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事例紹介

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VPL-FW300L  導入事例 2008.8.27掲載
■立命館大学 様 [業種:教育]
パソコンのワイド化に対応した映像投影や、忠実な色再現を評価。学習しやすい環境と様々な講義手法にも臨機応変に対応できる環境を実現
お客様のニーズ・課題
21世紀第一期基盤整備の最終段階として、教室の設備環境を見直し。教育コンテンツを見やすく、疲れにくい大画面で表示することで学生の集中力を高め、また管理しやすい視聴覚設備を求めていた。
導入効果
3つのコンセプトに加え、ワイド表示に対応し、色彩の忠実な再現、OSに依存しない認識性、2灯式ランプシステム、高静音性などによって、スムーズな授業進行を実現した。
導入背景 様々な講義に対応するマルチメディア環境を実現したい。
選定理由 パソコンのワイド表示に対応し、高輝度・高精細でちらつきが少ないなど多くの条件をクリア。
導入効果 投影光を遮る機能やデザインも好評。メンテナンスの良さも利点。
今後の展望 プロジェクター増設の予定あり。ソニーには省電力や効率化などを期待。
立命館大学
情報システム課 課長 柴田直人様(写真右)と、同課 倉科健吾様にお話を伺いました。
導入背景

様々な講義に対応するマルチメディア環境を実現したい。


約200名収容の大中教室に天吊設置されたVPL-FW300L。
立命館大学では、計画的にキャンパスの基盤整備を実施していますが、その一環として、各教室映像音響システムの高度化の整備に取りかかっています。近年は教材としてマルチメディアコンテンツの活用が進み、一般教室でも視聴覚設備を必要としています。2002年に最初の設備として、マルチメディアコンテンツを表示するフラットパネルディスプレイを設置しました。これは、黒板を隠さないレイアウトかつ、学生がノートを取るのに必要な教室の明るさを保つというコンセプトから構成したものです。しかし今度は、コンテンツを見るために学生の視線がディスプレイに集まってしまい、教員が講義を進める上でやりにくさを感じるという欠点が生じてしまいました。そこで今回は教授へのヒアリングやアンケート、授業見学を行い、整備ガイドラインを策定することで“学習者中心の教育スタイル”を実現し各教員の講義手法を尊重できるもの、すなわち様々な講義スタイルに臨機応変に対応できる教室環境を構築することになりました。(柴田課長・倉科様)
選定理由

パソコンのワイド表示に対応し、高輝度・高精細でちらつきが少ないなど多くの条件をクリア。


ワイド化対応や色の再現性など、VPL-FW300Lの性能を評価し導入が決定した。

小教室には、ワイド化に対応したVPL-CW125が常設されている。
新しい大中教室のコンセプトとして、「大画面で表示でき、学生の視点を中央に集中させる機器とする」「明るい教室でも読み取れる高輝度・高精細な機器とする」「長時間の授業でも疲れないよう、ちらつきの少ない機器とする」の3項目があげられました。この条件に合う機器を検討した結果、ソニーのデータプロジェクターVPL-FW300Lに決定しました。コンセプトとしてあげた3項目に加え、アスペクト比16: 9に対応していること、忠実な色合いを再現できることが大きな決め手となりました。最近のパソコンはワイド化が進み、小教室にもデータプロジェクターVPL-CW125を常設しています。パソコンで作成した資料をそのままのアスペクト比で投影し、色分けしたグラフなど微妙な色合いを再現できる性能は、教員にとって重要なポイントです。また、古いコンテンツを使用する際など必要に応じて16: 9と4: 3を簡単に切り替えられること、MacとWindowsのどちらであってもスムーズに認識されることも利点でした。さらに、2灯式ランプシステムで突然のランプ切れが起きても授業を中断しなくてすむこと、静音性が高いことなども評価しました。(柴田課長・倉科様)
導入効果

