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鉄道絶景+α

鉄道絶景+α
第3回羽越本線只見線(福島県〜新潟県)

鉄道写真家 中井精也 氏

α Universe editorial team
α1 II,FE 16-35mm F2.8 GM II 20mm,F8,1/640秒,ISO800

撮影日:11月14日 12時52分只見線(会津宮下〜早戸)有効約5,010万画素のセンサーだからこそ、自信を持って列車をここまで小さく写せる。周りの絶景をより多く画面に入れることで、鉄道の旅情は加速する

目で見た感動をより美しく写真に残せる

今回撮影に挑んだのは、日本有数の絶景路線として知られる只見線。この旅の相棒は、11月に新たに登場したα1 IIだ。2021年3月に発売された初代α1から3年9カ月の時を経て、満を持しての登場。3年間ソニーが培った最新の機能を追加し、まさにフラッグシップ機にふさわしいカメラへと進化した。新たに追加された機能で鉄道写真でも威力を発揮するのは、AI処理に特化した最新の「AIプロセッシングユニット」だろう。認識対象を[車/列車]に設定して、シャッターボタンを押すだけで自動的に列車にピントを合わせてくれる。同時に「リアルタイムトラッキング」の精度も格段に向上した。最高約30コマ/秒の高速連写と合わせれば、ほぼカメラ任せで最高の瞬間を切り取るれる。これらの機能はα9 IIIを使っているユーザーからすれば、真新しさを感じないかもしれないが、有効約5,010万画素のα1 IIで使えるようになったのは大きな進歩だ。このAIプロセッシングユニットはオート露出やオートホワイトバランスにも活用されるため、よりきめ細かい描写が可能になっている。只見川の畔に立つと、まるで鏡の世界に迷い込んだようだ。二度と出合えないであろう絶景をゆく列車を、最新のα1 IIで写し止めた。α1 IIのセンサーは先代とほぼ同等だが、その描写力、解像力は明らかに進化している。特にノイズの減少と、ダイナミックレンジの拡大の効果は絶大だ。紅葉に輝く山も、暗くなりがちな水鏡に映る世界も、まるで肉眼で見ているような臨場感とともに描写してくれた。写真家として、α1 IIという素晴らしいカメラと出合えたことに大きな喜びを感じている。この相棒との旅には、どんな絶景が待っているのだろうか。今から胸の高まりが、止まらない。

α1 II,FE 70-200mm F2.8 GM OSS II 191mm,F4,1/1000秒,ISO1600

撮影日:11月13日 9時21分只見線(会津宮下〜早戸)今年の紅葉は不作と言われているが、α1 IIなら肉眼より美しく、印象的な色に仕上げてくれる。気になるローリングシャッターによるゆがみもほとんど出現しない

α1 II,FE 28-70mm F2 GM 52mm,F2,1/8000秒,ISO200

撮影日:11月15日 13時23分只見線(会津坂本〜会津柳津)新登場の大口径標準ズームFE 28-70mm F2 GMで、柿にピントを合わせて撮影した。F2の圧倒的なボケが、何の変哲もない光景をドラマチックに演出する

α1 II,FE 16-35mm F2.8 GM II 16mm,F8,1/800秒,ISO400

撮影日:11月14日 9時02分只見線(会津桧原〜会津西方)この作品を自宅のディスプレイで見たとき、思わず息を飲んだ。ダイナミックレンジの向上で、繊細な描写力を手に入れたα1 IIは、現場で見た感動を超える感動を生み出す

α1 II,FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS 220mm,F8,1/640秒,ISO800

撮影日:11月14日 14時57分只見線(会津中川〜会津川口)まるでスイスのようにも見える大志集落。色とりどりの屋根が、奥会津の風景に見事に調和している。高精細でノイズが少ないα1 IIの画質は、目で見た以上の臨場感あふれる描写をする

<Pickup CAMERA>α1 II

記念すべきα1 IIによるファーストカット。早朝のほぼ真っ暗な状況でISO 25600での撮影。α1と同等のイメージセンサーだが、拡大して見ると圧倒的なノイズの少なさと、メリハリのある描写に驚愕した。粒状感が自然で、高感度特有の細部のつぶれもない。大きな進化を実感する結果となった。少し前ならISO 6400くらいかな? と思えるようなこの画質なら、十分に常用感度として使用も可能なクオリティーだ。

α1 II,FE 28-70mm F2 GM 70mm,F2,1/500秒,ISO25600

高感度時だけでなく、すべてのISO感度においてノイズが抑えられている。α1 IIはレタッチに抵抗のある人でも「撮って出し」で勝負できる描写力と言えるだろう

<絶景EPISODE>α1 IIは鉄道写真家の夢がかなうカメラ

α1 II,FE 85mm F1.4 GM II 85mm,F1.8,1/500,ISO6400

只見線のハイライト、第一只見川橋りょうで撮影した始発列車。ほぼ真っ暗な状況だったが、α1 IIはISO 6400とは思えない描写力で、僕が現場で感じた感動を見事に表現してくれた。暗い世界を走る列車を写し止めるのは、鉄道ファンの昔からの夢。そんな夢をかなえてくれるα1 IIに、感謝

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