INTERVIEW インタビュー

BOOM BOOM SATELLITES meets SRS-X55BOOM BOOM SATELLITES meets SRS-X55
BOOM BOOM SATELLITES meets “SRS-X55”
‘90年代から国内のみならず、海外でも絶大な人気を誇るロック・ユニット、BOOM BOOM SATELLITESが、2015年2月4日(水)に2年ぶりのニュー・アルバム『SHINE LIKE A BILLION SUNS』をリリース。BOOM BOOM SATELLITESの中野雅之氏(写真左)、川島道行氏(写真右)に、できあがったばかりの新作の音源を「SRS-X55」で試聴してもらい、音へのこだわりやスピーカーに求めるもの、そしてニュー・アルバムに込めた思いについてじっくり話を聞いた。

「SRS-X55」は、「音楽を“楽しめる”スピーカー」(川島)「締まりがある低音とバランス感が心地いい」(中野)

──ニュー・アルバムにも収録されている楽曲『SHINE』を「SRS-X55」で試聴していただきましたが、「SRS-X55」の印象はいかがですか?

中野高域の出方にスピード感があるし、低域もタイトで量感がある。オーディオ製品の中でも一般のユーザーに受け入れられやすい、ほど良いエンターテイメント性があり、スマートフォンとワイヤレスで手軽に高音質を楽しむには最適なスピーカーだと思います。

──パッシブラジエーターとサブウーファーを中心に小型ボディながら力強い低音の響きが「SRS-X55」の特長となります。試聴いただき、低音の再現能力・表現力はいかがでしたか?

中野バランスがちょうどいいんじゃないかと思いますね。低音もしっかり出ますし。

川島でも、そんなに出すぎてはいない、締まりのあるサウンドですね。音量をかなり上げても音が崩れないし、仕事で“聴きこむ”のとは違い、音楽を“楽しむ”にはすごくいい製品だなと思います。あと、僕らはとにかく移動が多いので、持ち運びに便利なサイズ感も魅力的ですね。

中野ツアー先のホテルに着いて、ノートパソコンを開いてヘッドホンで音楽を聴くかわりに、このスピーカーを使ってみたい。

川島デザイン的にも、スーツケースに入れることを考えると、こういうシンプルで四角い形っていうのが大事。インターネットラジオを聴くときにも使えそうだなと思います。

──お二人はこういった小型のワイヤレススピーカーをお持ちですか?

中野デスクトップ型の[有線の]スピーカーを数種類持っています。ただ僕は音を作るという仕事柄、スタジオ用のモニタースピーカーを長年にわたって買いそろえているんです。普段音楽を聴きこむときはそのモニタースピーカーを使うのが定番になっているので、小型スピーカーは色んな場所に置いて、もっと気軽に音楽を楽しむために使う感じですね。

──スピーカーを選ぶときのこだわりはありますか?

中野僕たちが中学生くらいのときから低音重視のスピーカーが増えたような気がするんですよ。低音を引き出す方法はいろいろあるけど、結局はスピーカーが振動したものではない音を付加して音の定位を悪くするという悪しき傾向があるように感じていて、そうすると歌は引っ込んで聞こえるし、コードもわからなくなるし、リズムのキレもなくなる。だから僕らは音楽の作り手として、キレのいい低音をきれいに鳴らしてくれるスピーカーを作ってほしいなと常々思っています。

川島個人的には、低音だけがドーンと大きく出て、もっさりとした音になるスピーカーは苦手ですね。だから、このSRS-X55くらい締まりがある低音とバランス感だと心地いい。

「スピーカーで音楽を流す時間っていうのは贅沢だなと思う」(中野)

──ちなみに普段、ヘッドホンよりもスピーカーで聴きたいと思われることが多いのでしょうか?

中野やはりスピーカーで聴くとリラックスできますよね。ヘッドホンも仕事で必要なので、どうしても仕事目線で選んだものが多いんです。だからホテルにチェックインしてすぐにヘッドホンは疲れちゃうし、かといってノートパソコンのスピーカーで音楽を楽しむというのは僕としては(音質の面で)ムリなので、そういうときにスピーカーで音楽を流す時間っていうのは贅沢だなと思います。こういう(「SRS-X55」のような)サイズのスピーカーで聴くと、音の帯域全体がより見えてくるものだと思うし。

──機能的な面では、この「SRS-X55」はBluetooth®接続によりスマートフォンで再生可能な音をワイヤレスで楽しむことができます。またAndroidスマートフォンであれば、NFC機能を利用してワンタッチでスマートフォンと「SRS-X55」を接続できます

中野それはいいですね。接続が大変だとなかなか楽しめないですから。実は最近、川島君がWi-Fi連動の体重計を買ったんだけど、いまだに接続できていないらしくて(笑)。

川島新しい機能をもった新製品が大好きなんですけど、接続とかは得意じゃないんですよ(笑)。

中野タッチするだけだから、これなら接続できるんじゃない?