投影光を遮る機能やデザインも好評。メンテナンスの良さも利点。


ケーブル類をカバー内に収め、すっきりとしたデザインを実現。


大中教室には170インチワイドスクリーンを設置。高輝度・高精細な映像投影を行う。
2008年3月末にVPL-FW300Lを4台導入し、収容人数約200名、天井高3.5メートルの大中教室4部屋の中央に天吊設置しました。従来使用していたフラットパネルディスプレイもそのまま残し、170インチワイドスクリーンとディスプレイに同じコンテンツを表示したり、それぞれ異なるコンテンツを表示するなど、教員の講義手法に沿って自由に切り替えられる環境を整えています。
VPL-FW300Lのデザインは非常にユニークで、ケーブル類がカバーの中にすっきりと納まるため、教室内にあっても違和感はありません。教室に入った瞬間は面白いものがあるなと目を惹くので、“教室設備が新しくなった”というアピールになっているようです。4月の新学期開始前に行った教員向けの利用説明会では、特にシャッターミューティング機能が好評でした。従来の機器では映像ミュートをかけると黒信号が出るだけで教員は眩しいままなのですが、VPL-FW300Lではシャッターが降りて投影光をしっかり遮ります。本体の電源を切る必要はないので、使いたいタイミングでスムーズに使えて嬉しいという意見がありました。使用開始からまだ数ヶ月ですが、いまのところトラブルやクレームが一切ありません。問題なく使用してもらえていることが、一番の評価ではないかと考えています。管理者サイドとしては、LAN回線に接続することによってランプの交換時期やエラー情報をメールで知らせてくれるネットワークコントロール機能を評価しています。教員に「ランプが切れた」と告げられて交換するのではなく、先回りしてメンテナンスできるのがいいですね。昔のプロジェクターにはない利点だと思います。(柴田課長・倉科様)
今後の展望

プロジェクター増設の予定あり。ソニーには省電力や効率化などを期待。


教室内にあっても違和感のないVPL-FW300L。学生と教員どちらにとっても、授業を行いやすい教室環境を実現した。
授業の中には、学生のプレゼンテーショントレーニングを目的としているものがあります。学生が社会に出ていくために必要なスキルとして、プロジェクターで資料を投影し、スクリーンと手元のパソコン画面とを交互に見たりしながら、大勢の前でマイクを通じてプレゼンテーションを行うというものでプロジェクターは必須の設備です。また、パソコン資料などを初めから表示してしまうと学生の理解度が下がると判断して、板書を中心に授業を進める教員もいます。このようなスタイルも大切にしたいと考え、教室後方の学生にも読み取れるように、板書内容をプロジェクターで表示できるようにしている教室もあります。最近では小さな教室でもプロジェクター設備を求める声が多くなってきました。約1000名の教員が様々なスタイルの授業を行っており、それらが快適に行えるような環境づくりを続けていきたいと考えています。教員の意見も取り入れて、今後の教室レイアウトを計画しなければなりませんね。
また、LAN機能を駆使して、利用状況を把握し、保守クオリティーを高めることや、整備のプランニングに活かしていきたいですね。

プロジェクターなどの機器が増えるにつれて、大学としてはCO2削減など環境面も考えていかなければなりません。ソニーさんには、省電力化や効率化を図ったプロジェクターも開発して欲しいと思います。低コスト化にも期待しています。(柴田課長・倉科様)
お客様プロフィール
立命館大学様
100余年の伝統と歴史を持つ学校法人立命館様は、現在、小学校から大学院まで2つの大学と5つの附属校を擁する4万9000人が学ぶ総合学園です。常に社会の変化と大学・教育の変化を見通し、いち早く時代の要請に応える改革を行っており、2000年に立命館アジア太平洋大学を開設、2005年国内初の立命館孔子学院を設立、2007年には映像学部を設置しました。また、2008年には、生命科学部・薬学部を開設し、理工系4学部を擁するびわこ・くさつキャンパスの理工系学部・大学院は、西日本最大規模を誇っています。
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