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マルティメディアを活用した授業の増加に応えVPL-FE40を導入。 ![]() 教員の要望に応え、視聴覚教室内容を見直して設備を一新した。 当大学では約5年前に、各種メディア機器やプロジェクターなどの視聴覚装置を備えた教室を整えました。しかし、ここ数年で予想以上にマルティメディアを活用した授業の需要が多くなり、教員から「視聴覚教室が足りないので増やして欲しい」という要望があがっていました。特に、プレゼンテーションソフトであるPowerPointで作成した資料を利用する教員が多く、パソコン画面をそのままスクリーンや液晶モニターに投影することは当然ながら、パソコン画面とVHS映像、パソコン画面とDVD映像を自由に切り替えて使用したいというような要望もありました。 そこで視聴覚教室の数や設備内容を見直し、新たに7教室にプロジェクターも含めた視聴覚装置を導入することにしました。(坂西様) SXGA+の高解像度と4000ルーメンの高輝度などが選択の決め手。 ![]() 視聴覚装置一式をラックに納め、シンプルな操作性を実現した。 ![]() 扉の開閉とシステムの電源を連動させ、切り忘れを防止する。 データプロジェクターVPL-FE40を選択した一番の理由は、SXGA+(1400×1050ピクセル)の高解像度です。最近のパソコンはワイド画面が主流となり、従来のプロジェクターで投影すると小さく表示されてしまい、プレゼンテーションなどの効果が半減しかねません。そこで、SXGA以上の解像度を第一の条件としました。 また、電源切り忘れ防止のために、視聴覚装置を納めたラックの扉開閉に連動して、システム全体のオン/オフを行うよう計画していました。VPL-FE40にはダイレクトパワーオン/オフ機能が搭載されていますので、この仕組みに対応できます。さらに、照明をつけたままの教室の後方からでも投影映像が読み取れる4000ルーメンの光出力とコスト面、ソニー製AVデジタルミキサーSRP-X500Pとの相性の良さを評価して、VPL-FE40に決定しました。(松木様) システムのシンプル操作を実現。高輝度・高精細な映像に満足。 ![]() 天吊設置したVPL-FE40。高輝度・高精細な映像は評価が高い。 ![]() 新しい視聴覚教室への評価を受け、収容人数約200名規模の大教室などにも追加導入した。 2007年7月に、収容人数約60名規模の7教室にVPL-FE40を1台ずつ設置しました。パソコンデータのほか、VHS、DVD、書画カメラの映像を100〜120インチのスクリーンに投影します。メディアの切り換えやマイクミキシング、スピーカーの調整などはAVデジタルミキサーで行います。従来のシステムに比べてコンパクトかつ単純化し、機器類は各教室毎に1つのラックに納めました。操作性をシンプルにして誤操作を減らすことで、授業の進行をスムーズにすることが目的です。 VPL-FE40の品質などについて、教員や学生から具体的な意見があがっているわけではありませんが、従来のプロジェクターに対して「暗すぎるのだが、壊れているのではないか」という問い合せを受けたことがあります。もちろん壊れていたわけではありません。どうやらVPL-FE40の品質に慣れてしまうと、従来のプロジェクターの映像が暗く感じてしまうようです。このようなエピソードを評価の声と捉え、2008年3月には老朽化した設備のリニューアルとして1教室に、5月には収容人数150〜200名規模の3教室に追加導入しました。さらに、夏にも6教室へ設置しました。(坂西様・松木様) 旧来のメディアからHD映像までを考慮した視聴覚装置を構築。 ![]() ケーブル類もすっきりと納めるデザインは、天井にあっても違和感がない。 夏の増設予定以後も、従来の視聴覚装置のリニューアルや、教室への追加設置などが考えられます。教室の規模によっては、前面の大スクリーンだけでなく補助ディスプレイも必要になってくると考えられます。VPL-FE40の性能は高く評価していますが、今後の導入では教室の規模や導入時期の環境に合わせてプロジェクターを新たに選択する可能性もあります。ソニーさんには引き続き、優れたデータプロジェクターの開発をお願いします。(坂西様) 一般家庭でもHD映像が身近なものとなった現代において、今後、教育の場でもHDコンテンツが普及してくるであろうことは、容易に予想できます。VPL-FE40を選択した理由には、HDMI端子を装備し、著作権保護技術であるHDCPに対応していることもありました。将来的には、大学内の視聴覚装置をフルHDに対応しなければならない時代もくるはずです。その一方で、大学の資産であるカセットテープやVHSなどの教育コンテンツを使用する環境も残さなければなりません。そこが難しいところです。ソニーさんにも考慮していただけると嬉しいですね。(松木様)
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