社会に熱狂を届ける
マーケターになる
カスタマーエンゲージメント本部
D2C営業推進課
佐藤 綾香
幸せにした瞬間を感じたい
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ソニーストアにおける
イベント企画などを担当現在は、全国5か所(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)のソニーストアおけるイベント企画とCRM施策(顧客情報に基づいたアプローチ施策)の検討を主に担当しています。元々は前職の経験を活かすかたちで広告ビジネスに従事していたのですが、入社当初からやりたかったマーケティングの仕事にチャレンジすべく異動を相談。運良くそのタイミングでの立ち上げが決まっていたソニーストア内でのカスタマーマーケティング領域を担当する新部署に参加させてもらうことになりました。
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手触り感を感じる
仕事がしたかったQ.転職のきっかけとソニーマーケティングを選んだ理由を教えてください。
ソニーマーケティングに入社するまでは、インターネット広告代理店でデジタル広告事業に従事し、主に予約型広告の企画・立案とSNS広告の運用を担当していました。転職を意識するようになったのは、当時の仕事が全体の一部分に過ぎず、企画から実行まで一貫したマーケティングが行えないことに物足りなさを感じはじめたから。自分の仕事が消費者にどう届いているのかを実感できる、手触り感のある仕事がしたくなったのです。
転職先にソニーマーケティングを選んだのは、ソニーグループならではの多様な人材や視点から価値創造に挑戦するカルチャーに魅力を感じたから。当時の私が胸に抱いていた「人や物の可能性を最大限に引き出す戦略を考え、社会に熱狂を届けるマーケターを目指したい」という目標を実現できるのはここしかないと考えました。 -
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ハードウェアから
エンタメまで幅広く展開Q.ソニーマーケティングにはどんな強みがあると思いますか?
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ソニーマーケティングの強みは、やはり幅広いビジネス領域でお客さまと直接コミュニケーションを取りながら、ユーザー体験を企画・分析できる点だと思います。単に製品を売るだけではなく、PDCAをしっかり回して改善していける環境が整っているのが特徴です。たとえば、テレビやヘッドホンといったハードウェア事業はもちろん、それに関連するアプリなどのタッチポイントも活用できます。さらにソニーグループ内であれば、他社では難しいような音楽・映画・ゲームでのコンテンツ連携も、比較的スムーズに話が進みます。お互いに提案しやすい雰囲気があるので、「こういうことをやってみたい」と思ったときに、すぐに動けるのがありがたいですね。そういった柔軟性やスピード感も、ソニーマーケティングで働く面白さのひとつだと思います。
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自分の仕事が
お客さまの感動に
繋がっているという実感Q.現在取り組んでいる仕事にはどんな醍醐味・やりがいがありますか?
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ソニーストアにおけるイベント企画やCRM施策検討の業務は、求めていた「手触り感」を強く感じられる点が魅力です。イベントの企画立案から実行、その反応を受けた改善までのPDCAサイクルが速いことに加え、来店してくださったお客さまの表情やSNSの投稿などを通じて、自分やチームの仕事がお客さまの感動に繋がっていると実感できることに面白さを感じています。
なお、ソニーストアでの仕事は、直接的な製品販売だけでなく、ブランド好感度の向上、顧客の共感醸成、そしてデータ活用による顧客関係構築にも貢献しています。特に、イベントをきっかけに来店したソニーを知らなかった方々に「良い場所だ」「面白い会社だ」とポジティブな印象を持っていただけることは、ソニーマーケティングが重視する共感→共創→感動のサイクルへの貢献だと考えています。
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1辺2.4mの小さなハコに
あらん限りの感動を詰め込むQ.仕事でどのような「共創」を行い、どのような「感動」を生み出しましたか?
2024年7月に新設されたソニーストア銀座内のエンタテインメントシアター「SHIKAKU(シカク)」の旗揚げが、現在の部署に異動してきて最初に手がけた仕事で、今も忘れることができません。「SHIKAKU」は、ソニー全体がエンタテインメント領域に注力する中で、ソニーストアをその発信の場として活用するために作られた1辺2.4mの立方体スペース。見る「視覚」とカタチの「四角」、そしてどこまでチャレンジできるかわかりませんが、聴覚・嗅覚・触覚もあわせた「4つの感覚」を体験できたらという気持ちも込めて『SHIKAKU』と名付けました。その記念すべき第1弾は、ソニー・ピクチャーズの大作映画とブラビアのコラボイベントで、「SHIKAKU」を映画のビジュアルでラッピングし、中には映画で実際に使用された小道具を展示するなどしました。
この際、並行してソニーストア大阪に展示されていた重要キャラクターの衣装を、日程の後半で「SHIKAKU」に展示されている主人公の衣装の元に届けるという仕掛けを盛り込みました。作品を観た人にしか分からないような「匂わせ」なのですが(笑)、協力会社からお借りしたものをただ漫然と展示するのではなく、どうすればファンの皆さんの心に感動を生み出せるのかを考え抜くことができたのは良い経験になりました。 -
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お客さまはもちろん
作り手にも感動を届けたいQ.そのほか、印象に残っている仕事があれば教えてください。
「SHIKAKU」ではその後も、さまざまなコンテンツとコラボレーションしてきたのですが、中でも特に印象深いのが2025年4月に行われたガールズグループのデビュー記念イベントです。これは私たちのチームがゼロから作りあげた初めてのイベントで、本当に何もないところからソニーストアとして彼女たちのデビューに何か貢献できないかと考え、先方に企画を持ち込みました。イベントでは楽曲試聴や大画面でのMV再生に加え、ファンがアーティストへの手書きメッセージを贈れるようにするというアイデアを提案して実現しています。後日、これを大きなパネルに貼り込み、ご本人たちにご覧いただいたのですが、ものすごく喜んでいただけたんですよ。パネルの前で真剣にメッセージを読み込んでいる皆さんの姿を見て、ファンの想いを届けられたことに大きな充実感を得られました。
これら「SHIKAKU」で行われた一連の取り組みを通じて、初めてソニーストアに来店した方々が、ソニーのファンになって継続的に来店してくださったり、実際に商品を購入したりといったサイクルが生まれたことも大きな成果だと感じています。 -
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いつかもっと大きな枠で
熱狂と感動を生み出してみせるQ.これからの目標は?
現在の業務にはとても満足しており、今後もユーザーとのコミュニケーション、特にカスタマーマーケティングの領域にはさらに力を入れていきたいと考えています。その上で長期的な展望としては、イベントの企画・運営に留まらず、より大きな、ソニーグループ全体のコーポレート戦略を策定するような仕事を手がけていきたいという気持ちも生まれています。より大きな熱狂や感動を生み出していきたいな、と。 -
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ミーハーなくらいで
ちょうどいい?Q.働き方、ワークスタイルへのこだわりを聞かせてください。
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常にアンテナを高くし、今、何が流行っているのか、これから何が来るのかをいち早く押さえられるよう心がけています。とりわけ「人に聞く」ことを重視しており、友人やエンタメ業界関係者が、今、何に興味を持っているのか、何にハマっているかなどを積極的にリサーチしています。この際、意識しているのが「否定しない」こと。先入観を持たず、ミーハーと言われるくらいいろいろなことに興味を持ち、さまざまな人から多様な声を集めることが大切です。