* ワンタッチ接続(NFC)機能を利用するにはNFC対応スマートフォン、または一部のおサイフケータイ®対応のAndroidスマートフォンが必要です

深い溝を身近に感じる日常から、逆に目線をあげることで“空”や“太陽”のような表現が出てきた(川島)

──ではここから、ニュー・アルバム『SHINE LIKE A BILLION SUNS』についてお聞きしたいと思います。2年ぶりの新作となりますが、制作を始めるときにテーマやコンセプトなどはあったのでしょうか。

中野いや、まったくなかったです。川島君が2012年のはじめに脳腫瘍の手術をして、その後はまず音楽制作ができるかどうか、確認しながらの作業だったので。あまり深く考えず、歌ってみるとか弾いてみるとか、自由に思いつくままにやるような感じでした。

──川島さんの体調面でも決してラクな制作ではなかったと思います。でも、冒頭の「SHINE」からまぶしい光が差し込むような、あたたかさと力強さを感じました。

中野それは僕たちが求めているもの、願望ですよね。川島くんの生命がどうなるのかもわからない状況で、これが最後かもしれないとか、アルバムを最後まで作りきれるのかっていうさまざまな不安が根深くあったけど、そこで暗く重い音楽を作りたいとは思わなかった。

川島この世には人が見てはいけない深い溝があって、それを見たら吸い込まれて抜け出せなくなってしまう気がするんです。僕は病気のこともあり、その深い溝を身近に感じる日常を過ごしていたので、そこで逆に目線をあげることで“空”や“太陽”のような表現が出てきたんだと思います。

中野そうやって曲をいくつか作っている途中で、“花”という今作のモチーフが生まれてきました。花というのはその姿形に生殖器をはじめとするさまざまな機能を持っていて、比較的短い時間に生まれて死んでいく姿を人に見せてくれる。そこには儚さや美しさ、力強さなど、いろんな摂理を見いだすことができると思うんです。その生命のありようをアートフォームとして描ききりたいという思いがありました。

──確かに、どの曲も命のきらめきを謳っているように感じます。このアルバムを作り終えた今、どんな未来を思い描いていますか。

川島まだ見えない部分も多いですけど、それは自分が切り拓いていくものなので。まずはこのアルバムをみんなに聴いてもらって、ツアーで体験してほしいですね。僕の人生はこのバンドが半分以上を占めていますし、この先も自分たちがいるということを音楽で証明して、聴いてくれる人たちに報告していきたいと思います。それが僕の生きてきた理由、自分たちの使命だと思っています。

中野僕らの音楽を聴いてくれる人に何を与えられるのか、ということは常に考えていて、「創りたいものを創って終わり」ではなく、受け手の気持ちというものを大事にしているつもりなんです。100人いれば100通りの感じ方があると思うので少しでも多くの人に聴いてもらいたいし、そんな僕らの想いも合わせて聴いてもらいたいですね。

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BOOM BOOM SATELLITES

1997年ヨーロッパでブレイクした中野雅之、川島道行からなるロックバンド。
エレクトロニックとロックの要素を取り入れながら新しい未知の音楽を創造し続ける日本屈指のクリエイターである。
ヨーロッパR&Sよりリリースされた12インチシングルをきっかけに、ヨーロッパの音楽誌「Melody Maker」は<ケミカル・ブラザーズ、プロディジー以来の衝撃!>と報じ、数々のヨーロッパ大型ロックフェスティバル、海外ツアーを敢行し多くのメディアに大絶賛される。
国内でもフェスティバルでも数々のヘッドライナーを務め、オーディエンスに衝撃を残し国内外でライブバンドとして高い評価を受けている。
デビューから現在に至るまでクリエイター、映画監督、アーティストからの絶大なる人気を誇り、楽曲提供やリミックスのオファーが絶えない世代を超えた不動の魅力を持ち合わせたアーティストである。

RELEASE INFORMATIONRELEASE INFORMATION

SHINE LIKE A BILLION SUNS / BOOM BOOM SATELLITES

最高作品と称された『EMBRACE』から2年、力強い希望に向かって
走り続けてるブンブンサテライツのニューアルバム、ついに発売!
■ レーベル : Sony Music Labels Inc.
■ 配信開始日 : 2014年2月4日
■ 収録曲数 : 全11曲
■ 販売データ :
  ハイレゾ | FLAC | 48kHz/24bit
  ミュージック | AAC-LC 320kbps