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事例紹介

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VPL-FE40  導入事例 2007.7.3掲載
■同志社女子大学様 [業種:教育]
教材となるパソコン映像とビデオ映像をSXGA+で投影。
高輝度・高精細のプロジェクターがスムーズな授業を実現
お客様のニーズ・課題
高精細化するパソコン映像を再現できる機器が欲しいとの要望を受け、ビデオ映像にも対応し、既存システムにスムーズに導入できる製品を必要としていた。
導入効果
既存システムの入力信号に対応し、パソコン映像だけでなくビデオ映像も鮮やかに投影。4000ルーメンの高輝度など、必要要件を十分に満たしている。
導入背景 既存システムに対応し、高精細化したパソコンとビデオ映像を再現したい。
選定理由 SXGA+は、高精細化するパソコン環境下での大きな選定ポイント。
導入効果 ユーザークレームが比較的少ないのが、品質に対する評価のあらわれ。
今後の展望 全教室設置に向けて努力。ソニーにはシステムコントロール系を含めた総合システムを期待。
同志社女子大学様にお話を伺いました。
導入背景

既存システムに対応し、高精細化したパソコンとビデオ映像を再現したい。

教室の天井に設置されたデータプロジェクターVPL-FE40

最大1,400×1,050ピクセルの高精細な画像をスクリーンに投影
本学で、最初にソニー製のプロジェクターを採用したのは、十数年前のことになります。それまで本学では、授業用の映像送出機器として、主に天井吊型のブラウン管テレビを使用していました。しかし、教員が授業教材としてパソコンを使用するに従って、NTSC表示しかないブラウン管テレビでは、RGB表示であるパソコン映像が出力できないという問題が生じました。当初は、スキャンコンバータなどを駆使していたのですが、やがてRGB表示が可能な液晶モニターやプロジェクターの導入を検討することになりました。
この時の選定には、3つの条件がありました。1つは、主な教材として使用されているNTSC信号のビデオを問題なく出力できること。もう1つは、本学で映像・音声出力のコントロール技術として採用しているコントロールSをしばらくは継承できること。最後の1つは、高精細化したパソコンの映像を再現できることです。

各社の製品を検討した結果、パソコン映像とビデオ映像のバランスが取れている点を評価し、さらに既存システムへのスムーズな導入を考慮して、ソニー製品を選択しました。
選定理由

SXGA+は、高精細化するパソコン環境下での大きな選定ポイント。

配線ケーブルなどが目立たないよう、工夫されたデザイン データプロジェクターVPL-FE40を選択した理由の1つとして、147万画素のSXGA+パネルを3枚採用し、1,400×1,050ピクセルの高精細画像を投影できることがあげられます。パソコンの映像が高精細化し、従来のプロジェクターの解像度では再現が難しくなっていました。この要件を満たすSXGA+の高解像度は大きなポイントでした。
導入効果

ユーザークレームが比較的少ないのが、品質に対する評価のあらわれ。

天井にあっても気にならない、すっきりしたデザインだと好評

広い教室では、中ほど左右にも、補助のプロジェクターを設置している
VPL-FE40は今出川キャンパス内の2教室に合計4台導入し、2007年の新学期開講当初から使用しています。教室の天井に設置しますので、すっきりした直線的なフォルムやシックなカラーなど、デザイン面でも評価しています。使い始めたばかりながら、信頼性が増した高開口率LCDパネルの“BrightEra”にも、大いに期待しています。また、光出力4000ルーメンは、それほど教室の照度を下げることなく投影された画像がはっきり見えるのが良い点です。従来のプロジェクターでは、映像を映す際に照明を抑えると教室が暗くなりすぎて、「ノートを取りにくい」と学生から苦情が出たことがあります。今回は、そのような心配もありません。

実は、VPL-FE40に対する具体的な評価の声はあがってきていません。だからからこそクオリティー面においては不満はないのだろうと考えています。従来のプロジェクターで色ズレやピントズレなどが生じると、すぐに対処を求められていたのですが、そのようなクレームはいまのところはありません。それがユーザーの一つの評価のあらわれではないかと考えています。

 

今後の展望

全教室設置に向けて努力。ソニーにはシステムコントロール系を含めた総合システムを期待。

今出川キャンパスには、国の登録有形文化財も多い

新島記念講堂は、京田辺キャンパスのシンボル
教員から、すべての教室にパソコン映像を出力できる設備を用意して欲しいと要望されていますので、それを実現するべく順次拡大しています。また、2009年4月に2学科がキャンパス移転するに伴い、今出川キャンパスに新棟を建設する計画があります。そこにもプロジェクターを始めとした映像・音声送出設備を設置する予定です。しかし、既存の教室や新棟も含め、この先設備を拡張していくには、本学のシステムコントロール系をどうしていくのかという大きな課題があります。 教材としてのビデオ映像は、本学の資産です。また、オーディオカセットが教材として持ち込まれることもいまだにあり、明日から一足飛びにすべてデジタルに切り替えるというわけにはいきません。本学としては、RGBスイッチャー等も含めた映像・音声送出のトータル的なシステム構築をソニーさんが、再度自社ソリューションとしてビジネス展開をしてくれることを是非期待しています。
お客様プロフィール
同志社女子大学様
日本の女子高等教育の先駆けとして誕生して以来、伝統を大切にしつつも、現代社会や世界に目を向けた歩みを重ねる同志社女子大学様。「キリスト教主義」「国際主義」「リベラル・アーツ」の教育理念は、前身にあたる女子塾(1876年開設)から、変わることなくキャンパス内に息づいています。専門分野の知識や技術の習得のみに終わるのではなく、さまざまな分野の学びを通して、幅広い視野と他者を思いやる心、自立の精神を養い、国際社会に貢献できる女性の育成を目指しています。
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