
ソニーα1 II×水谷たかひと 撮り下ろしSHOT
有効約5010万画素の高画質とAIで進化したAFを手に入れたミラーレス一眼の理想形
スポーツフォトグラファー 水谷たかひと 氏

水谷たかひと / スポーツフォトグラファー 1990年に東京総合写真専門学校卒業と同時に渡仏。さまざまなスポーツイベントを撮影し、3年後に帰国。拠点を日本に移し、スポーツ競技やアスリートたちを追いかけている。日本スポーツ写真協会(ANSP)会長。国際スポーツプレス協会(AIPS)会員。株式会社マイスポーツ出版代表取締役。2023年シーズンよりソニーHC BRAVIALadies のオフィシャルフォトグラファーに就任。
α1 IIにほれ込み、今は生粋のソニーファンという水谷たかひとさん。女子ホッケーチーム「ソニーHC BRAVIALadies」を、α1 IIの高性能を遺憾なく発揮し撮り下ろしてくれた。
スポーツを5010万画素で撮れるのはこのカメラの特権だ
α1 IIは私にとって、ひとつの理想形に到達したカメラだ。有効約5010万画素の圧倒的な画像と、どんな被写体でも捉えたら離さないAIによるAFが、素晴らしい相乗効果を生み出している。有効約5010万画素の画質はとにかく高精細で、これはクロップやトリミングに対する余裕をもたらしてくれた。スポーツはどれだけ超望遠レンズを使っていても、あと少し焦点距離が欲しくなることがある。そんなときクロップボタンを押すだけで、さらにアップの写真を写すことができる。そしてクロップした画像でもまったく問題のない高画質だ。AIプロセッシングユニットの効果はAFで語られることが多いが、ホワイトバランスにも絶大な効果がある。今回の写真は、ユニフォームがピンク、ピッチはブルーという難しい条件。光線状態も随時変化する。こうした条件の中でも、色転びの少ない、的確な色を表現してくれる。JPEGの撮って出し画像でまったく不足がないのは、忙しいスポーツ撮影では大変に助かる。また、高感度画質が良いことにも触れておきたい。ナイターや室内といった条件でも、ノイズが少なく、質感を保持してくれる。個人的にはISO10000まで普通に使用できると考えている。そうした余裕が積み重なることで、α1 IIは撮影時の写真家の負担をとても軽減してくれる。それにより「こんな雰囲気で撮りたい」「こういう瞬間を切り取りたい」といった、イマジネーションにさらに多くの意識を向けることができるようになるのだ。
優秀なトラッキングAFをカスタマイズでさらに自分好みに




人物が複雑に交差するようなシーンでも、一度AF が被写体を認識すれば、狙った選手をトラッキングし続けてくれる。私はフォーカスエリアを縦長にカスタマイズ。これで人物に対するAF の精度が上がり、前後左右の選手にピントが逃げることがない。こうしたカスタマイズで自分好みのカメラに育てていけるのもα1 IIならではの魅力だ。
認識性能が向上したAFにより選手の一瞬の動きを確実に捉えた
試合中にボールを打つ寸前の、スティックを豪快に振るシーンを狙った。AI がほかに惑わされることなく選手を的確に追尾。拡大すると、まつ毛や眉毛の質感までしっかり描き切ってくれていた。また高速のスイングでローリング歪みが出そうなところだが、まったく歪みは見えない。
記事で紹介された商品はこちら
ワンクリックアンケートにご協力ください

αUniverseの公式Facebookページに「いいね!」をすると最新記事の情報を随時お知らせします。