かなことです。豊かな音楽生活を手に入れることで、人生も豊かになります。例えば、一人暮らしがちょっと寂しいな、なんて考えている人にもおすすめです。
PCやスマホは、気軽に、手軽に音楽を楽しめるという素晴らしい美点がある反面、やはり音質的には物足りないものがあります。「これで充分」と思っている人も多いと思うのですが、そういう人にこそ「SRS-X7」のような製品を試してほしい。高音質な環境で聴いてみると、「あれ、こんな音が鳴っていたんだ」と気づかされるはずです。音楽クリエイターはそういうところに“仕掛け”を組み込むことが多いので、気がつかないままでいるのは損。お気に入りの音楽をもっと楽しむためにも、ぜひ。